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令和6年 秋の10mFM西日本GW移動伝搬実験 (2024/10/30 15:21:29)
待ってました! 10mFM伝搬実験!
もう40年も前、大学生だった頃の、10mFMの全国移動通信実験がとんでもない思い出となっています。そのことは、前のブログ 「JE6QJV 牧野さんの 思い出 2」
でふれました。グランドウェーブ(地上波)で、どこまで飛んでいくか、誰が最も飛ばすか、今年はどこが優勝?するか、まぁ競い合ったのです。
その後、”実験”は無くなりましたが、 大分 グループ
により令和2年秋、西日本GW移動伝搬実験が再開されました。私は、令和3年3月の2回目から参加しましたが、全く飛ばずその度に落ち込んでいました。目標を和歌山県との交信として、いろいろ揃えてきました。5エレ、ローテーター、ローテーター対応タイヤベース、発電機。最近は車中泊マット、車の窓をふさぐサンシェード・・・ ところが、仕事が入ったり、天気が悪かったりで、なかなかリベンジできません。
福岡県在住なので、できれば福岡県から電波を飛ばして競いたいわけです。昔から、大分県グループの壁は厚く高いのです。でも、大分県が交信した局とできれば、距離はこっちが遠い。燃えます。ただ、大きな問題があります。移動場所の選定です。これは実に難しい~
どこに行くか、グーグルマップや 見通しマップ
を活用して、あれこれ悩むのです。しかし、この作業も楽しい。そこで令和4年春には、 篠栗町の米ノ山(594m)に行った
のです。四国最高峰の石鎚山山頂を基準に、見通しがきいているからです。でも最近は行き慣れてきた脊振山(1,054m)にしようかなぁと。
そんな日、CQ誌を眺めていると2mSSBグループ福岡の皆さんの移動運用写真が目に入りました。八女市星野村移動とあります。写真をじっくりじっくり・・・ こんな場所あったっけ??
移動運用が好きなローカル局JH6BUK毛利さんに聞いてみると、イッパツ即答。ガマンできず3週間前に下見に行きました。車が1台も通りません。電線ありません。そこそこ広さが取れます。楽しみです。
開催は土曜日のお昼からということになっていますが、ホントに実験に徹するには、午前4時~7時が勝負と決め、土曜は午後に自宅を出発、1時間ちょっとかけて移動地に。暗くなる前にアンテナ設置しなくてはなりません。
今回、はじめて5エレを上げます。自宅でテストをしていましたが、なかなかうまくいかず、大分のJF6PRY石本さんに電話で教えを戴きながら、まぁ何とかなるかなの気持ちで設営を始めました。5エレ組み立てると、やはりデカイです。ブーム長7m。ちなみにRadix製で、他社より少しは軽めです。
何とかひとりでアップできました。途中、アンテナのネジ忘れ(別のところに入れていた)、アンテナコネクターの不一致とかありました。対処できましたが、次のためにきちんと揃えておかなくてはなりませんね。
まぁ、初心者なので、モノが多い。あれこれ気になって積み込んできます。そのくせ忘れたのが、LEDランタン、金槌、ノートPC用ACアダプター。あと歯ブラシもあった方が良かった。更に少しの酒。自宅でテストして問題なかったハズのローテーターが動きません。これは痛い。手も痛い。仕方ない、今回は東向きオンリーです。
さすが2mSSB福岡グループのOMさんが選んだ場所だけのことはあります。待望の和歌山がすんなり聞こえています。それに何と長野も!必死でコール!コール!コール! ダメだぁ。全く気付かれません。何でだぁ!と叫びつつ、もしかして電波出てない? リグのパワー計、電流、大丈夫。日出町の石本さんとも、嬉野移動のJR6GOB貞松さんとも信号比較しながら交信。大丈夫なはずです。
だんだんバンド内のノイズ低下とともに、出ている局も減ってきます。ホントは増えなきゃいけないのですが、夜中まで意気込んでする方は少ないって事です。そんな中、23時34分、待望の和歌山と交信できました。紀の川市移動のJK3QUB礒辺さんです。喜びを伝え、誰もいなくなった午前1時過ぎ、ウトウトと・・・
続く