無線ブログ集
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黒森山―鴻巣峠 12/1 (2024/12/2 10:39:47)
移動運用地として知られる四方山、その北隣に黒森山があります。今回は黒森山に登り、鴻巣峠まで歩いてみました。
黒森山へは常磐線浜吉田駅で下車し、月山神社から登るのが最短ルートですが、ちょっと物足らないので、手前の亘理駅で下車、慶月院の墓から登り始めることにしました。何度も歩いている勝手知ったルート、令法の丘を経て、30分ほどで主尾根の分岐に到着。
慶月院の墓 登山口↑ ↓
主尾根合流点
ここから黒森山まで往復します。良く踏まれた登山道、東側は雑木で所々樹間から海が見え、西側は杉林のため眺望なし。緩いアップダウンの繰り返しで、どちらかというと単調で面白みのない道が続きます。途中、石碑のある夜討坂から5分ほど下ったところに森の見晴らし台という場所があり、立ち寄ってみました。今日は良く晴れて牡鹿半島や金華山が一望でした。ただ、石切り場の真上なので趣きはないです。
杉林の尾根道
森の見晴らし台
主尾根に戻り、月山神社分岐、黒森沢分岐を過ぎ、ほどなく黒森山山頂に到着。登り始めから約70分。標高255m。地味な山が連なるこの山域にあって、ここは眺望に恵まれた山頂といえます。西北に視界が広がり、正面に蔵王、目を凝らすとはるか遠くに仙台のビル群も確認できました。あいにく蔵王稜線は雪雲の中。145MHzでCQを出したところ仙台局に応答いただき、その後続かず、1局で終了。430MHzでも泉ヶ岳移動局と1局交信。陽が当たらず寒く、早々に撤収しました。
黒森山手前
山頂
右手奥に仙台市街地
来た道を分岐までいったん戻り、割山峠方向に向かいました。杉林に囲まれた閑居山山頂を過ぎると石切り場が現れ、その縁を進むと、まもなく鴻巣峠に到着。ここは割山峠ルート、愛宕沢ルートの分岐点でもあります。石切り場の上なので片側は断崖絶壁、石切り場になる前は本当に峠だったのかどうかは不明です。そばに古い二つの石碑が残されています。
閑居山山頂
さて、鴻巣峠を少し登ったところに、8畳ほどの平坦地があり、何度かここで無線運用したことがあります。ID-52のGPSで標高185mを表示。145MHzをワッチすると、何局か移動局のCQが聞こえ、岩手県一関市の室根山、平泉町の束稲山、気仙沼市の熊山、大崎市の加護坊山など各局に交信いただきました。
標高185mを表示
VUデュアル3エレ
ここなら福島県のD-starレピーターへのアクセスも可能では?と試みてみました。福島市内や南相馬レピーターはいまひとつ、なぜか郡山鶴見坦レピーターからの戻り信号がS5ほど振ってきます。ダメ元で山掛けCQを出したところ、郡山市内の局より応答があり、交信いただくことができました。郡山鶴見坦レピーターは高いビルの屋上にあるそうで、他に比べ広域かも、とのことでした。遠くのD-starレピーターへの山掛けを試みてみる、これも里山運用の楽しみかな、と思います。
鴻巣峠から割山峠方向にしばらく進むと、愛宕沢への分岐があり、今回はここを下ってみました。
割山峠手前の分岐点
下山口
細々とした痩せ尾根の登山道。20分ほどで林道が現れ下山口着、あとは長い車道歩きで亘理駅まで戻りました。
国道にかかる歩道橋より鴻巣峠方向を振り返る