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<6mバンドでヨーロッパ方面が大オープン>SSNが “300” に迫る勢い、7月16日(火)に太陽黒点相対数(SSN=サンスポットナンバー)が今サイクル最高の “288” を記録 (2024/7/19 12:25:56)
ここ数日、太陽黒点相対数(SSN=サンスポットナンバー)が勢いを増している。来年(2025年)には「サイクル(太陽周期)25」のピークを迎えると言われているなか、2024年7月16日(火)に今サイクル最高の “288”、2日後の7月18日(木)には “284” を記録するなど、SSNが “300” に迫る勢いだ。太陽黒点情報 宇宙天気情報センターが公表した太陽黒点映像には、文字通り太陽黒点が多数写っている。それを物語るように、今のトレンドとなったデジタル文字通信の “FT8” で7月18日(木)には6mバンド(50MHz帯)でヨーロッパ方面が大オープン。さらなるコンディション上昇に期待が膨らむ。
直近1か月間の太陽黒点相対数(SSN=サンスポットナンバー)の推定値。2024年7月16日(火)には“288”、2日後の7月18(木)には“284”と好調に推移。「サイクル(太陽周期)25」で最大級のSSNを記録した(宇宙天気情報センターのWebサイトから)
2019年12月から始まった「サイクル(太陽周期)25」。来年(2025年)にはピーク(太陽極大期)を迎えると言われている。今年(2024年)4月にもSSNが急上昇して、4月25日(木)には“283”を記録したが、そのときは「太陽フレア(太陽の表面でおきる大爆発)」の影響により、「磁気嵐(地場の乱れ)」がタイミング悪く連日発生して思ったようなコンディション上昇に繋がらなかった。
SPACE WEATHER PREDICTION CENTERが公表した太陽黒点相対数(SSN=サンスポットナンバー)。予測(赤線)に反して、実測値(青線)を上回っていることがわかる(SPACE WEATHER PREDICTION CENTERのWebサイトから)
今回は、21MHz帯でカリブ海や南米も入感。タイミングよく、パリで行われる「2024年パリ夏季オリンピック(第33回 オリンピック競技大会)」の記念局( 2024年7月17日記事 )が多数オンエアーしており、QSOできたJA局も多かったようだ。
また、夏至前後の6mバンド(50MHz帯)ではEスポのマルチホップと思われる伝搬で、午前中から昼頃にかけて北米、午後にはヨーロッパ方面のオープンが頻繁に起きているが、とくに7月18日(木)午後のヨーロッパ方面のオープンは強力で、14時ごろからフィンランド、スウェーデン、ドイツ、オランダ、イングランド、アイルランドなど多数の局が18時過ぎまで入感していた。
7月18日午後は50MHz帯でヨーロッパ方面が強力にオープンした(PSK Reporterの画面より)
7月18日、東京近郊に住むhamlife.jpスタッフの小設備でも、ヨーロッパ方面の局が多数デコードできた
●関連リンク:
・SOLAR CYCLE PROGRESSION(SPACE WEATHER PREDICTION CENTER)
・DX Peditions Ham Radio Amateur Radio(DX news.com)
・宇宙天気情報センター
・太陽黒点(宇宙天気情報センター)
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