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link 7L4IOU 7L4IOU (2024/9/8 11:35:38)

feed SDR用中波放送帯阻止フィルター (2024/6/14 8:57:45)

 6mのコンディションが良いですね。

さっぱり飛びませんが、見ているだけでもワクワクします。

が、ボーっと眺めているだけだと間が持たないので。

こんなものを作りながらワッチしていました。

生基板の削り代から、1Cm幅くらいの物を拾い、カッターで銅箔を剥がして、SMAコネクタに合わせた信号線と配線ランド用の線を作りました。

ほんとうなら、CNCでチャチャっと削るところですが、

ノイズ対策のため、シャック内のスイッチングレギュレータは極力封鎖中です。

どうせ暇潰しだし、部品も少ないし・・・ということで、

ボケ防止(になるかな?)も兼ねて、手作業でトライしてみました。

この後は、パターンを切り欠きながら部品を載せていきます。

最初は、入力と出力のコネクタが付いた、ただの中継コネクタ。

1段目を載せると、10uHと1500pF並列共振回路の1.3MHz阻止。

という感じで、信号ラインが通っているので、ステージ毎にNanoVNAで作用を観察・調整しながら組み立てることができました。

この点は物凄く便利でした。

1~3を載せて

BC帯域阻止フィルター状態

この後に、50MHzやFM放送阻止用の減衰極付きLPFを付けます。

悪い癖なのですが、つい、背の低い順にとか、部品の拾いやすさでコンデンサを全部・・・

みたいに載せて、最後に頭を抱えるという事が良くあります。

反省する良い機会になりました。

出来上がり、なんちゃってマルチカップラーに装着した状態です。

出力側が無駄に空いているので、コモンモードチョークでも入れてみますかね?

特性は、ほぼ狙い通りでした。

Elsieのシミュレーション

NanoVNAでの実測値

100k~100MHz

28MHzのロスが多く、SWRも少し高いです。

VHFトラップのトロイダルコアを1ターン減らすと改善しますが、50MHzの通り抜けも増えるので悩ましいところです。安全第一ですかね?

肝心の中波放送帯です。

100k~2MHz

この帯域、630mの475kHzと160mの1830kHzは通したいが、その間にある放送は阻止したい!と、かなり無理があります。

SMDコイルは調整できませんが、各コンデンサの足し引きで周波数は微調できるので、スーパーローカルの放送局がある場合は、ドンピシャで合わせることもできます。ただ、そもそもコイルのQが低いので、あまり変わらないかもしれません。頑張るとすれば、シールドでしょうか?

-50dBとか-60dBを謳った市販品や製作例を見かけますが、オーバーロード回避が目的なので、これで十分だと感じました。

ときどきラジオ放送も聞きますし。hi

―・・・―

6Mですが、E51EMEが良く見えていましたが、QSOには至りませんでした。やはり力不足(正味50Wくらい)かも知れません。

そのうち出来たら良いな~。


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