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<電波法違反事件の関連記事が多数ランクイン!>hamlife.jpの「年間アクセスランキング2024」ベスト30を発表 (2025/1/1 15:30:55)
【明けましておめでとうございます。2025年もhamlife.jpを宜しくお願いいたします。】
2013年8月にスタートしたhamlife.jpは、アマチュア無線関連を中心に毎年1,300~1,500件の記事を掲載している。2024年は前年より47 本少ない1,355件の記事を掲載したが、その中で特に注目を集めたのはどんな記事だっただろうか!? 年末年始恒例のスペシャル企画として、2024年の掲載記事「年間アクセスランキング」ベスト30をお届けしよう。今回は電波法違反事件の関連記事が多数ランクインしている。
2024年のアマチュア無線界は、各メーカーから新製品発表や発売開始が相次ぎ(JVCケンウッド TH-D75、アイコム ID-52PLUS、IC-7760、八重洲無線 FTM-150ASP、アルインコ DJ-X82など)、さらに新会場の有明GYM-EXで開かれた「ハムフェア2024」でも初お披露目の参考出品が披露され(八重洲無線 FTX-1F、JVCケンウッド 144/430MHz帯D-STAR/APRSモービル機)注目が集まった。
「ハムフェア2024」で電撃発表された八重洲無線のポータブル機「FTX-1F」の正面。サイズはhamlife.jpの簡易実測で210W×52D×72Hmm。発売開始は2025年初頭と言われている
JVCケンウッドがハムフェア2024会場で展示した、開発中の144/430MHz帯D-STAR/APRSモービル機。大型の操作部(コントローラー)と無線機本体で構成されている
その一方で、アマチュア無線局数は減少を続け、「無線局等情報検索」で得たデータによると2024年12月27日現在のアマチュア局数は347,827局。ちょうど1年前の2023年12月25日時点では361,206局だったので、1年で13,379局(約3.8%)の減少となった。
2006年4月末から2024年10月末までのアマチュア局数の推移。年内中に35万局を割り込むのは確実な状況だ
また入門資格である「第4級アマチュア無線技士」の資格を2023年度(2023年4月~2024年3月)に新規取得したのは5,450名と例年の半分程度に留まった。アマチュア無線を楽しむ若年層の入門者が少なく高齢化が目立ち、無線ショップの廃業も相次ぐなど、今後のアマチュア無線という趣味の先細りが懸念されることから、JARLとJARD、JAIA、CQ出版の4者が2023年12月に発足させた「SD会議」が定期的な会議と調査検討を進め、ハムフェア2024の会場でも「アマチュア無線の魅力向上アイデア募集」を行うなどの取り組みを続けている。さらにJARLやJARD、各地の無線クラブなどが無資格者の体験運用に注力をしているが、その成果が顕著に表れるまでには至っていない。
JARL、JARD、JAIA、CQ出版社による「SD会議」の開催風景(JARL Webより)
新たな取り組みとして「MUSENモール」を運営するアイコム情報機器株式会社が、SHF帯トランシーバーのIC-905/IC-905XGとアンテナをセットにして、月ぎめの定額料金(月額4,510円~7,260円の4プラン)で最大3年間利用できる「IC-905サブスク」というプランを台数限定で募集したことが注目されている(契約終了後は機材返却が必要)。今後“無線機を買わなくても、月額料金の支払いで一定期間使える”というサブスクがさまざまな機種で行われるようになれば「無線機が高くて開局できない」という入門者を取り込むことができるかもしれない。
「IC-905サブスク」のPRチラシ
11年周期で増減を繰り返す太陽活動の「サイクル25」は、いよいよ2025年初めにピークを迎える見込みで、HF帯ハイバンドや50MHz帯はコンディション上昇によるDX QSOが楽しめる1年となった。その一方で太陽フレアによる磁気嵐も頻発。不安定なコンディションに翻弄されることも多かったが、日本各地で「オーロラ」が観測されるといった一面もあった。
サイクル25の太陽活動がピークを迎える中、太陽表面では大きな黒点の出現や最大クラス(Xクラス)のフレア発生が相次いでいる
JARLは2024年春に通常選挙が行われ、6月の定時社員総会と理事会を経て新執行部が決定した。JA5SUD 森田会長のもとでQSLカードの転送遅延問題や財政問題などに取り組んでいる。しかしコロナ禍の一時期は増加していた会員数が最近は再び減少に転じ、2024年11月7日現在の会員数は63,678名(正員50,226、社団会員1,269、家族会員982、准員11,201)と、この1年間で1,702名(約2.7%)減少している。
