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FX1200-EMOTO-ローティターマストクランプ交換修理 (2024/6/9 0:24:04)
今まで、だましだまし使用していたエモトのFX1200ローティターのマストクランプの交換修理をすることにしました。前準備として、ネットでFX1200に使用可能なマストクランプのアルミダイカストの純正品より丈夫なマストクランプを落札してありました。数年前に購入してからダンボール箱に入れたまま寝かせていました。単純に、開けて、そのまま交換というつもりでいました。ところがマストクランプにユニバーサルカップリング部がついていて、ボルトをモンキースパナで簡単に外せると思っていましたが、これが、固着というか、ボルトがいくら大きなモンキースパナを使っても回すことができません。ここで、時間を要してしまいました。ステンレスのボルトですが、ユニバーサルカップリングにガッチリついてるので、ここは、ボルトをグラインダーで削る方法をとりました。
■ステンレス鉄鋼用オフセット砥石を使ってボルトを削り中
■ボルトを削った状態(ハンマーの尖った部分でボルトを打ちました)少しボルト側が浮いて、ボルトを回すことができるようになりました。
前のユーザーはおそらく20年は使用している代物のようです。
全部のボルトヘッドを削り、ハンマーでポンチ打ちして、ようやくマストクランプをユニバーサルカップリングから外すことができました。ステンレスはユニバーサルカップリングとアルミダイカストとの間で、白く粉を吹いた状態(アルマイトで固着)でした。
■外したステンレスのボルトの状態です。(ここまで白く固着している状態ではボルトは回すことができません)
■ボルトをハンマーで打って、はずした後のアルミのマストクランプのダイカストの穴も、白いアルマイト状態で固着していました。
■丸棒のヤスリで固着したアルマイトを全部削り落としました。全部の取り付け穴を処置しました。
このユニバーサルカップリング取り外し作業に2時間はかかったかと思います。30分で終わる作業で臨んだのですが、この予定は打ち砕かれました。
■マストクランプも少し磨き、交換準備ができました。
この後、マストをローティターから浮かすためにタワーに上りマストベアリングのマスト固定ボルトを緩めて、ステンレスワイヤーとターンバックルとを使い、タワー用足場をマストにつけ準備作業を行いました。タワーにターンバックルをある程度伸ばしておいて引っ掛け、これにタワー用足場に輪っか部分を2か所にひっかけたステンレスワイヤーの中心部をターンバックルにひっかけます。若干タワー用足場はある程度ワイヤーがピンと張るように取り付け位置調整が必要です。ターンバックルはバランスが取れるように2ヶ所、対象に取り付けます。マストを浮かす準備完了しました。
ターンバックルを短くなる方向へそれぞれ交互に回してゆきます。ある程度テンションがかかると回しづらくなってきます。ドライバーをターンバックルに入れてワイヤー側を抑えて、回してゆきます。
マストクランパーとマストが1㎝ぐらい浮いた状態でマストクランパーのボルトを緩めて外します。これも結構道具が必要です。マストクランパーをボルトで固定している箇所は大きなモンキースパナでは回せない箇所があります。回せない箇所は、10㎝弱ぐらいのモンキースパナを用意してこれで緩めます。手間はかかりますが、少しずつ、少しずつ緩めて、取り付けボルトを全部外しました。
と、これで、マストクランプが外すことができたのですが、、ローティターを触ったところ、ローティターを取り付けているユニバーサルカップラー部とローティターを止めるボルトがなんと、ポロっととれて落ちたんです。超ビックリです、いやガックリです。ボルト1本を除き他のボルトがなんとローティターの取り付けネジ穴がバカになってもう使えない状態が判明しました。ローティター交換作業に変更しなければなりませんでした。ガビーン!です。
幸い交換用のローティターはローティターのスマフォでのコントロールプログラムで使用している予備のFX1200がありましたので、急遽交換用として使うことにしました。外したローティターは回転は問題ない状態なので、ひとまず捨てずに、汚れを落としてプログラム用にしようと思います。
