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【新製品速報】<使いやすいテンキー付き、ビギナーに優しい>アルインコ、108~470MHz+FM放送帯をカバーする広帯域受信機「DJ-X82」を8月中旬から発売 (2024/7/13 10:00:42)
アルインコ株式会社電子事業部は2024年7月13日、使いやすいテンキーを装備し108~470MHzのAM/FMとFM放送バンド76~108MHzのWFMに対応したハンディタイプの広帯域受信機「DJ-X82」を8月中旬から発売すると発表した。先代の広帯域受信機「DJ-X81」(2020年生産終了)を現代風にアレンジし、アナログ通信が残るバンドに特化して受信性能を向上、充電と外部電源はACアダプターからUSB Type-Cに変更したという。メーカー希望小売価格は35,200円(税込)。なおこの製品は7月13~14日に開催される「第28回 関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM2024)」の同社ブースで試作機の実動展示を行う予定だ。
アルインコの広帯域受信機「DJ-X82」。背面写真は付属のベルトクリップ装着時のもの
アルインコの広帯域受信機「DJ-X82」は、2012年から2020年まで生産された「DJ-X81」(0.1~1300MHz+ワンセグTV音声+緊急警報放送受信可)を現代風のシンプル版にした製品だ。
同社の担当者は「DJ-X82は、USB TYPE-Cで充電・運用・PC接続が可能、受信周波数は108~470MHz(JAIA規格準拠)と絞った分、受信性能が向上しました。また今までの説明書とは異なるアプローチのクイックガイドと周波数データリストを同梱して、DJ-X100とは真逆の “いろんな通信が聞こえるラジオ” を目指しました」「航空機や鉄道写真撮影のツール、盗聴器発見機、航空業界を目指す学生の教材など、受信マニア以外のレシーバーユーザーにはDJ-X82、受信すること自体がホビーのユーザーにはDJ-X100、と分かりやすいラインナップが整ったアルインコのレシーバーをよろしくお願い申し上げます」と述べている。
以下、アルインコの新製品資料から抜粋で紹介する。
使いやすいテンキー付きで、ビギナーに優しいレシーバーが帰ってきました。
AM/FM/FM Broadcasting 108-470MHz
DJ-X82
・標準価格:35,200円(税込)
・発売予定:2024年8月中旬
アルインコ株式会社では、この度テンキー付きコミュニケーション・レシーバー「DJ-X82」を発売いたします。
108~470MHzをAM/FMでカバーするDJ-X82は、先代のDJ-X81を現代風にアレンジしたモデルです。アナログ通信が残るバンドに特化した分、受信性能を向上させ、充電と外部電源はACアダプターからUSB Type-Cに変更しました。
ワンセグTV音声やEWS(緊急警報放送システム)受信はスマートフォンやタブレットの普及で需要が減ったので、電池やCPUへの負荷を考えて採用を見送りました。 また「ピー、ギャラギャラ」がうるさい空線信号キャンセラーは実装していますが、CTCSS/DCSトーンは本機のユーザー層には不要と判断して省略しました。
AM放送やTV受信のプリセットモードが無くなったので、VFOとメモリーモードはワンタッチで切り替え、FMラジオ放送はキー押下で受信します。プリセットで好評だった国際VHFマリンチャンネルの16chへの復帰時間可変など「マリンバンダー」の受信機能はセットモードで選択可能にしました。
機構面ではDJ-X81と同じ曲線を多用したボディを採用、上級機並のツインタイプのボリュームで、音量と周波数切り替えが手軽に行えます。また詳細な取扱説明書はインターネットに電子書籍で掲載、製品には実際の周波数を引用しながら一通りの操作ができるようになる、今までとは全く違うコンセプトのクイックガイドと周波数リストを同梱して、DJ-X100とは真逆のビギナーや高齢者、鉄道・航空ファンへの使いやすさに配慮しています。
