無線ブログ集
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石舞台―開山堂―南風蕃山 3/17 (2024/3/17 20:49:12)
蕃山山中でまだ訪ねたことのなかった「石舞台」、松倉コースから少し離れたところにあるようです。前回、松倉登山口の様子もわかったことから、ネットにあった地図を頼りに行ってみることにしました。
松倉・盲導犬訓練センター前バス停で下車、松倉登山口から100mほど進み、右の分岐へ入ると、松倉沢。渡渉してすぐ松倉コース入り口となりますが、地図によると石舞台へはここを過ぎてそのまま直進するようです。
松倉登山口
松倉沢
石舞台へ
しっかりした踏み跡がついており安心して登っていくと、急に怪しくなって道を失ったかと思ったものの、適当に5分ほど登った先に「石舞台」がありました。手作り標識によると標高258m。大きな岩場なのかと考えていたのですが、石の露出した尾根の突端という感じで、どこにでもある里山の小ピーク、期待したほどの開放感はなく、ちょっと名前負けかな? といったところです。
石舞台 ↑ ↓
石舞台から北に細道が続いていました。いったん下って登り返すあたりで左折し、斜面をトラバース。赤布なし、左折するところがわかりにくく、踏み跡もほとんどなくなってしまい、カンに頼るしかありません。
斜面をトラバース
松倉コース合流点
しばらく斜面歩きが続いた後、松倉コースのしっかりした道に無事合流。合流点にも赤布や標識はないので、こちら側から石舞台に下るのも手ごわそうな気がします。
松倉コース
雑木林の中を登ってしばらく進むと急に視界が開け、開山堂の一角に到着。マンサクの咲く山頂、大年寺山のテレビ塔や仙台市街地南部が遠く望まれ、樹間にこれから行く南風蕃山とそれに続く尾根が見えてきました。
開山堂
開山堂より
開山堂付近より南風蕃山を望む
開山堂を後に4つコブをアップダウンし53番鉄塔を経て巡視路に入り52番鉄塔へ。ここから尾根に出て、展望地に寄ってみました。
53番鉄塔
52番鉄塔への巡視路 ↑ ↓
展望地へ
今日は快晴、雁戸山、大東岳、三峰山、泉ヶ岳、等々一望でした。山中、ここに勝る展望地は他になく、ここで無線運用とも思うのですが、高圧線からのノイズ、パルス、影響テキメンで無線不可。なかなかうまくいきません。
展望地より 雁戸山(左) 大東岳(右)
後白髭山、三峰山、泉ヶ岳
展望地を後に、51番鉄塔を経由し南風蕃山に到着。
南風蕃山山頂
樹木に囲まれ、ロケ的に良いわけではないものの、今回もここで無線運用としました。145MHzにて福島市、名取市、涌谷町の3局に交信いただき、後が続かず、いったんCL。この山頂で人に出会ったことはこれまでなかったのですが、今日は二組に会いました。いづれも西風蕃山方向から歩いてきたようです。1組はWコースへ、もう一組は往路を引き返していきました。
再び一人になったところで、D-starレピーターにてJP7IEL局と連絡をとり430MHzシンプレックスへ。VUデュアル(145MHz2エレ、430MHz3エレ)と以前作って使わずじまいだった5エレ八木との比較実験をしてみました。結果は送受信とも特段の違いは感じられず、ちょっと期待外れでしたが、逆にVUデュアルはオープンスリーブ方式にしては悪くないのでは? と少し見直しました。
430MHz 5エレ八木
下山はSコース。前回、登りに使ったものの、夢中で登ったので不確かなところもあり、確認しながら辿ってみました。Eコースと違い、こちらは道形、踏み跡はほとんどありません。赤布も山頂付近と入り口付近のみ。ただ、尾根の縁にそって一直線に下るだけなので単純ではあり、特に不安なく下っていきました。雑木から杉林に変わると赤布があり、見覚えのある旧作業道に出ることができました。
Sルートを下る ↑ ↓
旧作業道
南風蕃山方向を振り返る
下山口付近
松倉バス停より 紅梅が満開でした
南風蕃山のルートが新たに拓かれたことで、周回の自由度が高まり、蕃山歩きの愉しさも格段に増したように思います。里山の例にもれず、至る所に枝道や獣道があって、それがどこに続いているのか、あるいは行き止まりなのか、突然消えてしまうのか、そして思わぬ風景に出会ったりもする、辿ってみてはじめてわかる面白さ、道はどれほど辿っても尽きることがなく、たとえ迷ったとしても人家は近いので知れています。下草のないこの時期、あと半月ほどは蕃山散策、愉しめそうです。