ローティター全交換はいいのですが、使っていたボルトのネジ山が削れて使い物になりません。急遽近くのホームセンター2件を駆けずり回り、同じサイズのステンボルトを探し、購入しました。亜鉛どぶ付けのボルト、ナット、ワッシャ類を使いたいところですが、今の時点でのローティター交換では準備できないので、仕方ありません。
ユニバーサルカップラーはそのまま使うため、グラインダーに金属ブラシをつけて磨きました。
タワーは若干、作業場でやりやすい高さに上げておきます。上げた後は安全の為、電源を外します。
ローティターをタワーの取り付け位置まで上げて、タワーの隙間から入れて、ユニバーサルカップラーを載せて、外れないように元通りに抜け止めピンを入れて曲げ、ユニバーサルカップラーが抜けない処理をします。2ヶ所行います。
ローティターがついたので、マストクランプを取り付けます。ここでは、マストが入ってくる側のボルトは上側のマストクランプ金具をUボルト、ナットで仮止め後に取り付けます。マストクランプ取り付けボルトを全部つけてから下側のマストクランプ金具をUボルト、ナットで取り付けます。マストクランプ金具上下を交互にナットを締めて、ローティターマストクランプ部の作業は終了です。一旦タワーから降りて、電源をいれ、最下位置までタワーを下げます。また電源を外します。またタワーに上り、マストベアリングのネジでマストを4か所で固定します。ナットがついてるので、ボルト締め付け後に回らないようにナットで締めて終了です。
マストは上側のベアリング固定とローティターのマストクランプで締めてあり、マスト下端は1㎝弱浮いている状態で固定締め付けされています。
最後にマストを浮かしてたワイヤー、ターンバックル、マストにつけた足場を全部外して、終了です。一つ忘れてました。ローティターのケーブルコネクタをローティターに取り付けて、金具を回して抜けないようにし、テーピング処理を行います。
一部はしょった箇所もあります。外したローティター、壊れたマストクランプを下す作業など。
最後の取り付け後のテストは今日はできません。夕食の準備があります。あした、天気をみて、ローティター動作確認したいところです。タワーへの上り降り、特に準備作業(グラインダーでのボルト削り作業)そしてタワー上のローティターの交換作業で、腕が筋肉痛になっています。
とんだ、マストクランプ交換作業からのローティター交換作業へと拡大でした。天気が穏やかだったので、行いましたが、風がある日はこの作業はできないです。ひとまず、無事にローティター交換作業が完了したので、ほっとしました。Hi!
長い間だましだまし使っているのはだめですね。被害が拡大し、いらぬ作業が増えてしまいます。
開けてみたら、びっくりはもう嫌だ~!疲れる~!
つづく?
■ステンレス鉄鋼用オフセット砥石を使ってボルトを削り中
■ボルトを削った状態(ハンマーの尖った部分でボルトを打ちました)少しボルト側が浮いて、ボルトを回すことができるようになりました。
前のユーザーはおそらく20年は使用している代物のようです。
全部のボルトヘッドを削り、ハンマーでポンチ打ちして、ようやくマストクランプをユニバーサルカップリングから外すことができました。ステンレスはユニバーサルカップリングとアルミダイカストとの間で、白く粉を吹いた状態(アルマイトで固着)でした。
■外したステンレスのボルトの状態です。(ここまで白く固着している状態ではボルトは回すことができません)
■ボルトをハンマーで打って、はずした後のアルミのマストクランプのダイカストの穴も、白いアルマイト状態で固着していました。
■丸棒のヤスリで固着したアルマイトを全部削り落としました。全部の取り付け穴を処置しました。
このユニバーサルカップリング取り外し作業に2時間はかかったかと思います。30分で終わる作業で臨んだのですが、この予定は打ち砕かれました。
■マストクランプも少し磨き、交換準備ができました。
この後、マストをローティターから浮かすためにタワーに上りマストベアリングのマスト固定ボルトを緩めて、ステンレスワイヤーとターンバックルとを使い、タワー用足場をマストにつけ準備作業を行いました。タワーにターンバックルをある程度伸ばしておいて引っ掛け、これにタワー用足場に輪っか部分を2か所にひっかけたステンレスワイヤーの中心部をターンバックルにひっかけます。若干タワー用足場はある程度ワイヤーがピンと張るように取り付け位置調整が必要です。ターンバックルはバランスが取れるように2ヶ所、対象に取り付けます。マストを浮かす準備完了しました。
