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link hamlife.jp hamlife.jp (2024/12/22 2:05:26)

feed <国会議員や総務省の電波行政担当者など約100名が出席>「2024 JARLアイボールミーティング」が12月9日(月)に都内で行われる (2024/12/11 12:05:07)

2024年12月9日(月)、都内のホテルで一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)による年末恒例の「アイボールミーティング」が開催された、会場には、JARL会員のアマチュア無線家のほか、鈴木 敦 衆議院議員(3アマeラーニング受講中)、泉田裕彦 前衆議院議員(7K1KJK)、総務省総合通信基盤局 電波部移動通信課長 小川裕之氏をはじめ、関連団体・業界関係者など約100名が集まり意見交換や親睦を深めた。そのほか江島 潔 参議院議員(JI4SAR)秘書の代理出席があった。

 

 


主催者として出席者を迎えるJARL理事のみなさん

「2024 JARLアイボールミーティング」の会場風景

 

 

 東京・麹町のホテルルポール麹町で行われた「2024 JARLアイボールミーティング」。最初に主催者を代表して、森田耕司JARL会長(JA5SUD)が挨拶し、続いて来賓の鈴木 敦 衆議院議員(3アマeラーニング受講中)、泉田裕彦 前衆議院議員(7K1KJK)、総務省総合通信基盤局 電波部移動通信課長 小川裕之氏が祝辞を述べ、鈴木 昭 日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)会長(JF1QCI)が乾杯発声を行ってミーティングがスタートした。hamlife.jpではその挨拶と祝辞の要旨を紹介する。

 

 

◆森田耕司 JARL会長(JA5SUD)挨拶要旨

 

 一般社団法人 日本アマチュア無線連盟会長、JA5SUD 森田耕司でございます。皆様方におかれましては日頃、当連盟の活動に対し、ひとかたならぬご支援とご協力をいただき、厚く御礼を申し上げます。

 

 2024 JARLアイボールミーティングの開催にあたり、僭越ながらご挨拶いたします。このアイボールミーティングはアマチュア無線並びに当連盟と関係の深い皆様にお集まりいただき、親睦を深め、情報交換をいただく場として開催させていただいております。短い時間ではございますが、本日ご臨席の皆様におかれましては、交流を深めていただければと存じます。

 

 さて、2024年は完全に新型コロナウイルスから解放され、各種イベントが大々的に開催できる環境となりました。また円安の影響もあり、多くの外国人の方が来日され、都内ではどこに行っても多くの外国人で賑わっている状況となりました。私も振り返りますと、6月に開催された理事会において会長に再任いただき、昨年からJARLにとって真の意味での新時代の到来となるようなクリーンな事業運営に努めるべく、「積極的な活動と情報の発信」「組織運営の透明化」を二本の柱として活動を進めてまいりました。

 

 皆様のご支援とご協力のもと、先般の制度改正によりできるようになった体験運用の推進、本日ここにもご臨席をいただいているアマチュア無線関連団体との連携を深めるために、「SD会議」の発足および提言を行うなど、活動を進めてまいりました。これらの活動については、引き続き皆様のご支援とご協力のもと進めてまいりたいと思います。来年は大阪関西万博の開催が迫り、それに合わせた活動も行ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 今年8月には「アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2024」を初めての会場となる有明GYM-EXで開催させていただき、一昨年より多くの皆様にご参加いただき、盛況に開催することができました。改めて御礼申し上げます。2025年も引き続き有明GYM-EXで開催を予定しておりますので、皆様のご参加をお待ちしております。

 

 JARLは2026年に大きな節目となる100周年を迎えます。これはひとえにアマチュア無線を愛好いただいている皆様が支えていただいた結果だと思います。新たなスタートラインを迎えるべく締めくくりの年として、さまざまな取り組み取り組みをやってまいる所存でございますので、引き続き皆様のご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

 

◆鈴木 敦 衆議院議員 祝辞要旨

 

 ただいまご紹介いただきました衆議院議員 鈴木 敦でございます。皆様、本日はご盛会誠におめでとうございます。

 

 私のコールサインにつきましては現在、3アマのeラーニング中でございまして、来年の今頃には、もうコールサインがついているものと考えております。ぜひその際に皆様からご指導をお願いいたしたいと考えております。

