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アンテナアナライザー使用上の注意事項 (2024/4/18 6:36:50)
先日、アンテナアナライザーが動作しないということで修理品を受け取りました。調べたところ、ブリッジの抵抗が焼損しており(下の写真の青囲み部分)、アンテナ入力から大きなRF信号が印加されたことであることが判明しました。
この方は、測定中に別アンテナからFT8で100Wで交信を続けていたそうです。さすがにトランシーバーの出力をアンテナアナライザーに接続する人はいないと思いますが、近くのアンテナから送信することでこの部分が焼損する可能性はありますのでご注意願います。
例えば、同じタワーに7メガのダイポールと21の3エレ程度が上がっているとしましょう。アンテナ同志の結合度は距離とアンテナ利得(同軸ケーブルの損失含む)によって異なりますが、これを20dB程度(十分可能性のある値)としてみましょう。そして21のアンテナを被測定アンテナとしてアンテナアナライザーに接続しているときに、7のダイポールで100W程度を発射した場合は1Wの電力がアンテナアナライザーのブリッジに入力されます。これはアンテナアナライザーの電源がOFFの状態でも関係ありません。ブリッジの抵抗は1/8W程度ですのでたった1Wでも十分焼損する可能性があります。
また、お友達と同じ場所で移動することもあると思います。たとえ送信周波数がアナライザーの被測定周波数と異なっていてもアナライザーは広帯域ですので関係ありません。自分のHFアンテナを調整中に近くのアンテナからお友達がVHFで50Wとかで送信されても壊れる可能性もあります。
なお、本件は取扱説明書には以下のように記載されています。
この方は、測定中に別アンテナからFT8で100Wで交信を続けていたそうです。さすがにトランシーバーの出力をアンテナアナライザーに接続する人はいないと思いますが、近くのアンテナから送信することでこの部分が焼損する可能性はありますのでご注意願います。
例えば、同じタワーに7メガのダイポールと21の3エレ程度が上がっているとしましょう。アンテナ同志の結合度は距離とアンテナ利得(同軸ケーブルの損失含む)によって異なりますが、これを20dB程度(十分可能性のある値)としてみましょう。そして21のアンテナを被測定アンテナとしてアンテナアナライザーに接続しているときに、7のダイポールで100W程度を発射した場合は1Wの電力がアンテナアナライザーのブリッジに入力されます。これはアンテナアナライザーの電源がOFFの状態でも関係ありません。ブリッジの抵抗は1/8W程度ですのでたった1Wでも十分焼損する可能性があります。
また、お友達と同じ場所で移動することもあると思います。たとえ送信周波数がアナライザーの被測定周波数と異なっていてもアナライザーは広帯域ですので関係ありません。自分のHFアンテナを調整中に近くのアンテナからお友達がVHFで50Wとかで送信されても壊れる可能性もあります。
なお、本件は取扱説明書には以下のように記載されています。
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