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FT-101E 点検 (2024/5/23 22:26:17)
FT-101E 点検のためお預かりしました。
内部はキレイな状態です。
送信から点検してゆきます。
ヒータースイッチをON。
終段管に火が入りました。
送信の事前儀式を一通り行います。
球の灯りに心踊りますね。
ギロチンの動作もスムーズで問題ありません。
プレート同調、ローディング調整を済ませます。
送信のための調整も、もう間もなく終わりを迎えます。
IC電流を確認。
最大に近づけます。
事前調整の全てがシンクロする瞬間です。
送信 100W。
今ここで電波を作って送信しているという感じには感動すら覚えます。
スプリアスの状態。
周波数 7,05Mhz
7,05Mhzのときのダイヤル位置です。
ダイヤルの直線性については、上に行くに従いズレてしまうのは仕方がありません。
受信感度。
7,05Mhz AM ー123,0dBm
Sメーター感度。
業界標準のS9値である ー73dBm を受信のとき、
Sメーターの指示9以上です。
問題無く、基本性能は出ています。
FT-101Eモデルは、101らしい形をした最終型の無線機で、これ以降はZ、102へと進化してゆきます。
使用している無線機がワン・ノー(オー)・ワンだと言うだけで世界に通用する有名機。
世界のFT-101です。
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追加記事。
高周波同調回路のトラッキング調整を実施しました。
YAESUのサイトからダウンロードできる取扱説明書に調整方法の記載があります。
同調回路の調整方法は次のとおり。
各BANDについて調整を実施します。
送信と受信について、PRESELECTのズレを調整。
各BANDについて調整しました。
40メーターBANDを調整している状況。
最大感度になるようにトリマーを調整したところ。
各段の同調コイルの連動OKです。
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