 

 再来年、2026年はJARLの100周年になるということでございますが、まずもって来年、2025年でございますが、この年は “日本のアマチュア無線に携わる方が30万人を超え、アメリカを抜いて世界一の局数になったことから50周年” という節目にもなってございます。まず来年、この節目を迎えるということのお慶びを申し上げたいと思いますし、再来年に向けてさまざまな取り組みがあるということをご説明いただいておりますので、私もどんな立場にいるかわかりませんけれども、皆さんと一緒に喜びをいたしたいと、このように考えてございます。

 

 アマチュア無線については、災害発生時等においてもアマチュア無線家の皆さんのご尽力で、救援活動にあたっていただいていることに心から感謝を申し上げます。特に2011年の東日本大震災の頃は、私は予備自衛官として現地に派遣されておりましたが、現地での救援活動の折には、アマチュア無線家の皆さんの無線機のほうがよく通じるということもありまして、今年のハムフェアにも陸上自衛隊の部隊が来ておりましたけれども、その際に私申し上げましたが、あの機械は “非常に古くて使いづらい” ということが自衛官の中でも言われておりまして、ここについてもアマチュア無線家の皆さんからご指導いただかないと、おそらく立ち行かないんじゃないかと、元隊員としては思っているところでございます。

 

 その他世界においても、ハリケーンカトリーナの際ですとか、地震の際ですとか、世界各国のアマチュア無線愛好家が救援活動に応じていただいていると、これは民間を通しての活動でございますので、世界どこにあっても特に日本は災害が多い国ですので、皆様のご尽力も今後ともお借りしなければならないということを考えておるところでございます。

 

 本日はコロナも明けて2年目。皆さんと意見交換させていただきたいと思います。この場をお借りしての私からのご挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。

 

 

◆泉田裕彦 前衆議院議員(7K1KJK ex JH0CPA) 祝辞要旨

 

 皆さんこんばんは。JARLのアイボールミーティングのご盛会、心よりお喜び申し上げます。また今ほどご紹介いただきました通り、私も今年でJARL会員歴50年の節目を迎えることになりました。

 

 皆様方の活動というのは、今も鈴木先生からもお話がありましたけれども、災害時に大変役に立って社会貢献をされている。それに加えて青少年の教育、さらには科学技術の振興に本当に皆様方ご尽力をされているということに深く敬意を表したいと思います。公共の電波がこのような形でアマチュアに割り当てられてるというのは、皆様方の普段の活動が、社会的に極めて有用であるということでございます。

 

 今日お集いの皆様方は、本当にアマチュア無線を支えていただいているということで深く感謝を申し上げます。実は私、衆議院議員、新潟県知事をやる前に、通産省に奉職をいたしておりました。電波を守るっていうのは結構大変で第3地域が他のエリアと違うので、新しい技術が入ってくると周波数を開けて出せとか、テレビの周波数との調整をどうするんだとか、さまざまな課題を抱えているわけでございます。ぜひ皆様方が普段楽しみながら、さらに科学技術の発展や青少年の教育にご尽力いただけることによって、アマチュアの電波っていうのをしっかり守っていけるのだろうと思っています。

 

 それからJARL100周年。私が開局した直後だったのですが、CQ誌に「沖ノ鳥島DXペディション」をやったという写真が出た。その印象がいまだに拭えないのですけれど、よくぞあんなところに櫓を立てて、電波を出してニューカントリーということでやられたということに敬意を表するわけでございます。後で聞くと発電機を海の中に落としちゃって、1から分解して翌日には発電できるようにしたということで素晴らしいですね。

 

 沖ノ鳥島まで片道で2週間ぐらいかかるのでしょうか。1か月ぐらいは休みを取ってDXペディションをやったと。では100周年は一体どうなるんだろう? と、これも大変な思いがあるわけなんですけども、当時の時代が違うのでなかなか大変だと思いますが、私も陰ながらお支えできればと思ってます。

 

 JARLのますますのご発展、そして皆様方のご健勝を心より祈念いたしましてご挨拶とさせていただきたいと思います。本日は誠におめでとうございました。

 

 

◆小川裕之 総務省総合通信基盤局 電波部 移動通信課課長 祝辞要旨

 

