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link jl7gmnのblog jl7gmnのblog (2024/7/3 7:06:06)

feed CX-310同軸切り替え機の修理 (2024/6/11 0:31:30)
三種類のアンテナの切り替えで使っていた同軸ケーブル切り替え機が突然、切り替えノブを回してもセンターの位置のバンドから切り替わらないようになってしまいました。1,2,3とノブを回すとカチ、カチ、カチと通常の切り替え時と同じ状態です。内部のノブの突起が折れたのが原因の様です。早速内部を開けて確認しました。
やはり、ノブと同じ緑色のプラスチックがありました。ノブについている突起がセンターの金属板を各端子まで動かして、接続(金属板を挟み接続)させる為の回転金属板の穴の部分に入るノブと一体化していたプラスチックです。
破損プラスチック (1)

■センターしかつながらない原因は突起がないため、回転金属板を回すことができない状態。
ノブは回せますが突起折れて、センターの回転金属板を動かせない状態です。
(センターでつながったままの同軸切り替え機の状態)
CX-310内部1

修理するには、折れたプラスチック突起をくっつけるか、もしくは他の方法を考えるかです。折れたプラスチックは小さいので、いくら瞬間接着剤を使ってつけたとしても、またすぐ折れてしまう可能性が大です。
別の方法を考えることにしました。考えるとはいっても、プラスチックノブの突起の代わりに何かで代用することになります。それでセンターの回転金属板を動かすしかないわけです。まずは、金属で折れないものということで、即、ステンレス棒(ステンレスワイヤーをカットしたもの)を使うことが頭に浮かんだので、他の方法は考えずに即実行です。

■ステンレスワイヤーをカットして準備(ステンレス棒?)
ステンレスピン

プラスチックにドリルで穴をあけ、回転金属板の穴から、プラスチックの穴を合わせて、そこにステンレス棒を入れる算段です。

■ノブに1㎜のドリルで穴開け(少し深めに穴あけしてます。)
CX-310とドリルとステンレスピン

■回転ノブへ開けた穴(拡大)
CX-310内部プラスチック穴開け

ステンレスを入れる穴には、プラスチック用瞬間接着剤を少し垂らして抜けないようにします。

■センターの回転金属板の穴を通してノブにあけた穴へステンレス棒?を刺した拡大写真
CX-310修理加工後

修理が終わったので、裏の蓋をネジで締めてもとに戻します。
実際のアンテナをつなぎ1、2、3とアンテナが切り替わるかを確認しました。
元の状態の同軸切り替え機にこの修理で復帰しました。本来なら、修理で売っているノブを注文して交換ですが、この延命処置でもう少し活躍してもらいましょう!前より丈夫なステンレス棒?です。かなりの延命処置になったかも!?

最近、ムセンに関する物の修理が激増してきた感じがあります。機械のパーツ寿命が重なっている感じです。つい先日のローティターのマストクランパ交換時のローティター交換へと拡大した修理もそうです。
とは言え、ひとまず同軸切り替え機CX-310の修理はできました。めでたしめでたし!
3回路はとても高価な同軸切り替え機ですので、大事に使いたいものです。

つづく?

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