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link アマチュア無線局 JO1KVS アマチュア無線局 JO1KVS (2024/12/1 11:35:55)

feed IC705で短波を遊ぼう その1 (2024/11/23 23:35:40)
何事も受信から。受信が大事。但し、以下の方法では送信はしないでくださいね。SWRが高いままでしょうから送信すると無線機が壊れます。
無線通信で使われている電波は放送局と比べれば蚊の鳴くような弱い電波。これをガツンと受信しようとすれば効率最大にチューンしたアンテナを使わないとダメ。
いつも使っている144/430MHzも実は同じ。でも買ってきて繋いだだけで気軽に使えますね。実はあれ、チューン済みの良くできたアンテナ達なのです(中には違うのもあるので要注意)。
短波のアンテナて無調整のアンテナを作るのはちょっと難しく(電波自体の図体がでかく、相対的に地面スレスレで使っているようなもんだから使う条件が違いすぎて)、ポン付けで即運用と言うわけにはなかなかいかないのです。その点、GAWANTはポン付けで使えるのでかなりの優れものだと思います(小さいからゲインはあまり無いのですがSWRも落ちて交信できるアンテナです)。短波から無線を始める人がほとんどだった黎明期は皆さんアンテナを自作され工夫して調整して無線に出られていました。SWR計を持っていない人は皆無でした。一家に一台SWR計でした。こんな形のやつです。525円のSWR計(リサイクル品) : JO2KVB移動運用記録

525円のSWR計(リサイクル品) : JO2KVB移動運用記録

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そのような経験をしてきた人はやはり基礎が出来てると言うか無線が身体に染み付いていると言うか、無線に飽きてやめる人なんてほとんど居ない。JA1コールがたくさん出ているのはだからかなと思います。
では受信だけなら?放送を聞く程度なら?はい、もう少し適当で大丈夫です。けれど短波とはいえ波長が長い(身体が大きい)のでそれなりの大きさが無いとマイナスゲイン間違いなし。長さは正義です。
短波が使われるようになった時代は長波や中波がメインだったので、それよりはかなり短い波長だったので短波と呼ばれています。我らが7MHzの波長が約40m、これも短波。中波のTBSラジオは約300mです。ダイポールアンテナを作ったら150m必要ですね。高さもそれなりに必要なので我々の手には負えないアンテナになっちゃいます。それでもラジオに内蔵しているバーアンテナで受信できちゃうのはバーアンテナがそれなりに同調している効率の高いアンテナであることと、放送側のパワーがものすごいから。なんと100kW。NHK第一放送なんて500kW。夜になると吸収する電離層が消えてD層に反射して日本中で聞こえるようになりますね。これは日本の国力をそのまま表しているようなもの。この放送を縮小しようだなんてダメだと思いますよ。やめた瞬間から中国語の放送で満たされることになるでしょう。被災地域外から被災地に放送が届くことは実はとても重要なことなのです。FM放送ではこれが出来ません。よく考え直してもらいたいものです。
話が脱線しまくってますが、IC-705のアンテナ端子に長い電線を繋いでみましょう。BNCコネクタの真ん中につなぐ。なかなか難しいのでBNCコネクタのついた折り曲げ機構付きのロッドアンテナを使ってみましょう。第一電波のこれならFM放送もよく聞こえますよ。

IC-705をラジオとして使うために、折り曲げ機構のあるBNCコネクタのロッドアンテナ買いました。
先端に長い電線延長すれば感度アップ。

どこかに同調させようと言うわけではなくただ単に海外短波放送とかの受信用。
送信に使うのならきっちり1/4波長前後にしてアースも付けてSWRしっかり落とさないと pic.twitter.com/m5y67xesQR

— JO1KVS@八王子 とうきょうCA52 (@JO1KVS) November 13, 2024

このロッドアンテナにミノムシクリップとかで長い電線をつなぎます。電線は室内ではなくて屋外、外の自由空間に展開するように努めてください。長さや張り方で聞こえ方が変わります。それも良い経験になると思います。
短波放送を聞くとどのくらいの周波数がどのくらいの距離や時間帯に活躍するのかよくわかるようになります。
短波放送 -
Wikipedia

短波放送 - Wikipedia

ここにも各放送バンドの一覧がありますので参考にしてみてください。
日本語放送もありますし、聞いたことの無い言語も飛び交っています。インターネットの放送が増えてしまい昔より大分減ってしまいましたがまだまだ楽しめると思います。僕らがBCLに夢中だった頃、ラジオオーストラリア、BBCとハシゴするのは毎日の日課。ロッドアンテナだけでも十分聞こえたので初心者向け。もちろん日本語放送もやってました。もっと強いのはモスクワ放送、北京放送、韓国KBS。聞こえまくりでした。エクアドルやドイチェベレはちょっと難しく中級でした。アルゼンチンはジャミングを回避しないと聞こえない最難関の日本語放送だったかな。
当時は冷戦まっ最中で、民主主義と社会主義が思いっきり対立していて、プロパガンダが盛んな上、国民に外からの情報を聞かせまいと妨害電波を出しまくっていたのです。特に社会主義国からのジャミング(ブワブワブワブワと轟音の電波)はものすごく、日本の周辺の、あの国やこの国もメチャメチャ出していたのでバンドのなん分の一かは使えない状態だったんですよ。
アマチュア無線の14MHzがなぜ上級者にしか許されないのかも理解できるようになると思います。アマチュア無線のプラチナバンドは間違いなく14MHzなんです。
BCLだけでも季節ごとの伝搬の変化が掴めますし、11年の太陽活動周期も体感できます。日々のコンディションの差もわかります。無線機のメモリーに是非毎日聞く放送を登録しておきましょう。
明日にでもホームセンターに行って細い電線を買ってきてつないでみてください。

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