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<周波数46.5MHzで475本のクロス八木アンテナ使用、出力は驚異の1,000kW>10月5日(土)、京都大学が「信楽MUレーダー見学ツアー2024」を実施、申し込みは8月31日まで (2024/8/23 11:30:56)
国立大学法人
京都大学の生存圏研究所が誇る、滋賀県甲賀市の「信楽MU(しがらきミュー)レーダー」という観測所をご存じだろうか。ここではVHF帯の46.5MHzで尖塔電力1,000kWのハイパワーを475本のクロス八木アンテナを用いて上空に発射。高度1~25kmの対流圏・下部成層圏、高度60~100kmの中間圏、下部熱圏と高度100~500kmの電離圏領域の観測を行っている。この施設が毎年1回開催している“一般向け見学ツアー”が2024年は10月5日(土)に行われる。参加費は無料、申し込みは8月31日(土)まで。
定員は午前・午後それぞれ70名(1グループは6名まで)で、超過する申し込みがあった場合は抽選になる。今年は京都大学生存圏研究所の山本
衛教授による講演も行われる。
過去に掲載した「信楽MUレーダー見学ツアー」の写真リポートはコチラ↓↓
【写真で見る】<46.5MHzで送信出力1000kW、クロス八木アンテナ475本>アンテナと送信機に圧倒!!
「信楽MUレーダー」見学ツアーの模様
<京都大学生存圏研究所の巨大電波施設>10月15日開催「信楽MUレーダー見学ツアー2022」参加リポート
見学者はアンテナまで自由に近づくことができた
1984年に完成した京都大学生存圏研究所の「信楽MU観測所」(所在地:滋賀県甲賀市信楽町神山)。中層大気と超高層大気の観測のため、ここに設置された「MUレーダー」は、アンテナ素子ごとに取り付けた46.5MHzの小型半導体送受信機(合計475個)を個別に制御しながら、1秒間に2500回という高速でビーム方向を変えながら電波を発射することが可能だ。また、25個のサブアレイアンテナに分割して使用することもできる。
建物内に設置された46.5MHzの送受信機(三菱電機製)。1台が約2.5kW出力で「今から30数年前、相当苦労して作ったようだ」という説明だった
建物から出ている同軸ケーブル。被覆に規格の表示はなかったが12Dか15D程度の太さだった。アンテナまで長いもので約100mになるが、「電気的にはすべて同じ長さになるようコイルで調整してある」という説明だった
この、世界で最も多機能な大型大気レーダーを含む、信楽MU観測所の無料見学ツアーが2024年は10月5日(土)に予定されている。
●スケジュール(午前の部と午後の部の2回実施):
午前の部
信楽駅集合 送迎バス9:40(信楽高原鐡道9:38着)
信楽MU観測所集合 10:05
信楽MU観測所見学 10:05~12:15
信楽駅解散 12:45(信楽高原鐡道12:54発)
午後の部
信楽駅集合 12:50(信楽高原鐡道12:48着)
信楽MU観測所集合 13:15
信楽MU観測所見学 13:15~15:25
信楽駅解散 送迎バス15:55(信楽高原鐡道16:04発)
※交通事情などにより、時間は前後することがありますので、予めご了承ください。なお、信楽MU観測所内に食堂・売店などはありません。
●内容:
・京都大学生存圏研究所 山本 衛 教授による講演
・MUレーダーの観測室とアンテナ面、各種大気観測装置の見学
・気球観測の実演(気象条件によっては中止の可能性があります)
※歩きやすい靴でお越し下さい。スリッパはこちらで準備します。
申し込みは2024年8月1日(木)から始まり、8月31日(土)までWebサイトのフォームから受け付けている。定員は午前、午後それぞれ70名で1グループは6名まで。定員を超える申し込みがあった場合は抽選となる。
集合・解散は信楽高原鐵道の「信楽」駅で、現地までは送迎バスで向かう。自家用車でも参加できるが駐車場に制限があるため、なるべく乗り合わせて指定時間帯に来場してほしいと案内している。詳しくは下記の関連リンクから確認してほしい。
●関連リンク:
・京都大学 信楽MUレーダー見学ツアー2024(応募フォームあり)
・信楽MU観測所 信楽MUレーダー見学ツアー2024概要(京大ウィークス2024)
・MUレーダーとは?
・京都大学 生存圏研究所
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