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中華RXプリアンプの修理 (2024/10/22 6:44:36)
だいぶ前に買った受信用の中華プリアンプ、便利に使っていましたが、気が付いたら増幅しなくなっていました。
トランジスタが飛んでしまったようです。
電源に連動するリレーを内蔵しているので、プラグを抜いてそのまま(通貨状態)にしていました。
回路は、先日の2N5109アンプとほぼ同じです。
重い腰を上げて、修理したいと思います。
外した自称2SC5551
三端子の抵抗になっていました orz
トランジスタを2SC3357 2SC5537
に交換しました。
ところが、さっぱり増幅してくれません。
NanoVNAで見ると、3~4dBくらいでした。
ヤレヤレです。
チェックしていくと、エミッターとGND間の抵抗が500Ωくらいあります。
抵抗が焼けて(蒸発?)PCBが炭化し、その炭を通して接地しているようです。
カリカリ削ると、ガラス繊維の布模様が見えるほど焼けていました。
ポリヒューズが入っていますが、よほど急に進んだようです。
下手をすると火事になるところでした。
金属ケースで良かった!
オリジナルは12Ω(24Ω2パラ)ですが、手持ちがなかったので少し大きめの15Ωにしました。
隣のコンデンサも電極が外れていました。
ついでなので、トランスも2N5109と同じBN73-2402のめがねコア(バイファイラ3回巻)に交換。
ボリュームが安物なのか、デメリットしか感じられなかった可変ATTは、固定の3dBにしました。
電圧の高い電源につなぐと、また飛ばしてしまうので、10Vの三端子レギュレータを押し込みました。
修理後の様子です。修理後の特性
100MHz辺りでストンと落ちるのがちょっと不思議ですね。
どこかで共振しているのでしょうか?
コレクタ電流は、約21mAです。
規格表を見ると、
3次相互変調歪(IM3)を求めるなら、40~50mAくらい流さないと活けないようです。
一方、雑音指数(NF)は7~9mAあたりがベストで、30mAを超えたあたりが急に悪くなるようです。
まあ、良いところかもしれません。
しばらく様子を見ることにします。