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Lithuania via RS-44 failed (2024/9/18 21:18:32)
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衛星RS-44でリトアニアと交信・・の予定だったのだが、コールサインは確認したものの その先には進めなかった。
事の始まりは8月1日、当方がRS-44でフィンランド局と交信しているのが聞こえたということでスケジュールの申し込みがあったのだ。 *1
しかし、衛星の位置が双方から見える軌道でなければ交信はできない。日時は限られることになる。
8月4日、フィールドディ・コンテストから帰宅した夜に 挑戦してみたが、相手局は まったく聞こえない。もちろん自分のLOOPも。このときのRS-44の方向は 320度あたりで、某巨大ビルのモロ陰だった。 *2
シャックからではキビしいかも・・と、良いPASSがあったら海岸に移動するから連絡してね・・と伝えた。
9月6日に 良さそうなPASSがあることには気づいていたが、先方から連絡はなかった。
どうも北海道局とスケジュールを組んで交信成功したようだ。日本-リトアニアのRS-44初交信はゲットできないことになったが、まぁ いいか。
その後 9月10日または 9月17日はどうよ・・と連絡が来た。10日は ほぼ水平線下だが、いちおうQRVした。・・当然のように何も聞こえなかった。
で、本命の9月17日である。PASSの1/3程度はビル陰にならないが、可能性を広げるため やはり海岸へ移動するのがベターであろう。
当日は 早朝 05時に起床し、PN90XC 三種町釜谷浜近傍の丘の上に移動。標高は約40m。予定の最大仰角は 0.6度だが 4分以上の時間がある。
AOS前から自局コールサイン連打。AOSは 06時47分32秒だが、10秒以上前からLOOPがとれた。スレスレPASSでは対流圏を通過する距離も長く、屈折によってマイナス仰角から信号が到来するように観測できることがある。
LOOPとれたので 今度は LY4AA JA7KPI/7を連打。しかし、急にLOOPが消えることがある。これも対流圏内の屈折によるものか。
LOOPを見失って 自局コールサイン連打に戻す。こんなことを何回か繰り返しているとき、ふわっと 先方のコールサインが聞こえ、思わず 599を返した。
しかし・・ その後は まったく聞こえることがなかったのである。あの一度だけのコールサイン・・ 俺は本当に聞いたのか?
けっきょく、スケジュールは成功しなかった。
後になって 先方から録音データを送ってもらったが、当方のコールサインは ハッキリ録れていた。当方からの 599も
かなり きわどいが判るかなという感じ。
なぜ
当方には彼の信号が一瞬しか入感しなかったのか・・対流圏・海上伝搬のなせる技か。残念である。まぁ
本当に残念なのは 先方なのだろうとは思うが・・
軌道計算によれば、次の機会は年明けになるようだ。
*1 実は スケジュール自体あまり好きではない。だが、スレスレ交信が面白いと思っているので 受けた。
*2 一番近かったビルは解体され駐車場になって 316度までは 見えるようになったが、スレスレ交信に影響しそうな でかいビルは もう2つくらい残っている。