 総務省の移動通信課長の小川でございます。本日はこのようなアイボールミーティングにお招きをいただきまして大変ありがとうございます。皆様方には日頃から電波行政の推進にあたりまして、格別のご理解ご協力を賜りまして厚く御礼を申し上げます。

 

 また森田会長をはじめ事務局、そして会員の皆様には、我が国のアマチュア無線の健全な発展にご尽力をされておりますことを心より敬意を表します。本年もアイボールミーティングが盛大に開催をされまして、アマチュア無線を支える多くの方々がここに集っておられることを心よりお喜び申し上げます。

 

 まず初めに今般、北海道総合通信局におきまして、アマチュア局の再免許申請などで未処理のものがございまして、事務処理が遅延していることにつきまして、申請者様をはじめ関係の皆様にはご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、この場をお借りいたしまして深くお詫び申し上げます。

 

 北海道総合通信局では、これまでに対象の皆様に個別のお詫びのご連絡をさせていただくとともに、免許処理の正常化に向けた対応を進めております。また並行して原因究明と再発防止策につきまして検討を行っております。その結果につきましては、全国の総合通信局と教訓を共有いたしまして、再び繰り返すことのないように努めてまいりたいと思います。

 

 また本年11月に取りまとめられました433MHz帯、タイヤ空気圧モニターおよびキーレスエントリーに係ります技術的条件の検討に当たりましては、情報通信審議会のご審議に当たりましてJARLからも構成員としてご参画を賜りました。取りまとめにご尽力いただきましたことに深く御礼申し上げます。本件は国際的な周波数協調と、アマチュア無線との共用を図っていくという、大変難しい議論でありましたけれども、JARLをはじめアマチュア無線の関係の皆様には、意見集約にご尽力を賜りまして、改めまして深く感謝申し上げたいと思います。

 

 さて皆様ご案内の通り、昨年総務省ではワイヤレス人材育成の裾野を広げるための、アマチュア無線の制度改正を行ったところでございます。特に拡大をいたしました体験運用の制度につきましては、本年もさまざまなイベントなどでご活用いただいたと伺っております。

 

 本年8月に開催されたハムフェアは、来場者が4万5000名と過去最高の入場者を記録したと伺っております。その会場内でもさまざまな体験運用の試みが行われ、来場された多くの方々がアマチュア無線の魅力に触れられる機会があったものと思っております。

 

 また本年も10月に「体験運用の日」が開催されまして、スカウトのジャンボリー・オン・ジ・エア(JOTA)とも連携し、全国各地でより多くのイベントが実施されたというふうに伺っております。今後もこのようなイベントを通じまして、大変運用も大いに活用していただきまして、社会貢献活動の活用と合わせ、アマチュア無線の魅力の発信、普及に役立てていただければと思っております。

 

 また本年は、SD会議の第1次提言の発表、それからSD会議のご提言も踏まえまして、アマチュア無線に関心を持つ若年層が増加することを期待をして「アマチュア無線の魅力向上アイディアコンクール」が開催をされました。このコンクールには191件ものアイディアの応募があったというふうに伺っております。皆様の関心が高かったものと思っておりますけれども、このハムフェアの表彰式では、若者の特別賞も含め8件のアイディアが表彰されたということでありまして、今後はこういった提言やアイディア、こういったものの実現をして、アマチュア無線の魅力の向上をさらに図っていくという、具体的な取り組みを進めていくことが大変重要であると承知しております。

 

 JARLにおかれましても、事業計画の中でアマチュア無線の社会的評価、価値を高めるための活動をされるというふうに伺っております。先生方からもお話がございましたけれども、「アマチュア無線は社会的に非常に価値が高い」「貢献している」ということを発信をしていく、伝えていくということは非常に大切だと思っております。

 

 森田会長のもと、関係者の皆様が協力していただいて、アマチュア無線の価値向上、健全な発展に向けた活動を引き続き取り組んでいただくことを大いに期待したいと思っております。総務省といたしましても、今後ともJARLをはじめ、皆様のご意見ご要望を伺いながら、アマチュア無線の推進に向けた取り組みを進めてまいりたいと思っております。引き続きのご支援、ご協力を賜ればというふうに思っております。

 

