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真昼のBPC 68.5kHz ― 2SK2394 Mini Whip (2025/1/20 5:34:14)
1/19 少し補足しておきます。
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昨年の暮れにあるMLで、HF帯受信用のFETが話題になっていました。
なんでも、三洋がオリジナルの2SK2394はローノイズで素晴らしい!とか...
試食したいと思い、10個買ってみました。
https://www.onsemi.com/pdf/datasheet/2sk2394-d.pdf
送料込みで1,681円、@168円
中華通販サイトも、最近は高値傾向なので、偽物を心配するくらいなら、ちゃんとしたところから買う方が良いですね。
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購入先は、マルツエレック(株)さんです。
DigiKeyで扱っている部品を購入することができます。
https://www.marutsu.co.jp/categories_19/#digiKeyTop
今回の2SK2394の場合、DigiKeyから購入すると送料と関税が最低でも$16.52(今日のレートで2,582円)掛かりますが、マルツさんの場合はネコポス便を指定すれば、全国一律 350円(税別)で済みます。
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さっそく、こんな餅の絵を描いてみました。
LTSPICEのシミュレーション
1個でも大丈夫だと思いますが、安全を見てパラレルにしました。
各パーツはこんな配置です。
ARCADの実体図
例によって、PCBを削って...
左下のメガネコアは、約1MHzの直列共振回路です。
プローブ代わりの単線を通して、トラップできないかな~と思って入れてみました。
メガネコアは、年末に嵌っていたチョークです。
なかなか良い感じです。
この状態で、軒先に吊るして様子を見たのですが、バイアスTへの電源をつなぎ間違えて、24Vを放り込んでしまいました。
しばらく良い感じで見えていたのですが、あれよあれよという間に信号が消えて、ノイズだらけになってしまいました。
引き出しをゴソゴソやってらた、小ぶりのガス放電式アレスタが出てきたので、試しにくっ付けました。
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GDT(ガス入り放電管)と言うようです。
20年以上前に、日米電子か鈴商で買ったような気がします。
TDKのEPCOSブランドでした。
「サージ保護デバイスの使用方法:サージアレスタ」
https://product.tdk.com/ja/techlibrary/applicationnote/howto_arrester.html
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信号のプロット
第1位は、2SC1959 x2のスモール・ループでした。
第2位は、2SK2394 x2のミニホイップ。
ノイズレベルがスモールループよりも低いミニホイップは、初めてです。S/Nに関する性能は、評判どおりのようです。
右端のJ310をカスコード接続したミニホイップは、高域が良いので屋上に上げていましたが、2SK2394と交代ですね。
低い周波数は如何かな?と思い、40kHzのJJYに合わせてみました。
20kHzの対潜水艦通信などが良く入っています。少し眺めていると、70kHz辺りにも信号が見えます。
中国の時報局、BPCのようです。
https://www.seikowatches.com/instructions/html/SEIKO_1B25_1B35_JP/CWVVSYxxhbpilh
さっそく受信して見ると、すんなりデコードできました。
他のアンテナでも試して見ました。
このアンテナの後にふと思いついて作った、2N7002をLEDでバイアスしたミニホイップです。