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link JL7KHN/ミヤギKI529のブログ JL7KHN/ミヤギKI529のブログ (2024/11/21 22:05:57)

feed これはAli(超廉価プリアンプの測定) (2024/8/14 18:19:25)
AliExpressで見つけたプリアンプ。
見ると、
・0.1-2000MHz
・Gain30dB
・DC9-12V
とあります。
 
「全然使えるんじゃね?」
ということで買ってみました。
お値段、送料込みで\382。1weekほどで到着。
 
 
基板はちょっと大きめ切手サイズの片面実装両面板。一見して、入出力パターンの特性インピーダンスは50Ωより大きく乖離はしてそうです。

 
早速ざっくり特性を見てみることにしてみます。
nanoVNAでも良かったのですが、入力レベルが振れないのでTGで測定です。

 
適当なので、こんなやり方だと基板がバキっと逝きそうですね。

 
f特は100kHzから1.8GHzまでフラット。TGが1.8GHzまでなのでこれ以上は確認していませんが、この分だと2GHzは余裕で行けてしまうのかも、です。
 
で、入力レベルを振った結果が下記。
・input -30dBm Gain 11dB
・input -20dBm Gain 21dB
・input -10dBm  Gain 28dB
・input 0dBm  Gain 30dB

なかなかであります。が、レベルごとのGainがちょっと変。これは後日、SGと組み合わせて取り直して見たいと思います。
 
これ、なんの石を使っているのか気になってきました。
とは言え、サイトにはデバイス名も書いているはずも無く。この時点でパチモンの石だろうと確信してましたが・・・。
 
分かることは6pin SOTと言う事だけ。で、MMICで近い特性のものを探してみました。
 
するとあったではないですか!多分コレ。
 
シルクはMDtとありますが、コレかどうかは分かりませんでした。
ただ、素性からすること十中八九これと思われます。
 
で、デバイスシートを見ていてドキっとしたのが、電源電圧。
基板には9-12Vとあります。しかしながら電源ラインには220Ωの抵抗がついているだけ(電圧降下で調整)なのです。しかもこのデバイスは4.5-5.5V。消費電流typは24mAなので、12Vを突っ込むと超過します。
慌ててLimiting Valueを見ると7V。計算上はセーフでした。
 
ということで、そこに書いてあるものを信じるな、ということでした。
 
 
まとめると、
安くて利得もあり、NFも低い(3.1dB)。電源はregを入れるか5VUSB電源直結にすると使いやすいかも、また、コネクタをSMAのオスにすると受信機でも使いやすくなりFBです。

 

 

 

 

 

 


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