JARLの新執行部。写真左から常務理事 総務担当の山内氏(7K1BIB)、副会長の木村氏(JA2HDE)、会長(再任)の森田氏(JA5SUD)、副会長の三井氏(JA8DKJ)、常務理事 IT・技術担当の坂井氏(JH4PHW)
では2024年の1年間、hamlife.jpに掲載された1,355件の記事から、特にアクセス数の多かった30本をランキング形式で紹介していこう。 ※記事タイトル下のURLアドレスをクリックすると該当記事にジャンプします。
★アクセスランキング 第1位~第10位
1)【ハムフェア2024】<6W出力で長時間運用、2波同時受信も可能>八重洲無線、HF~430MHz帯ポータブル機「FTX-1F」を発表
https://www.hamlife.jp/2024/08/24/hf2024-yaesu-ftx1f/
ハムフェア2024の八重洲無線ブースはFTX-1Fに注目が集まった
2)<静岡県浜松市・国道257号線で取り締まり>東海総合通信局、ダンプカーにアマチュア無線機を取り付けて不法に無線局を開設した運転手(61歳)を摘発
https://www.hamlife.jp/2024/08/23/huhou-musenkyoku-torishimari-1273/
3)<三浦電波監視センターの “電波監視”
で発覚>関東総合通信局、許可を受けていない設置場所・無線設備で運用した愛知県豊橋市の第一級アマチュア無線技士に38日間の行政処分
https://www.hamlife.jp/2024/10/28/huhou-musenkyoku-torishimari-1279/
関東総合通信局の三浦電波監視センターは三浦半島の小高い丘に位置する。写真左奥が相模湾から富士山方向だ
4)<免許を受けずにアマチュア無線局を開設>近畿総合通信局、第四級アマチュア無線技士の資格を持つ無線従事者(55歳)に対して43日間の行政処分
https://www.hamlife.jp/2024/08/07/huhou-musenkyoku-torishimari-1271/
5)<ダンプカーから「衛星区分」の周波数(436.12MHz)で通信&コールサイン不送出>北海道総合通信局、第四級アマチュア無線技士(61歳)に対して12日間の行政処分
https://www.hamlife.jp/2024/02/06/huhou-musenkyoku-torishimari-1246/
430MHz帯のアマチュア無線バンドプランでは、436.12MHzは「衛星」の区分となっている
6)<免許を受けずに無線局(不法アマチュア無線)を開設>東北総合通信局、第四級アマチュア無線技士の資格を持つ2人(63歳、46歳)に対して42日間の行政処分
https://www.hamlife.jp/2024/10/29/huhou-musenkyoku-torishimari-1280/
令和6年度電波利用環境保護活動用のキャッチコピー「えっ 仕事でアマチュア無線、違法じゃない?」PRポスター
7)<無線従事者の資格を持ちながら免許を受けず不法無線局を開設>関東総合通信局、第四級アマチュア無線技士3名に対して48日間の行政処分
https://www.hamlife.jp/2024/05/07/huhou-musenkyoku-torishimari-1258/
総務省が作成した、アマチュア無線のルールを守った運用について周知するリーフレット
8)<赤字が累積し、52年間の歴史に幕>熊本市東区のショップ「無線のクマデン(熊電総業)」、6月30日(日)で閉店
https://www.hamlife.jp/2024/05/07/musenno-kumaden-heiten/
2024年6月30日で閉店した無線のクマデン(熊電総業)の外観(hamlife.jp 2014年9月撮影)
9)<全国の「Seria」で販売スタート>100円ショップで買える! ミニサイズの「ON AIRランプ」が話題に
https://www.hamlife.jp/2024/03/16/seria-mini-onair-lamp/
Seriaで発売されたミニON AIRランプ。記事掲載後、一時は品切れ状態になったが最近は再生産が行われたようだ
10)<無線機のほか巨大なリニアを押収!?>九州総合通信局、船舶に不法市民ラジオの無線機を設置して不法無線局を開設していた会社員(61歳)を摘発
https://www.hamlife.jp/2024/12/13/huhou-musenkyoku-torishimari-1287/
押収された無線機器等
アクセスランキング 第11位~第30位は 次ページ に掲載!!
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