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中華パチモン2N5109プリアンプの改造 (2024/4/13 8:56:16)
まずは、NHK第一の深夜放送の件ですが。
シールドループのヌルに入ったのと、AGCの設定が悪かったようです。
明朝にでもトライしたいと思います。
―・・・―
さて、2~3年前に買った、2N5109を名乗る中華パチモンのプリアンプ。
HFハイバンドはそれなりですが、LF/MFは使い物になりません。
低いバンドも必要になったので、手直ししてみました。
実はこのアンプは、QRO.czを完コピした模倣品でした。
前後しますが、NanoVNAで見た低域の特性です。
何れも出力側に30dBのATTが入っています。
やはり、約150kHzから下はアッテネータになっていました。
手を付けるとすると
トランジスタ:2N5109である筈がありません。が、本家のほうもちょっと怪しいので、とりあえずはスルー。
コア:FT50-75の筈ですが、見た感じでは一回り小さく、質感もスカスカです。
外観
容量を計ったら7.3uHだったので、FT37-61に近いようです。
意外にハイバンドが良いのは、そのせいかも知れません。
これは、BN73-2402のめがねコアに、バイファイラ5回巻きにしてみました。容量は約100uHでした。
トランス交換後
だいぶ良くなりましたが、もう少し下へ伸ばしたいですね。
カップリングやバイパスのコンデンサが、ローバンド用には容量が足らないようです。
C1とC25に、秋月電子通商のメタライズドポリエステルフィルムコンデンサ 0.1uFを
C19には、セラミックの2.2uFをそれぞれ抱かせてみました。
茶色が追加後
トランジスタの素性が分からないので、こんなところでしょうか?
100MHzまで拡大してみました。
ハイバンドのゲインが2~3dB落ちたようです。
電圧の低下も影響したようです。
実は、本家も安定化はしていないのですが、13.8Vでは熱っちっちになるのと、別のプリアンプで18Vを使っているので、うっかり差し間違えると昇天させてしまいます。
10Vの三端子レギュレータとタンタルコンデンサを追加しました。
裏側はこんな感じになりました
改造後の様子
しばらく様子を見ようと思います。
PS.
お勧めはしませんが、5割方値上がりしたものの、今もアリエクスプレスで売っているようです。