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link hamlife.jp hamlife.jp (2024/11/23 10:35:27)

feed 【ハムフェア2024】<開幕直前の総合案内>いよいよ8月24日(土)~25日(日)、新会場の有明GYM-EXで「ハムフェア2024」開催 (2024/8/22 7:00:52)
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日本のアマチュア無線界の最大の祭典として、1977(昭和52)年から開かれている「アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア)」。46回目の今年は2024年8月24日(土)~25日(日)に、東京都江東区有明1丁目の「有明GYM-EX(ありあけジメックス)」で開催される。ここでは来場方法や主催者によるイベントスケジュールを中心とした総合案内をお届けする。主要ブースの出展内容はhamlife.jpの「 ハムフェア2024まとめコーナー 」で見ることができる。

 

 

ハムフェア2024 JAIAコーナーに出展するメーカーのブースイメージ

 

 

 昨年までの21年間、ハムフェアは東京都江東区有明3丁目の「東京ビッグサイト(東京国際展示場)」で開催されてきたが、今年は会場が変更になる。まず、開催概要と新会場のアクセスを紹介しよう。

 

 

ハムフェア2024会場になる「有明GYM-EX」

 

 

◆ハムフェア2024の開催概要(主催者発表の情報を抜粋)

 

★名称: 第46回アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2024)

 

★キャッチフレーズ: 「アマチュア無線 de 新たな体験 in 有明」

 

★主催: 一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)

 

★後援: 総務省、文部科学省、東京都、NHK、公益財団法人 日本無線協会、一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会、日本アマチュア無線機器工業会、公益財団法人 東京観光財団

 

★協賛: 電波新聞社、電波タイムス社、CQ ham radio、子供の科学

 

★会期:
・8月24日(土)10時~17時 ※開会セレモニーは9時45分から
・8月25日(日)10時~15時30分

 

★会場:有明GYM-EX(東京都江東区有明1-10-1)

 

★入場整理費(会期中有効):
・一般 2,000円
・JARL会員(会員証提示が必要)、女性、障害のある方(障害者手帳提示)1,000円
・大学生(22歳未満)まで 無料

 

★ブース出展数: 185(クラブコーナー 159、ビジネスコーナー 19、JAIAコーナー 7)
 ※参考:「ハムフェア2023」は170、「ハムフェア2022」は162、「ハムフェア2019」は223だった

 

 新会場の有明GYM-EXは、東京2020オリンピック・パラリンピックの体操、新体操、トランポリンなどの競技会場になった有明体操場を改装、2023年5月にオープンした展示場で、 内部には展示場が1つしかない 。つまりハムフェア2024の貸し切り状態だ。

 

 ただし、建物や敷地内にアンテナタワーを建てることができず、特別記念局はHF帯が都内からのリモート運用となった。V/U/SHF帯のアンテナは建物のベランダ部分(?)に仮設予定だ。

 

「ハムフェア2024」の新会場となる「有明GYM-EX」

有明GYM-EXのホール内部

 

◆交通アクセス

 

★新橋・豊洲方面から:
 新交通ゆりかもめ「有明テニスの森」下車 A2出口から徒歩5分
  https://www.yurikamome.co.jp/

 

「有明テニスの森」駅のA2出口を出ると有明GYM-EXの建物が見えている

 

 

●タイムラプス動画「有明テニスの森」駅から「有明GYM-EX」会場内まで
(hamlife.jp 2024年2月1日撮影)
※画面をクリックすると動画がスタートします。

 

★新木場・大井町・大崎方面から:
 りんかい線:「国際展示場」下車 徒歩17分または新交通ゆりかもめ「有明」駅から「有明テニスの森」まで1駅
  https://www.twr.co.jp/

 

★虎ノ門ヒルズ・新橋・勝どきから:
 東京BRT(直通バス): 幹線ルート B05/B06系統「有明テニスの森」下車 徒歩5分
  https://tokyo-brt.co.jp/

 

★自動車の場合: 首都高速「台場」「豊洲」「有明」出入口などを利用
 ※ただし会場に 一般来場者用の駐車場はない ので注意。会場から徒歩約10分の商業施設 「有明ガーデン」に1,800台収容の有料駐車場 があるが、料金は30分400円、最大料金3,200円(入庫後24時間以内)と少々高めだ。

 

 

 

◆今年から変更された点を確認しておこう

 

 今回は新会場になり、また主催者のJARLも新体制になったことから、従来のハムフェアとは大きく異なる点が増えている。その主なものを紹介しよう。

 

