無線ブログ集
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【ご報告】オンライン活動報告・意見交換会(3/17) (2024/3/16 23:59:00)
予告しておりましたとおり、 3月16日夜、Zoom上 で 「オンライン活動報告・意見交換会」 を開催致しました。
第1部 活動報告・JARLの近況
JA5SUD森田会長に交代して、「やらせてもらえる」組織になった=「一部の人のJARL」から「みんなのJARL」に変わりました。その具体例として、澤田実行委員長によるハムフェアの改革、2つの委員会の新設、森田会長の激務、私の参与としての活動、 JARL/JARD/JAIA/CQ出版のトップ会議=「アマチュア無線継続的発展会議(SD会議)」 等のお話をしました。
聴衆の皆様からは、SD会議に対する強い期待の声を頂きました。
第2部 未来志向のご提案(組織)
JARLにおいて物事がなかなか進まないのは、特に本部に「人手が足りない」という問題意識から始めて、 地方組織の活性化(と省力化)のためのアイデア、また本部組織の強化策 を、社員、理事、委員会に分けてお話ししました。
主な質疑応答を記録しておきます。
- 若い方が立候補しようとしても「正員3年」の在籍要件がネックになっている。
⇒山内:確かに。なお、全国社員の中に「10代選挙区」「20代選挙区」等の年代別選挙区を設けるのはどうかと考えている。
- 理事に対し、法制度に関する研修は?
⇒山内:やってないと思う。必要と考える。
- 選挙権・被選挙権を家族会員にも
⇒山内:賛成。
- 事務局は委員会に必ず参加しなくてもよいと思う。
⇒山内:同感。委員会が議事録を作る等、自立すべき。事務局がボトルネックになってしまうのは極力避けたい。
- 「地方本部長」と「理事」の切り離し、「支部長」と「社員」の切り離しには賛成。
⇒山内:ありがとうございます。
- 役職者の年齢制限・重任制限は?
⇒山内:JARLが一般社団法人になった当初はどちらもあった。どちらも必要だと思う。
- 1票の格差は?
⇒山内:難問だが検討したい。全国社員は格差緩和策になる。
第3部 「JARLアプリ」案
JARLに関するニュース、電子ログ・アップロード機能等々を持つアプリを、「JARLアプリ」として開発するのはどうか、との構想をご提案しました。
質疑応答では、システム開発に詳しい方々から「これを業者にやらせようとすると高いし、ボランティアだと時間がかかる」と、私のアイデアは火だるまに・・・(苦笑)。他方で、後で拡張すれば良い、できるところからリリースすれば良いとのご意見もいただきました。
また別の角度から、ソフトウェア制作の基盤となる各種テキストデータ(JCC/JCGリスト、コンテスト結果、JARL会員リスト等々)を提供してほしいとのご意見も頂きました。データの提供については、私も、各種規約の公開が必要と思っており、前向きに検討したいと思います。JARL Webの全面改修も必要でしょうね。
続いて議論はビューローの遅延問題に移りました。昨年、森田執行部が意を決して発出された 紙カード「発行枚数見直し」の呼びかけ の結果、実際にビューローに送られてくるカードの枚数は減少したとの情報が寄せられました(公表を検討したいと思います。)。
QSLカードについては皆さんそれぞれのポリシー、考え、思いをお持ちです。若い方が紙による事務処理に抵抗を持っていることは事実ですが、年賀状を廃止される方が増えている昨今、既存アマチュアの皆様も、どのくらい紙カードが必要と思われているのかも検証が必要でしょう。
私も紙カードをなくせなどとは、さらさら思っていません。むしろ、ビューローを維持するためにはどうしたらよいかを、主にコストの面から検討したいと思っています。聴衆の方からは、 会員から信任を得られた理事の方々が、自信を持って英断してほしい 、との応援も頂きました。
以上、たくさんの方にご参加頂き、議論も尽きないところでしたが、23時過ぎに散会致しました。とても有意義な時間でしたので、またこのような機会を設けたいと思います。ご参加頂きました皆様、また、この記事を読んでくださった皆様、ありがとうございました。
今回の選挙は、 ようやくJARLが前向きに進み始めた「森田体制」をこのまま維持するか、これを信任するかどうかが争点の選挙です。 私は引き続き、JARLとアマチュア無線を巡るさまざまな課題に、誠実に取り組んで参りたいと思います。ご支援をよろしくお願い申し上げます。
(2024-03-17 記)