ターンバックルを短くなる方向へそれぞれ交互に回してゆきます。ある程度テンションがかかると回しづらくなってきます。ドライバーをターンバックルに入れてワイヤー側を抑えて、回してゆきます。
マストクランパーとマストが1㎝ぐらい浮いた状態でマストクランパーのボルトを緩めて外します。これも結構道具が必要です。マストクランパーをボルトで固定している箇所は大きなモンキースパナでは回せない箇所があります。回せない箇所は、10㎝弱ぐらいのモンキースパナを用意してこれで緩めます。手間はかかりますが、少しずつ、少しずつ緩めて、取り付けボルトを全部外しました。
と、これで、マストクランプが外すことができたのですが、、ローティターを触ったところ、ローティターを取り付けているユニバーサルカップラー部とローティターを止めるボルトがなんと、ポロっととれて落ちたんです。超ビックリです、いやガックリです。ボルト1本を除き他のボルトがなんとローティターの取り付けネジ穴がバカになってもう使えない状態が判明しました。ローティター交換作業に変更しなければなりませんでした。ガビーン!です。
幸い交換用のローティターはローティターのスマフォでのコントロールプログラムで使用している予備のFX1200がありましたので、急遽交換用として使うことにしました。外したローティターは回転は問題ない状態なので、ひとまず捨てずに、汚れを落としてプログラム用にしようと思います。
ローティター全交換はいいのですが、使っていたボルトのネジ山が削れて使い物になりません。急遽近くのホームセンター2件を駆けずり回り、同じサイズのステンボルトを探し、購入しました。亜鉛どぶ付けのボルト、ナット、ワッシャ類を使いたいところですが、今の時点でのローティター交換では準備できないので、仕方ありません。
ユニバーサルカップラーはそのまま使うため、グラインダーに金属ブラシをつけて磨きました。
タワーは若干、作業場でやりやすい高さに上げておきます。上げた後は安全の為、電源を外します。
ローティターをタワーの取り付け位置まで上げて、タワーの隙間から入れて、ユニバーサルカップラーを載せて、外れないように元通りに抜け止めピンを入れて曲げ、ユニバーサルカップラーが抜けない処理をします。2ヶ所行います。
ローティターがついたので、マストクランプを取り付けます。ここでは、マストが入ってくる側のボルトは上側のマストクランプ金具をUボルト、ナットで仮止め後に取り付けます。マストクランプ取り付けボルトを全部つけてから下側のマストクランプ金具をUボルト、ナットで取り付けます。マストクランプ金具上下を交互にナットを締めて、ローティターマストクランプ部の作業は終了です。一旦タワーから降りて、電源をいれ、最下位置までタワーを下げます。また電源を外します。またタワーに上り、マストベアリングのネジでマストを4か所で固定します。ナットがついてるので、ボルト締め付け後に回らないようにナットで締めて終了です。
マストは上側のベアリング固定とローティターのマストクランプで締めてあり、マスト下端は1㎝弱浮いている状態で固定締め付けされています。
最後にマストを浮かしてたワイヤー、ターンバックル、マストにつけた足場を全部外して、終了です。一つ忘れてました。ローティターのケーブルコネクタをローティターに取り付けて、金具を回して抜けないようにし、テーピング処理を行います。
一部はしょった箇所もあります。外したローティター、壊れたマストクランプを下す作業など。
最後の取り付け後のテストは今日はできません。夕食の準備があります。あした、天気をみて、ローティター動作確認したいところです。タワーへの上り降り、特に準備作業(グラインダーでのボルト削り作業)そしてタワー上のローティターの交換作業で、腕が筋肉痛になっています。
とんだ、マストクランプ交換作業からのローティター交換作業へと拡大でした。天気が穏やかだったので、行いましたが、風がある日はこの作業はできないです。ひとまず、無事にローティター交換作業が完了したので、ほっとしました。Hi!
長い間だましだまし使っているのはだめですね。被害が拡大し、いらぬ作業が増えてしまいます。
開けてみたら、びっくりはもう嫌だ~!疲れる~!
つづく?
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