★会場が有明GYM-EXになった
 22年間利用した「東京ビッグサイト」を離れ、約1.8km北にある「有明GYM-EX」に会場が変更になった。ちなみにこの有明GYM-EXも東京ビッグサイトも、運営は同じ東京都の外郭団体が行っている。

 

 なお、展示場内の広さは「ハムフェア2023」の東京ビッグサイト 南3・4ホールよりも約9%狭い程度。“狭くなった” という印象はなさそうだ。ブース案内図はJARLのハムフェアインフォメーションでPDF版が公開されている。事前にチェックしておこう。
  https://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-3_Ham-Fair/2024/ZENTAI.pdf

 

今年はJARLのインフォメーションページで会場案内図のPDFファイル版が公開されている。プリントしてお目当てのブースをマーカーで塗って持参すると便利だ

 

●「有明GYM-EX」展示ホール内の様子
(hamlife.jp 2024年2月1日撮影)
※画面をクリックすると動画がスタートします。

 

★女性の入場料(会場整理費)が「無料」から「1,000円」に
 女性は「ハムフェア2018」以来、入場料(会場整理費)が無料の施策が続いていたが、今回から有料(1,000円)に変更されている。また障害のある方は障害者手帳を提示することで入場料が1,000円に割引になる施策が新たにスタートした。

 

★2日目は15時30分で終了に
 これまで、ハムフェア2日目(日曜日)の終了時間は16時00分だったが、今回から30分繰り上がって15時30分になった。

 

★会場にカフェやレストランはなく、コンビニまで徒歩8分
 新会場の有明GYM-EXの建物内に、カフェやレストランなどの 飲食施設は1つもない 。最も近い飲食施設は徒歩約10分のところにある大規模所業施設 「有明ガーデン」内のレストラン などになる。
 なお会場内の休憩コーナーにキッチンカーが3台入るが、お腹を満たすメニューは限られている(キッチンカーの メニューはこちら )。このほかに弁当の販売もあるようだ(数量限定。受け取ったらすぐ食べよう)。

 

有明GYM-EXのロビー(ホワイエ)

 

 また会場内は、飲物の自動販売機の数も限られている(東京ビッグサイトほどたくさんは設置されていない)。最寄りのコンビニは「有明テニスの森」駅から反対方向に歩いた(会場から徒歩約8分)、有明ガーデンのある交差点横のローソンだ。会場内は空調が稼働しているとは言え、蒸し暑い天候での開催になるので、飲み物は持参するのがおすすめだ。ちなみにホール内のトイレも1か所だけだ。

 

飲料の自動販売機はロビーの3か所に設置(展示場内にはない)

ホール内のトイレは1か所のみ

 

★クラブコーナーは全ブースが物販可能に
 これまでクラブコーナーは、物販ができる「一般展示」と、物販できない「純粋展示」に分かれて出展費用にも違いがあったが、今回から この区分がなくなり、全ブースで物販可能 になった。また小間の種類に、バックパネルのない「Bタイプ」や、より出展しやすい99cm×99cmの「ミニ小間(Cタイプ)」も加わった。

 

★出展を再開するメーカーブースも
 受信機のエーオーアール、アンテナメーカーのコメット、タワー建設のエフティアイなど、昨年のハムフェア2023ではブース出展を行わなかったメーカーや企業の中に、今回カムバック出展を果たしたところもある。コメットは 新製品のお披露目 を告知している。

 

★非常災害関連ブースを開設
 いつ来るか分からない災害に備えるための、「非常災害関連ブース」がイベントコーナー横に設けられた。陸上自衛隊の通信部隊車両などの展示を計画している。

 

★JARL特設ブースに「体験運用コーナー」常設
 今年は無資格者の体験運用に力を入れ、JARL特設ブースに「体験運用コーナー」を常設することになった。運営はJARLの「体験運用推進・ニューカマー支援委員会」が中心となって行われる。

 

★8J1HAMのHF帯(7/14/21/28MHz)はリモート運用に
 会場は建物や敷地にアンテナタワーの設置ができないことから、ハムフェア特別記念局「8J1HAM」のHF帯(7/14/21/28MHz帯SSBのみ)はリモート運用で、都内に設置した無線設備(100W/200W)を遠隔操作することになった。会場からの電波の送受信は50/144/430/1200MHz帯のCW/AM/FM/SSBのみで、2400/5600MHz帯は受信のみとなっている。
 なお会期中の2日間とも、11:30~11:55の間は「女性・青少年優先タイム」になり、さらに430MHz帯は2日間とも12:30~12:55と13:30~13:55が「体験運用タイム」に設定されている。

