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<電波の専門家によるセミナー、アマチュア無線の体験運用や展示も>埼玉県狭山市、2月8日(土)に「ラジオテックフェア」開催 (2025/1/27 11:30:20)
埼玉県狭山市危機管理課と狭山非常通信チームの主催による「ラジオテックフェア」が2025年2月8日(土)に狭山市市民交流センターのコミュニティホールで開催される。当日は電波の専門家による3つのセミナー「宇宙天気と電波伝搬」「南極昭和基地通信の歴史」「宇宙での電波利用について」のほか、アマチュア無線の災害時の利用法についての意見交換や、アマチュア無線の体験運用、無線機器の展示が予定されている。定員は200名、入場無料で事前申し込みは不要。
埼玉県狭山市は2024年度、行政提案型協働事業として「災害時に活躍するアマチュア無線ネットワークの構築」を実施している。今回開催されるセミナー「ラジオテックフェア」も、同事業の一環として開催されるものだ。以下、案内ページからの抜粋で紹介する。
ラジオテックフェア
~電波の専門家による感動のセミナー!~
・主催: 狭山市危機管理課、狭山非常通信チーム
・開催日時: 2025年2月8日(土)13:30~18:30
・会場: 狭山市市民交流センター 1F コミュニティホール
(埼玉県狭山市入間川1-3-1)
https://sayama-portal.jp/sayama_kouryu
・交通: 西武池袋線「狭山市」西口 徒歩1分
・入場: 無料(事前申し込み不要、直接会場にお越しください)
・定員: 200名
<内容>
●第1部「宇宙天気と電波伝搬」~宇宙天気現象からHF帯電波伝搬を探る~
宇宙天気の基礎から出発し、それらが地球に与える影響について解説するとともに、HF帯の電波を使って世界中と交信できるメカニズムについて探っていきます。
・講師: 平 和昌 先生(元NICT電磁波研究所所長)
・講師プロフィール:
小学3年で電気・ラジオへの興味に目覚め、中学時代は電子工作や海外から放送の受信に明け暮れる。高校1年にアマチュア無線局を開局。以来、45年以上続く趣味となる。大学・大学院では電波研究者を目指し、郵政省通信総合研究所(現在の国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)に就職。携帯電話の実用化研究に参画。2016年からNICT電磁波研究所長。2023年に退職するまで一貫して研究現場を大切に支えた。現在、電波関係の教科書や雑誌の執筆、大学での講義などを通じて、さまざまな年代の方々の電波への興味を引き出す活動を行っている。工学博士。
●第2部「南極昭和基地通信の歴史」~南極昭和基地ではどのように電波が使われてきたか?~
・講師: 小林正幸 先生(日本極地研究振興会理事)
・講師プロフィール:
日本電信電話公社(現NTT)より第25次南極観測隊に参加、通信担当として越冬。その後民間企業より第46次南極観測隊で再び越冬。帰国後民間企業で微気象計測システムの開発に携わった後、(公財)日本無線協会
養成講習部で講師試験部で国家試験の計画立案、執行員を歴任。現在(公財)日本極地研究振興会 理事。
●第3部「宇宙での電波利用について」
・講師: 安田 聖 先生(ARISS JAPAN TEAM)
・講師プロフィール:
「ARISSスクールコンタクト」は世界中で行われているイベントで、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士と地上の子どもたちがアマチュア無線でリアルタイムに会話をするというイベントです。日本では2001年に最初の更新が埼玉県入間市で行われ、以来100を超える交信を行ってきました。ARISS
JAPANはそのNASAとの調整役を担っています。安田先生はそのARISS
JAPANチームで多くの交信を手掛けている仕掛け人でもあります。一橋大学名誉教授。
●第4部 アマチュア無線の可能性・全体質問
アマチュア無線の災害時の利用法について専門家、会場の方々とパネルディスカッションを行い、市民が災害時にどのように通信を行うか意見交換します。
・「ラジオテックフェア」問い合わせ先:
電話 050-5534-1335(スタークラブ内、平日9~18時)
「ラジオテックフェア」の詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・ラジオテックフェア案内(スタークラブ)
・狭山非常通信チーム
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