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<旧 “電子申請・届出システムLite” アカウントからの引き継ぎ法は?>総務省の「電波利用電子申請」サイトが本日オープン (2025/1/6 15:30:49)
総務省は2025年1月6日午前10時、オンラインで無線局の開局や変更、履歴照会などの各種手続きができる新サイト「電波利用電子申請」をオープンした。従来、アマチュア局用の「電子申請・届出システムLite」のアカウントを持っていた免許人は、パスワードの設定と過去の申請情報のデータ引き継ぎが必要になる。
1月6日にオープンした総務省の「電波利用電子申請」トップページ
総務省はこのほど、アマチュア局向けの「電波利用 電子申請・届出システムLite」と、一般の無線局やデジタル簡易無線などの登録局などの免許・登録申請等に使用する「電波利用 電子申請・届出システム」を統合・リニューアルし、2025年1月6日10時から新システムによるホームページ「電波利用電子申請」をオープンした。
1月6日にオープンした総務省の「電波利用電子申請」トップページ
既報のとおり 「電波利用 電子申請・届出システムLite」のアカウントを所持しており、2024年12月10日までに「登録している連絡用メールアドレスでメールの受信ができる」「複数のアカウントで1つのメールアドレスを重複使用していない」「現行システムのユーザID/パスワード」の確認を終えているアマチュア局の免許人は、リニューアルした「電波利用電子申請」のサイトを新規登録を行わずに利用可能だ。
「電波利用 電子申請・届出システムLite」のアカウントを所持するhamlife.jpスタッフが試してみたが、“Lite” のアカウント所持者もまずはパスワードの新規設定が必要になる。
「リニューアル前の電子申請・届出システムLiteのアカウントをお持ちの方」のポップアップ画面。「電波利用 電子申請・届出システムLite」のアカウントを所持者も、まずはパスワードの新規設定が必要になる。この画面内の「パスワードを再発行」のリンクをクリックしよう
まず「リニューアル前の電子申請・届出システムLiteのアカウントをお持ちの方」のポップアップ画面にある「パスワードを再発行」のリンクをクリック。「パスワードをお忘れの方」コーナーにアクセスし、“Lite” で使用していたログインID(=登録していたメールアドレス)と自分自身の生年月日を入力する。しばらくすると、URLアドレスが記載されたメールが届くので、そのURLアドレスにアクセスして設定したいパスワードを入力する。 “Lite” で使っていたパスワードを再利用しても問題なさそうだ。
まず「パスワードをお忘れの方」から、“Lite” で使用していたログインID(=登録していたメールアドレス)と自分自身の生年月日を入力し、送信ボタンを押す
URLアドレスが記載されたメールが届くので、そのURLアドレスにアクセス
メールで届いたURLアドレスをクリックし、表示されたページでパスワードを設定する。“Lite” で使っていたパスワードを再利用しても問題なさそうだ
続いてログインページでログイン方法を選択。「ログインID・パスワードでログイン」を選び、ログインID(“Lite” で登録していたメールアドレス)と、新規設定したパスワードを入力。さらにログインページ最下部の「メールでワンタイムパスワードを受け取る」にチェックを入れて「次へ進む」をクリックし、「ワンタイムパスワードの入力」画面へ移る。
ログインページでログイン方法を選択。「ログインID・パスワードでログイン」を選び、ログインID(“Lite”で登録していたメールアドレス)と、新規設定したパスワードを入力
ログインページ最下部の「メールでワンタイムパスワードを受け取る」にチェックを入れて、「次へ進む」をクリック
しばらくするとメールでワンタイムパスワード(数字6桁)が届く。これを画面に入力すると、ようやく「電波利用電子申請」のメニュー画面(アマチュア局専用の簡易な手続き)が表示される。
メールでワンタイムパスワード(数字6桁)が届くので、それを入力する
やっと「電波利用電子申請」へのログインが完了し、メニュー画面(アマチュア局専用の簡易な手続き)が表示される
だが、この状態では過去に “Lite” で申請を行った際の履歴が反映されていないのだ。そのため「マイページ」の「アカウント管理」画面で、「データ引継ぎ」を選択する。
「マイページ」の「アカウント管理」画面で、「データ引継ぎ」を選択
データ引継ぎには「電波利用 電子申請・届出システムLite」の時代に使っていたユーザIDとパスワードを入力して「認証する」をクリック。画面が変わったら「データを引継ぐ」をクリック。これでようやく、過去の申請履歴が反映され、この後の申請時に流用することが可能になる。
今度は「電波利用 電子申請・届出システムLite」の時代に使っていたユーザIDとパスワードを入力して認証を行う
画面が変わったら「データを引継ぐ」をクリック
これで過去の申請履歴が反映され、今後の申請時にデータを流用することが可能になった
慣れていないこともあって、こうした作業がやや面倒に感じたが、申請画面自体はわかりやすく洗練されたものになっている。いざ再免許申請や変更手続きを行う段階になってから慌てないよう、一度早めに「電波利用電子申請」にアクセスし、パスワードの設定や申請データの引継ぎ作業を行っておくことをお勧めしたい。
◇
なお、総務省の電波利用ホームページも「電波利用ポータル」と名称を変更し、一部のコンテンツはURLアドレスが変更になっているので注意が必要だ。hamlife.jpの画面右側に設けた「最強!無線関係リンク集」の“総務省”の項目はすべてURLアドレスを修正済みである。
●関連リンク: 電波利用電子申請(総務省)
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