 運用希望者は、JARL会員証と無線従事者免許証が必要(無資格の体験運用者を除く)。記念局運用は運用受付で事前申し込みが必要。ハムフェア当日の開場前(8時30分)は、チケット売り場のそばで9時から受付。開場後は特別記念局ブースにて受付。

 

・特別記念局運用時間
 ①10時30分~10時55分
 ②11時00分~11時25分
 ③11時30分~11時55分 青少年・女性ハム運用
 ④12時00分~12時25分
 ⑤12時30分~12時55分 体験運用(430MHz帯)
 ⑥13時00分~13時25分
 ⑦13時30分~13時55分 体験運用(430MHz帯)
 ⑧14時00分~14時25分
 ⑨14時30分~14時55分
 ⑩15時00分~15時25分
 ⑪15時30分~15時55分
 ⑫16時00分~16時25分
 ※8月24日(土)は①~⑫、25日(日)は①~⑨の運用を行う

 

 特別記念局の詳細はこちら: https://x.gd/nbHyV

 

 

★会場右奥に「サテライトステージ」を初配置
 初の試みとして、各種講演やトークショーを行うイベントコーナーとは別に、会場右奥に「サテライトステージ」が開設される。ここでは事前に申し込みを行ったクラブや個人などが、15分(または30分)の枠内でさまざまな発表やPRなどを行う。8月24日は14プログラム、25日は9つのプログラムが予定されている。

 

★YouTubeに公式の「ハムフェアチャンネル」が開設
 これは昨年と同様だが、開会式やイベントコーナーの一部催事は、YouTubeに開設した公式の「 ハムフェアチャンネル 」ライブ配信されることになっている。来場できない無線家はここで楽しもう。

 

★インフォメーションサイト「ハムフェア.jp」開設
 ハムフェア実行委員会とJARL関東地方本部の協力による、ハムフェア2024のインフォメーションサイト「ハムフェア.jp」( https://hamfair.jp/ )が開設された。

 

※日本無線協会による3アマと4アマの「臨時国家試験(当日受付)」は今回も開催されない。

 

 

◆会場内に設置される、臨時D-STARレピータ局

 

 ハムフェア会場内の連絡用として、今回も臨時のD-STARレピータ局「JP1YJJ」が開設され、4波で運用の予定だ。JARL D-STAR NEWSは次のように発表している。

 

★コールサインと周波数:
・439.25MHz(DV)JP1YJJ A
・1291.31MHz(DV) JP1YJJ B
・439.07MHz(DV) JP1YJJ C(有明GYM-EX建物内の運用に限る)
・1270.625MHz(DD)
★ローカルIP: 10.0.0.25
★運用期間: 8月24日・25日のハムフェア期間内(8月23日は試験運用予定)

 

「会場外」からのゲート越え呼び出しは439.25MHz・JP1YJJ Aで
「会場内」からのゲート越え呼び出しは439.07MHz・JP1YJJ Cという使い分け推奨
「会場内同士」の交信は適宜両周波数を利用可能。
 会場内での運用はゲート越え呼び出しを含め 439.25MHz・JP1YJJ Aで行う
 439.07MHzのJP1YJJ Cは会場建物外での運用は絶対しないこと。
 439.25MHzのJP1YJJ Aはアクセスできる範囲で利用して構わない。

 

 

◆アイボールパーティについて

 ハムフェア初日夜の恒例、 JARL主催「アイボールパーティ」 は昨年と同様、東京ビッグサイト 西展示棟1階のレストラン「Eat iT」で行われることになった。

 

・開場: 17:45
・開宴: 18:00~19:30(予定)
・会費: 6,000円(税込)
・参加券: ハムフェア会場内の「運営センター」で当日販売

 

 有明GYM-EXからアイボールパーティ会場のレストランまで、送迎マイクロバスなどの運行を予定していないため、自力での移動が必要になる(有明GYM-EXの関係者駐車場は18時で閉門予定)。

 

 

◆イベントコーナーのスケジュール

 

 

 

◆ハムフェア会場からのYouTubeライブ配信

<8月24日(土)>
・09:45~ 開会式
  https://www.youtube.com/watch?v=AaMCIRXmewo

 

・11:00~ JARLの今後に向けて ~希望に満ちたアマチュア無線の未来を~
  https://www.youtube.com/watch?v=OIrMbRYhVe8

 

