ホーム >> 無線ブログ集 >> TS-811 エンコーダープランジャー不良

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link JHGのブログ JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)

feed TS-811 エンコーダープランジャー不良 (2024/3/9 18:03:41)
TS-811 周波数エンコーダープランジャー不良のためお預かりしました。


IMGP5517

CH.Qボタンにより、周波数エンコーダーのスルーとステップ動作を切り替えていますが、停止しないで何回もガチャガチャして止まりません。

IMGP5521

CH.Qボタンにチャタリングがあるかも知れません。


IMGP5522

ボタンユニットを取り外し。


IMGP5523

分解します。


IMGP5524

1枚のシートになっていました。


IMGP5525

CH.Qボタンの場所です。


IMGP5526

カッターにてフィルムを剥がしてゆきます。

全部剥がすと接着がズレてしまうため、必要なところのみにしました。

IMGP5527

フィルムの下、ボタン金具を外します。

接点が見えます。

IMGP5528

酸化膜があります。


IMGP5529

フィルムを剥がした場所、今回はこの一角のみ接点を洗浄します。


IMGP5530

研磨剤、サンエーパールで酸化膜を研磨します。


IMGP5531

突起しているところを研磨。


IMGP5532

緑色ソルダーレジストにてフィルムを貼ります。

ボタンのメンテ終了です。

IMGP5533

エンコーダーのスルーとステップの動作はプランジャーリレーにて切り替えています。

プランジャーリレーは、センサー、スイッチング(Q14)、バッファ(Q12・Q13)などで制御されています。

2024-03-09 16-24-09

サービスマニュアルには信号経路の方向が記載されています。

プランジャーのおかしな動作、チャタリングのようになる原因は多岐に渡ります。
2024-03-09 16-25-39

エンコーダー機構を取り外し。


IMGP5534

プランジャーセンサー。


IMGP5535

センサー等、ハンダ不良を点検。

再ハンダしました。

IMGP5536

プランジャーセンサーを取り外しのため、スリット板を外します。


IMGP5537

センサースイッチの取り付けネジはスリット板の奥にあります。


IMGP5538

プランジャーセンサー外れました。


IMGP5539


IMGP5540

スイッチ分解。

接点が酸化しています。

IMGP5541

接点を研磨しました。


IMGP5542

ポリコールを塗布して組み立て。


IMGP5543

スルー、ステップ切り替え機械式機構を洗浄しました。


IMGP5544

プランジャースイッチング制御。

Q12、Q13、Q14

2024-03-09 16-29-58

Q12、Q13、Q14


2024-03-09 16-30-46

Q12、Q13


IMGP5547

Q14


IMGP5548

基板取り外し。


IMGP5545

Q12、Q13、Q14 再ハンダ強化。


IMGP5546

Q14 関係周辺の電解コンデンサーを交換しました。


IMGP5549


IMGP5556

CH.Q ボタンの動作OKです。


IMGP5550

Sメーター照明をLED化しました。


IMGP5551

Sメーター点灯確認しました。


IMGP5552

測定と調整。

周波数。

IMGP5555

出力 10W


IMGP5553

スプリアス良好。


IMGP5554

受信感度。

ー124,0dBm (SINAD)

IMGP5558

ー12dB SINAD を指示。

GO判定です。

IMGP5557

受信感度スペックシール添付。


IMGP5559

直線を基調にしたデザインにて格好良い無線機です。


IMGP5560


execution time : 0.021 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
170 人のユーザが現在オンラインです。 (58 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 170

もっと...