ご好評を頂いている書き込み済みのメモリー、イヤホンアンテナ機能、アルファベットや記号が表示できる照明付きの見やすい液晶と文字が光る透過光式キーパッド等は、アルインコの受信機の血統を正しく受け継いでいます。ニッケル水素充電池とUSBケーブル、ベルトクリップを装備したオールインワン・パッケージのDJ-X82の製品内容をご理解頂き、何卒販売促進にご協力賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
<DJ-X82の優れた特長>
★AM/FMに加えて、別回路でFM放送76~108MHzを受信
★各200chの「クイックメモリー」と「クイックサーチパス」バンクを実装、ダイヤル押下の簡単操作でサーチ中のノイズを飛ばしたり、見つけた信号を仮メモリーして、それらを従来のバンクに移動させるのも簡単
★プログラムスキャンの条件をペアごとに登録、同じ帯域を異なったステップとモードでサーチ可能
★従来のスキャンSKIPと新機能「お気に入り選択(逆SKIP)」、SKIPリセットで一層効率的になったメモリースキャン
★サウンド&サイレント、選べる簡易盗聴器発見モード
★50ペアのプログラムスキャンと100chのサーチパス、1000chのメモリーバンクは編集ソフトを使えば最大50まで自由に切り分け可能
★メモリー登録やセットモード設定ができる無償編集ソフトは、付属のUSBケーブルでPC接続が可能 (アルインコ電子事業部ホームページからダウンロード)
<その他の特徴>
・ビジーとタイマーモードが選べるVFO・メモリー・プログラムスキャン、タイマーモードは停止時間を1~25秒間で任意に設定可能
・メモリーチャンネルは周波数と共に任意のアルファベットと記号を6桁まで表示可能
・任意のセットモードメニューを割り当て、ワンタッチでアクセスできる2つのワイルドキー(ショートカット)
・-20dBのアッテネーター
・プライオリティ受信は100ch
・VFOモードも受信帯域をエアバンド、アマチュア144MHzバンド…のように分割、ワンタッチで素早く移動
・スキャンスキップ指定をまとめて解除できるSKIPリセット機能
・おやすみタイマーのオートパワーオフ
・ロック中でもダイヤルは使いたい…など選べるキーロック機能
・イヤホンプラグをストレスから保護する突起付きのベルトクリップ
<定格>
●受信周波数範囲(JAIA規格準拠):
・108.000~253.800MHz
・255.000~262.000MHz
・266.000~271.000MHz
・275.000~380.200MHz
・381.325~412.000MHz
・414.400~470.000MHz
・FMラジオ放送76.000~108.000MHz
●受信可能時間の目安(ご使用の条件や環境で大きく変わります):
・乾電池(アルカリ乾電池2本使用)約15時間
・ニッケル水素充電池(EBP-179x2) 約12.5時間
(FM、AF出力10%歪時、BS800mS、受信6秒 待ち受け54秒)
●充電時間の目安(ご使用の条件や環境で大きく変わります):
約10時間
※放電状態のEBP-179×2本をUSBアダプターで満充電するのに掛かる時間
●電波型式:
F3E(FM)、A3E(AM)、FM放送周波数のみWFM
●周波数安定度(-10℃~+60℃):±1.5ppm
●アンテナインピーダンス: 50Ω(SMA)
●電源電圧: 外部端子 USB5V / 電池端子 2.4~3.0V
●外形寸法(突起物除く/約): 58W×96H×31Dmm
●重量: 約200g(アンテナ・EBP-179含む)
●消費電流:
・受信定格出力時:約150mA
・待受け時:約90mA
●受信方式:
・FM/AM:トリプルスーパーヘテロダイン
・FM放送:ダイレクトコンバージョン
●低周波出力: 最大100mW以上(8Ω時)
●受信感度:
・FM:-8dBuV以下(12dB SINAD)
・WFM:0dBuV以下(12dB SINAD)
・AM:1dBuV以下(10dB S/N)
●選択度: 50dB以上(FM/AM)
<標準付属品>
・アンテナ(EA-154)
・ベルトクリップ(出荷時装着済)
・ニッケル水素充電池(1.2V 1900mAh)×2
・USBケーブル 約1m
・クイックガイド
・周波数データリスト
・保証書
●関連リンク: アルインコ株式会社電子事業部(7月13日現在、DJ-X82の情報は掲載されていない)
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