 最後にJARLとアマチュア無線の今後のさらなるご発展と、本日ここにお集まりの各局にとりまして、来年もFBな1年となることを祈念いたしまして、私からのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

 

 

◆鈴木 昭 JAIA会長(JF1QCI) 乾杯発声要旨

 

 皆さんこんばんは。日本アマチュア無線機器工業会、JAIAの会長 JF1QCI 鈴木と申します。皆さんもご存知のようにJAIAは、無線機器と周辺機器、アマチュア無線ユーザーにとって魅力ある商品の生産販売を進めております。日頃は来賓の皆様方のご支援をいただきながら、こういう活動ができることを誠に感謝いたしております。また森田会長をはじめJARLの皆様、また関係各位の皆様のアマチュア無線の健全な発展のご尽力に対して、JAIA各社を代表しまして御礼申し上げます。

 

 当JAIAは本年度、ハムフェアでの展示や技術講演等を行ってまいりました。特にハムフェアでは、JAIAはユーザーの方に非常に馴染みがないため、YouTubeを使って宣伝活動をしてまいりました。また各社共通で使える卓上マイクっていうのも提供していくという形でおります。それからすでにお話が出ていますが、SD会議でアマチュア無線の活性化についても参画させていただいております。JAIAも非常に非力ではございますが、アマチュア無線の活性化を今後も進めてまいりたいと思います。

 

 今、市場は非常に厳しいですが、JARLが100周年を迎えるということもありますので、来年はさらにこの活動を強化推進し、若い方々に「作る楽しさ」を知っていただきたい。今はハンダゴテを握ったことがない方がいっぱいいます。私は小学校の頃から初めて作ったのがゲルマラジオで、わずか3つの部品で音が出ました。こうした感動を今の若い人たちにどういった形で提供しようかな?というのを、JAIA各社、それから関係各位の皆様方と議論しながら取り組んでいきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

ミーティングの途中で挨拶に立ったJARDの三木会長(JA1CIN)は「今年は能登半島で二度にわたる大きな災害が発生した。アマチュア無線の社会貢献として、防災関係や地域支援の体制を作り、もっと取り組んでいくことが重要。社会貢献を行うことでアマチュア無線が小中学生にも憧れを持ってもらえる趣味になってほしい。夏のアイディアコンクールでいただいた、さまざまなアイディアを具現化していきたい」と述べた

JARL広報大使のお二人、水田かおり(JI1BTL)(右)と歌手 Masaco(JH1CBX)と演歌歌手が挨拶。「ハムの集まりもいろいろお邪魔させていただいております。そして自分も無線が大好きなので、あちこちで移動運用もさせていただいています。いまマイブロウェーブにも挑戦しています。昨日も山の上から5GHz帯や10GHz帯で電波を出させていただきました。最近は体験運用が話題です。子どもたちにもたくさん無線で喋っていただこうということで、移動運用をしながら一緒にモールス体験にもチャレンジしました。これからも少しでもアマチュア無線を楽しんでいただけるように、とくにお子さんや女性を増やしていければと思っております」(水田かおり)。「私がアマチュア無線の道に進むきっかけになったのが、リアルに体験した阪神淡路大震災と、東日本大震災でアマチュア無線家のみなさんがすべての通信手段が途切れたときに最後の命綱になったと…、それを聞いて無線に魅力に思って資格を取って沼にはまりました。それが高じて、いざとなったときに自分が動けるようにと、昨年防災士の資格を取りました。少しでもその分野で皆さんのお力になれればいいなと思っております」(Masaco)

締めの挨拶には三井武JARL副会長(JA8DKJ)が登壇。「趣味であるアマチュア無線を楽しく、またアマチュア無線の発展、技術の向上を務め、趣味の王様言われるアマチュア無線を盛り上げていきたいと思っています。2024年も残すところ3週間ほどになりますが、コロナ禍、インフルエンザなどもまだまだ蔓延していますので、十分に体調を気をつけて2025年の新年を迎えください。本日はありがとうございました」と述べた

 

 

「2024 JARLアイボールミーティング」の会場風景

「2024 JARLアイボールミーティング」の会場風景

「2024 JARLアイボールミーティング」出席者の集合写真

 

 

●関連リンク: Rept on 2024 JARLアイボールミーティング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

 

 

 

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