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【米国ハムベンション2024】<速報>アイコム、創業60周年コンセプトモデル「X60」を発表 (2024/5/18 0:00:00)
アイコム株式会社は2024年5月17日 午前9時30分(日本時間:5月17日22時30分)、米国オハイオ州ジーニア市で開幕した世界最大級のアマチュア無線イベント「Hamvention(ハムベンション)2024」の会場で、同社創業60周年を記念するアマチュア無線機のコンセプトモデル「X60」を発表した。今回はX60の主要基板とユニットのみの展示で、スタッフは詳細は明らかにせず『2024年8月に東京で開催する「ハムフェア2024」のアイコムブースを楽しみにして欲しい』という案内のみが行われた。
アイコムブースでスタッフがベールを取り除く瞬間
現地を訪れたアマチュア無線家によると、アイコムのブース前には新機種の発表を待つ大勢のアマチュア無線ファンが待機。現地時間の9時30分にICOM USAのスタッフが黒いベールを取り払うと、「60th Concept Model X60」と書かれた案内プレートと、アクリルケースに収められた「X60」の主要基板とユニット類が現れた。
「60th Concept Model X60」と書かれた案内プレートと、アクリルケースに収められた「X60」の主要基板が現れた
X60の基板の一部。左はフロントパネルに装着するエンコーダー類とメモリーカードスロット、右は「ANT-SW BOARD」
X60の基板とユニットの一部。手前の2つは「DIGISEL UNIT」、奥は「RF BOARD」。どうやら2波受信に対応しているようだ
X60の基板の一部。左奥は「MAIN BOARD」、右奥は「FILTER BOARD」。左手前は「PA BOARD」、右手前は「LOGIC BOARD」。HF機であることは間違いなさそうだ
X60の「CONNECT BOARD」。3つのUSB端子の他にDVI端子を装備
詳しい説明は行われなかったが、展示された基板の内容から、2波同時受信が可能な大型サイズのHF機であることは想像できた。単なるコンセプトモデルだけのためにこれだけの基板を作るとは考えられず、今後何らかの形で「アイコム60周年記念」の新型HF機が登場すると考えられる。
X60がどのような製品として登場するのか、全貌は東京の「ハムフェア2024」で発表されるということなので、楽しみに待つことにしたい。
●関連リンク:
・hamvention2024 公式サイト
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