無線ブログ集
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先週のアクセスランキング1位は、無線従事者国家試験を実施している公益財団法人 日本無線協会が、現在は年3回(4月・8月・12月)行っている第一級アマチュア無線技士(1アマ)および第二級アマチュア無線技士(2アマ)の国家試験を、2025年度(令和7年度)から実施月と実施回数を見直し、年2回(5月・11月)の実施に変更することを発表した4月3日のニュースに注目が集まった。上級ハムの国家試験を年2回実施にするのは28年ぶり。背景には1アマ・2アマ試験の受験者数の減少(2012年度と2022年度の受験者数を比較すると1アマは58%、2アマは48%に減っている)のほか、全国11か所で同時に試験を実施する日本無線協会のスタッフ不足もあると見られている。
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日本無線協会の発表より
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東京都中央区晴海の江間忠ビルにある、日本無線協会の本部。3階に試験場がある
続く2位は4月4日に掲載したJARL(一般社団法人 日本アマチュア無線連盟)の会員サービスである「QSLカード転送サービス」の遅延問題に関するニュース。ここ数年、会員からJARLのQSLビューロー(島根県)に送られてくる転送用QSLカードの枚数が激増し、相手局へ転送されるまで1年近くかかる状況となったため、JARLは昨年11月に会員へ「発行枚数見直し」の協力を呼びかけていたが、その結果「QSLカード転送遅延が改善しつつある」として、このほど公式サイトのJARL Webで現状報告を行い、引き続き理解と協力を呼びかけたという内容だ。
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島根県出雲市のJARL QSLビューローの転送作業風景(JARL Webより)
3位は、アルインコ株式会社が広帯域受信機(デジタルマルチモードレシーバー)「DJ-X100」のユーザーへ無償提供している位置情報表示フリーソフト「DJ-X100ポジションビュワー」に動作不良が発生し、地図表示が出ず使用不能になっていることを告知したという4月3日のニュース。同社によるとこの不具合は、ソフトが利用している国土地理院の地図サーバーに起因するもので、「何分、無償の地図サービスですから弊社としても静観するしかありません。状況が改善するのをお待ちくださいますようお願い申し上げます」と理解を呼び掛けている。
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アルインコの告知
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アルインコの「DJ-X100ポジションビュワー」サンプル
4位は、4月2日に掲載した『<65次隊アマチュア無線係による運用情報届く>南極昭和基地「8J1RL」、「こどもの日特別運用」に向けてブリザードで破損した八木アンテナを復旧作業中』というニュース。2023年12月20日に昭和基地に到着した第65次南極地域観測隊のアマチュア無線係による、南極昭和基地のJARL局「8J1RL」の運用が2024年2月1日から始まったことをJARL Webが報じたが、現状ではまだ余暇の時間がほぼ取れず、運用があまり行われていない状況を紹介するとともに、3月24日に行った点検で八木アンテナの破損が見つかり、5月の「こどもの日特別運用」に向けて復旧作業を優先で行うため、しばらくは運用を休止することを伝えている。
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(JARL Web「南極基地 8J1RL」から)
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)【速報】日本無線協会、2025年度から第一級および第二級アマチュア無線技士の国家試験を「年2回(5月・11月)」に削減
2)<「引き続き “発行枚数見直し” にご協力を」と呼び掛け>JARLが「QSLカード転送遅延が改善しつつある」と会員へ現状報告
3)<“弊社としても静観するしかありません”>アルインコ、「DJ-X100ポジションビュワーソフト」の動作不良を告知
4)<65次隊アマチュア無線係による運用情報届く>南極昭和基地「8J1RL」、「こどもの日特別運用」に向けてブリザードで破損した八木アンテナを復旧作業中
5)アイコム、D-STAR機のレピータリストとメモリーデータを更新、新バージョン名は「240330」
6)<全国1都3県の4か所で開催>八重洲無線、2024年4月に行うイベントスケジュールを発表
7)大阪府藤井寺市のD-STARレピータ「JP3YFE」廃止
8)<リニアアンプVL-1000 / VP-1000が “サポートに問い合わせ” 扱いに>八重洲無線、5年9か月ぶりに「主な保守対応中のアマチュア無線製品」リストを更新
9)<調査した41機種、そのまま使うと電波法違反状態>総務省、著しく微弱な電波の許容値測定「令和5年度無線設備試買テスト中間結果報告(第3次)」を公表
10)<新連載「Masacoのイベントレポート」>「月刊FBニュース」2024年4月1日号きょう公開)
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