・12:00~ ライセンスフリーから始めるアマチュア無線
  https://www.youtube.com/watch?v=DdnTbflODmQ

 

・13:00~ 超小型月面探査ローバ「LEV-1」のアマチュア無線運用 報告について
  https://www.youtube.com/watch?v=lc2n92BDn1I

 

・14:00~ JAIA技術委員会「良い音で気持ちまで届けよう!マイクロホン大研究!」
  https://www.youtube.com/watch?v=4JaxqgPpRUU

 

<8月25日(日)>
・12:00~ 特別講演 「アマチュア無線 de新たな体験 -無線好きジャーナリストの素顔は?」
  https://www.youtube.com/watch?v=d7WL410oyRk

 

・13:00~ 速報!! YOTA SUMMER CAMP2024
  https://www.youtube.com/watch?v=UA90dECyhHU

 

 

◆会場内でのラジオ番組公開収録(判明分)

 

★FMぱるるん(ブース番号:C-112)
・8月24日(土)
 11:00~11:30「OMのラウンドQSO」→放送は9月1日(日)21:30~
 11:40~12:10「CQ ham for girls」→放送は9月1日(日)15:00~
 12:20~12:50「ビームアンテナ」→放送は9月1日(日)21:00~

 

・8月25日(日)
 11:00~11:30「OMのラウンドQSO」→放送は9月8日(日)21:30~
 11:40~12:10「CQ ham for girls」→放送は9月8日(日)15:00~
 12:20~12:50「ビームアンテナ」→放送は9月8日(日)21:00~

 

★FM西東京「QRL」(ブース番号:C-125)
 ブースでの公開収録は予定していないが、新キャラクター「VK帰りのルーシー」嬢が、25日(日)の12~14時頃に来訪、ブースや会場内でインタビュー等に回る予定。

 

★ラジオ成田「ハムのラジオ」(ブース番号:C-45)
 ブースでの公開収録は予定していないが、来訪者に番組内で流れるジングル(番組名のアナウンス)の録音を来場者にお願いする予定。QCQ企画とのコラボ企画もある。

 

 

◆メーカーブース 注目の展示と来場記念キャンペーン:

 

 メーカーブースは、久しぶりに各社の参考出品や新製品のお披露目が相次ぎそうだ。
 アイコムは創業60周年記念の高級モデル「 X60(仮称) 」の世界初披露と、D-STARハンディ機の ID-52PLUS (創業60周年記念バージョンを含む)。アルインコはAM/FMハンディ受信機の「 DJ-X82 」、JVCケンウッドはD-STARとAPRSに対応した 新型モービル機の発表・展示 を予定。さらにエーオーアールはマイクロテレコム社とAIRSPY社の新型SDR受信機の展示を行うと発表している。これ以外のメーカーの中にも サプライズ発表を予定しているところが複数ある ようだ。

 

 なおJAIAコーナーでは「D-STAR持って行こうキャンペーン」として、JVCケンウッドまたはアイコム製のD-STARトランシーバーとハムフェア入場券(または出展者証)をJAIAブース(ブース番号:D-03)持参すると、会期中合計1,000名にオリジナルグッズをプレゼントする企画を行うという。

 

 さらにアイコムは、同社ブース受付でアイコム公式X(@icom_Inc_Japan)のフォローと、キャンペーンPR投稿( https://twitter.com/Icom_Inc_Japan/status/1825809230286532995 )をリポストした画面を提示すると「60周年記念限定ステッカー」のプレゼントがある。

 

 

 またJVCケンウッドは、ブースで流れる「TH-D75解説ビデオ(約12分)」を全編視聴した来場者に、TH-D75解説集「APRSとD-STARをもっと楽しもう」の冊子版(全88ページ)をプレゼントする企画を行う。この冊子のPDFファイル版は8月23日の午後にJVCケンウッドのホームページでも公開される予定だ。

 

 

 

 いよいよ今週末にはハムフェアが開幕する。暑さや 台風10号 の動きも気になるが、感染防止と体調維持に留意しながら、事故なく2日間を楽しみたい。

 

台風10号の進路予想(8月22日03時現在)

 

 

 

 

 

●関連リンク:
・JARLハムフェア2024インフォメーション(JARL Web)
・ハムフェア2024インフォメーションサイト「ハムフェア.jp」
・ライブ配信 ハムフェアチャンネル(YouTube)
・ハムフェア 会場案内図 PDF(JARL Web)
・有明GYM-EX 交通アクセス(東京国際展示場)

 

 

 

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