ホーム >> 無線ブログ集 >> ICB-707 受信音が小さい

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link JHGのブログ JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)

feed ICB-707 受信音が小さい (2024/6/26 14:57:39)
ICB-707 受信音量が小さいとのことでお預かりしました。


IMGP6994

アンテナの固定ネジが硬いとのことで、テンションを調整しました。


IMGP6995

部品、パターン、ハンダ不良を点検。


IMGP6996

チャンネルスイッチの接触不良を予備修理して欲しいとのことです。


IMGP6997

チャンネルスイッチを取外しました。


IMGP6998

リベットがカシメてあり、容易に分解できる構造ではありません。


IMGP6999

カシメた部分の頭を削り落とします。


IMGP7000

分解します。


IMGP7001

接点を洗浄しました。


IMGP7002

頭を飛ばしたリベットはどうしようもないので、切断してしまいます。


IMGP7003

研磨して整えたところへ、センターポンチでガイド穴を開けます。


IMGP7005

ドリルで穴を開けます。

最初に細いドリルで貫通させ、次第に太いドリルに変えて2mmまで穴を拡げます。

IMGP7006

2mmの穴が開いた状態です。


IMGP7007

ネジを通してカシメます。


IMGP7008

何回でも分解整備ができるようになりました。


IMGP7009

電解コンデンサーをオール交換しました。

希望により、455Khz以下と変調に関する場所についてはAF帯域の特性が良いフィルムコンデンサーに交換しました。

コンデンサーの交換により、受信音が小さい件は改善しました。

IMGP7010

チャンネルスイッチ及び、Sメーター照明をLED化しました。


IMGP7011

点灯を確認しました。


IMGP7013

DCジャックに不具合が出る持病の対策です。


IMGP7014

DCジャックが悪いわけではありません。

ジャックのハンダ付けが薄いため亀裂が入って接触不良になってしまうのです。

ハンダ強化しました。

IMGP7015

マイク側のカールコード出口のプラスチックが劣化により割れてしまう、ICB-707の持病とも言えるトラブル。

この無線機にも割れが生じています。

赤線で示した場所。

IMGP7023

プラリペアで補強しました。


IMGP7024

これ以上に割れが進まないようにしました。


IMGP7025

電池ケースの蓋。

ロック部品のツメが割れてしまい蓋が固定できないとのことです。

IMGP7027

残っているツメを切り落としました。


IMGP7028

穴を開けて、精密ネジを通しました。


IMGP7029

ロック部品の補修OKです。


IMGP7030

交換部品です。


IMGP7032

測定と調整。

周波数27,144Mhz

IMGP7020

出力 0,5W


IMGP7017

スプリアスの状態。


IMGP7019

受信感度を最大に調整しました。


IMGP7018

受信感度。

ー123,0dBm

IMGP7016

アンテナローディングコイルを最大に調整。


IMGP7021

セカンドバックに入ってしまうほど小型の無線機です。

メンテナンス完了しました。

IMGP7031


execution time : 0.021 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
146 人のユーザが現在オンラインです。 (42 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 146

もっと...