無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
<8月15日(木)までに電子メールで受け付け>JARL、IARU第3地域 HFバンドプラン委員会の「40mバンドプラン改正案」に関する意見募集 (2024/8/7 12:05:14)
各国のアマチュア無線機関が集う国際的な組織「IARU(国際アマチュア無線連合)」のうち、日本を含むアジア・太平洋地域を管轄する「IARU第3地域(Reg.3)」のHFバンドプラン委員会が、「40mバンドプランの改正案」を公表。各国のアマチュア無線連盟などに対して、2024年9月6日(金)までに意見を提出するようにとの要請があったことから、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)では「JARLとしての意見をまとめる」として改正案に関する意見募集を8月15日(木)まで電子メールで受け付け受け付けている。なお「その結果については、2024年後半の開催が予定されているIARU第3地域総会で報告が行われる予定です」としている。
40mバンド(7MHz帯)でのアマチュア無線の運用は、国や地域でさまざまで、とくに今人気のFT8などのデジタル文字通信について、JARLに対し以前からIARU第3地域は「日本国内局同士のFT8による運用周波数(現在は慣習的に7041kHzが使われている)を7030~7040kHzの帯域へ移動できないか」と検討を求めていた( 2021年12月14日記事 )。
右は2023年9月25日に施行された現在の7MHz帯アマチュアバンドプラン。左はそれ以前の7MHz帯のアマチュアバンドプラン。以前は「7045~7100kHzは外国のアマチュア局とのデータ通信にも使用できる(=国内局同士の狭帯域データ通信は不可)」とされていたが、現在は非常にシンプルな表記になっている
これらの背景を踏まえ、JARLは「IARUは、現在、IARUによるパンドプランの世界統一に向けた検討を進めています。この度、IARU第3地域 HFバンドプラン委員会は、次のURLのとおり40mバンドプランの改善案を公表し、各国連盟に対し、2024年9月6日までに意見を提出するようにとの要請がありました」として、「IARU第3地域 HFバンドプラン委員会の40mバンドプラン改正案に関する意見募集」を実施。「JARLとしては、IARU第3地域総会に先立ち、この案に対する会員からのご意見を募集し、その結果も踏まえて、JARLとしての意見を作成することに致しました」「ご意見は、JARL事務局会員課気付『JARL周波数委員会 第3地域40mバンドプラン意見募集係』(oper@jarl.org)に対し、急ぎ、8月15日までに電子メールにてご提出ください」とJARL Webで呼びかけている。
IARU第3地域 HFバンドプラン委員会が作成した「40mバンドプラン改正案」の日本語翻訳も掲載している。詳しくは記事下の「関連リンク」から確認してほしい。
●40mバンドプランの比較-IARUグローバルとIARU第3地域メンバー国内プラン-
※IARU第3地域 HFバンドプラン委員会が作成した「40mバンドプランの改正案」から
●さまざまなバンドプランで定義されているスペクトルの量
※IARU第3地域 HFバンドプラン委員会が作成した「40mバンドプランの改正案」から
↓この記事もチェック!
<7041kHzでのFT8交信は今後どうなる?>JARL、「7MHz帯FT8での国内局同士の運用周波数について」と題した“ご協力のお願い”を掲載
●関連リンク:
・IARU第3地域
HFバンドプラン委員会の40mバンドプラン改正案に関する意見募集(JARL Web)
・IARU Region 3 HF Band Plan
Committee Amateur Service – HF Amateur Band Planning 40m Band Harmonisation Challenges(PDF形式)
・<翻訳版>IARU第3地域 HFバンドプラン委員会
40mバンドプラン改正案(JARL Web/PDF形式)
・アマチュアバンドプラン(JARL Web)
The post <8月15日(木)までに電子メールで受け付け>JARL、IARU第3地域 HFバンドプラン委員会の「40mバンドプラン改正案」に関する意見募集 first appeared on hamlife.jp .