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SR-01Xリリース記念実験、その弐 (2024/5/9 21:11:02)
■誰が買うかな…?
SR-01X、皆さんのご意見の大半は「様子見=買わない」様ですが…
まぁ確かに、単なる値上げだけでは買う理由も無いと言われればそれまで。ド正論で反論しようが無いですが、それでもSR-01の中古が高額で出回っているので、それを買うくらいなら、ちょっと足してXを買うのはいかが?
■SR-01は何故飛ぶか?
NTS-115Aに比べると、SR-01は吊るしでも良く飛びます。
ここで簡単な実験をしてみました。
まず、部屋の中でSR-01を送信し、アンテナに流れる高周波電流検出電圧を測定します。
結果は1.226V。
次に全く同じ場所でNTS-115Aを送信。
高周波電流検出電圧は0.628V。高周波電流は電力で2乗比例しますので、無茶苦茶落ちてる事になります。
では同じ場所にSR-01を置き、その上にNTS-115Aを置いてみます。
すると1.059V。跳ね上がりました。
アースで見るとSR-01の筐体サイズがなかなか絶妙な事が分かります。
無駄にデカい訳では無いんですね。
で、今度は外に持ち出し、アルファードのルーフ上に置きます。
今日の場所では、SR-01は1.102V。
NTS-115Aは1.166V。
綺麗な迄に同じです。
要は、
・SR01は置かれている状態で差は出にくい
・NTS115は置かれている状態で差は出やすい、ていうかめっちゃ出る
・SR01の筐体は結構絶妙サイズ
です。
アースを持たない特殊な市民ラジオでは、筐体の形状がかなり寄与する様で、通常はフリンジ効果と呼ばれる横方向の電界寄与度は低いのですが、市民ラジオの場合は大きい様です。
NTS-115Aも高さ2倍になっていたら変わっていた?かもしれません。
ほぉ〜ら、SR01X欲しくなってきました?
※高周波電流に拘るのは、1/4λ短縮ホイップでは、なるべく電流分布を上に持っていきたいのが原則。とは言え、市民ラジオはベースローディングが一般的なので、輻射電力=高周波電流とみなしてほぼ良いと思います。
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