無線ブログ集
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        JHGのブログ
    (2024/7/3 7:06:06)
  
        TS-811 エンコーダープランジャー不良
        (2024/3/9 18:03:41)
    
  
         TS-811 周波数エンコーダープランジャー不良のためお預かりしました。
 
 
CH.Qボタンにより、周波数エンコーダーのスルーとステップ動作を切り替えていますが、停止しないで何回もガチャガチャして止まりません。
 
 
  CH.Qボタンにチャタリングがあるかも知れません。
 
 
ボタンユニットを取り外し。
 
  分解します。
 
 
1枚のシートになっていました。
 
  CH.Qボタンの場所です。
 
 
カッターにてフィルムを剥がしてゆきます。
 
全部剥がすと接着がズレてしまうため、必要なところのみにしました。
 
 
 
フィルムの下、ボタン金具を外します。
  接点が見えます。
 
 
 
酸化膜があります。
 
 
フィルムを剥がした場所、今回はこの一角のみ接点を洗浄します。
 
 
研磨剤、サンエーパールで酸化膜を研磨します。
 
 
突起しているところを研磨。
 
 
緑色ソルダーレジストにてフィルムを貼ります。
  ボタンのメンテ終了です。
 
 
 
エンコーダーのスルーとステップの動作はプランジャーリレーにて切り替えています。
 
プランジャーリレーは、センサー、スイッチング(Q14)、バッファ(Q12・Q13)などで制御されています。
 
 
  サービスマニュアルには信号経路の方向が記載されています。
 
プランジャーのおかしな動作、チャタリングのようになる原因は多岐に渡ります。
 
 
  エンコーダー機構を取り外し。
 
  プランジャーセンサー。
 
  センサー等、ハンダ不良を点検。
  再ハンダしました。
 
 
プランジャーセンサーを取り外しのため、スリット板を外します。
 
 
センサースイッチの取り付けネジはスリット板の奥にあります。
 
 
プランジャーセンサー外れました。
 
 
  スイッチ分解。
 
接点が酸化しています。
 
 
  接点を研磨しました。
 
 
ポリコールを塗布して組み立て。
 
 
スルー、ステップ切り替え機械式機構を洗浄しました。
 
  プランジャースイッチング制御。
  Q12、Q13、Q14
 
 
  Q12、Q13、Q14
 
  Q12、Q13
 
 
Q14
 
  基板取り外し。
 
 
Q12、Q13、Q14 再ハンダ強化。
 
  Q14 関係周辺の電解コンデンサーを交換しました。
 
  CH.Q ボタンの動作OKです。
 
 
Sメーター照明をLED化しました。
 
  Sメーター点灯確認しました。
 
 
測定と調整。
  周波数。
 
 
  出力 10W
 
 
スプリアス良好。
 
  受信感度。
  ー124,0dBm (SINAD)
 
 
 
ー12dB SINAD を指示。
  GO判定です。
 
 
 
受信感度スペックシール添付。
 
  直線を基調にしたデザインにて格好良い無線機です。
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