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泉ヶ岳 10/26 (2024/10/27 10:14:50)
『山と渓谷』11月号の「日本百低山」特集で、泉ヶ岳がその一つに選定され、紹介されています。自分的には高山、低山という区分はしっくりいかず、奥山、里山に区分けし、泉ヶ岳は奥山の一座に数えています。奥山の入り口にあたる前衛の山、自分の感覚としてはこの方がしっくり落ちつきます。標高1172m(1175mの記述もありどちらが正しいのか不明)、登山口から山頂までの標高差600mほど、何度登ってもそれなりのキツさがあり、やはり奥山というのが実感かな、と思います。
今年7回目の泉ヶ岳定点運用、紅葉もそろそろ始まる頃と思い、出かけてみました。泉中央駅前バス停からいつもどおり始発バスに乗り、自然ふれあい館前で降車。駐車場奥の市民キャンプ場にはテント2張のみ、急に冷え込んできて、夏場の賑わいはないようです。
水神コースより入山。登山口付近は青々としたままですが、水神平に近づくと紅葉、黄葉がちらほら視界に入ってきました。水神の水場にて小休止。
水神平付近
水神↑↓
ここから一気に標高を稼ぎ、大岩を経て標高約1000mの賽の河原へ。鮮やかな赤が目に飛び込んできました。今まさに紅葉真っ盛り。奥羽山系の稜線はガスで見えたり見えなくなったり、天候は安定しないようです。登山口から約90分、泉ヶ岳山頂着。西に100mほど進んだガレ場ではタイミングよくガスが切れ、船形山、蔵王の山々が見渡せました。
大岩
賽の河原入り口
賽の河原
黒鼻山方向
本日の山頂↑↓
山頂付近
北泉ヶ岳、船形山方向
蔵王の山々を望む
いつもの運用場所にアンテナを設置、約1時間、宮城県内のほか岩手、福島、新潟の11局に交信いただきました(145MHz)。山岳同士では、岩手県奥州市の焼石岳、 阿原山、一関市の烏兎ヶ森、福島県郡山市の大将旗山各局と交信。0エリアは1局のみ新潟県三条市より応答いただきました。常置場所のGPとのことでしたが、終始信号は安定し55-57でレポート交換。距離約176km、本日の最遠方交信でした。山頂付近がガスに覆われ始めたのを潮に、早めに撤収としました。
VUデュアル3エレ八木
下山はかもしかコース。途中の岡沼から振り返ると、山頂部のみガスがかかっていました。そして斜面は赤、黄、緑のコントラスト。ここから眺める泉ヶ岳はいつも変化に富んで気に入っています。スキー場を駆け下り、12時20分自然ふれあい館着。
岡沼より
奥山でも里山でも近くに山があり、その山は登ろうと思えばいつでも登れるし、今日はやめようと思えばいつでもやめられる、自分にとってはありがたい存在です。