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<「徐々に公開します」と案内>DX愛好者のための専門誌「月刊ファイブナイン」、過去に出版した記事をジャンル別にしてWeb限定での無料公開を始める (2025/2/4 12:05:14)
著名DXerと知られる草野利一氏(JA1ELY)が編集長・発行人となって、1986年4月に雑誌(紙媒体)として創刊され、2011年7月号から有料の電子ブック版として毎月発行。2014年9月号で休刊した、DX愛好者のための専門誌として人気を集めた「月刊ファイブナイン」。休刊から10年以上経った昨年(2024年)暮れ、“過去に出版した記事をジャンル別にして限定公開”をWeb上でスタートした。「過去のDX通信の実情や情報を知りたいという方よりバックナンバーのお問い合わせが少なからずあります。バックナンバーは無理ですが、皆さまのご要望にお応えするためジャンル別記事のアーカイブを編集し本WEBで限定公開することに致しました。本公開がアマチュア無線文化が末永く続くことに貢献することを心より願っております」と案内している。
草野利一氏(JA1ELY)が執筆する電波実験社(現 電波社)刊「月刊モービルハム(2000年3月号で休刊)」の「DXダイジェスト」コーナーは、インターネットなどない当時、DX関連の貴重な情報源として人気を集めていたが、氏いわく「ページ数が限られていることに物足りなさを感じていた」という理由から、自らDX関連情報を中心とした専門誌を発行。
情報量の多さもさることながら、無線機器メーカーなどの広告も掲載されるなど、商業誌と肩を並べる存在だった。その後、インターネットの普及とともに、紙媒体から電子版へ発行形態は移り、2014年9月号をもって休刊となる( 2014年6月29日記事 )。
それから10年以上が経過した2024年11月、草野氏から「過去記事の公開にあたってのご挨拶」とのタイトルで以下の案内が行われた。
月刊ファイブナインはJA1ELY(草野利一)が編集発行していたDX通信愛好者のための専門誌です。1985年5月に創刊し2014年4月に休刊しました。
当初は紙媒体で発行していましたが2011年6月からは電子版として発行しました。
創刊の動機は私が7年間執筆していた総合アマチュア無線誌のDXコラムではページ数が限られていることに物足りなさを感じていたことです。
それなら小さくともDX関連に絞った記事で専門誌を作ってみようと思い立ったのです。
内容はDXペディション情報、各バンドの様子を伝えるバンドコラム、DXコンテスト情報、DXペディション運用記、 アンテナや電波伝搬そしてリグや周辺機器に関する技術記事、毎月のDXレポート、QSL収集情報、ローカルトピックス等を網羅していました。
早いもので休刊して10年が経過しました。近年宇宙通信のための通信技術JT65から発展したFT8等のデジタル通信技術の目覚ましい進展によりDX通信の世界は様変わりしつつありますがSSB、CW、RTTY等の従来の通信方式も人間味があってこれまた楽しいものです。
過去のDX通信の実情や情報を知りたいという方よりバックナンバーのお問い合わせが少なからずあります。バックナンバーは無理ですが、皆さまのご要望にお応えするためジャンル別記事のアーカイブを編集し本WEBで限定公開することに致しました。本公開がアマチュア無線文化が末永く続くことに貢献することを心より願っております。
2024年11月 JA1ELY 草野利一
半著名DXerとして活躍してた草野氏(JA1ELY)が1980年代前半に担当していた、電波実験社(現 電波社)刊「月刊モービルハム」の「DXダイジェスト」コーナー。草野氏の豊富な知識や経験をもとに、最新のDX情報が手に入ると人気のコーナーだった
紙媒体発行当時の「月刊ファイブナイン」の内容を紹介した案内文。
外国のアマチュア局との交信を楽しむ方にとって有益な、最新DX情報・話題・技術知識がテーマ
「月刊ファイブナイン」は編集長JA1ELYが1986年4月に創刊したアマチュア無線のDX愛好者の為の専門誌。
一口にアマチュア無線と言ってもジャンルは広く多種多様。アマチュア無線の総合誌は、ページ数は多くても自分が本当に必要とする情報や話題は意外に少ないもの。それに比べて、「月刊ファイブナイン」はHF~6mにおいてDXを追いかけている人を対象にしているので、このジャンルが好きな人にとっては読み応え十分!
主な内容は、各バンドの様子を伝えるバンドコラム、DXコンテスト情報、技術情報、DXペディションの運用記、アンテナや電波伝搬、そしてリグに関する特集記事、毎月のDXレポート、その他JARLの動き、ローカルトピックス等を編集。また毎年1月には、前年にJAに入感したDX局のQSLインフォメーションを収録した別冊を付録として提供している。外国のアマチュア局との交信を楽しむ方にとって有益な、最新DX情報・話題・技術知識がテーマ。
当時の記事がアーカイブとして蘇った。「徐々に公開します」としているが、当時を懐かしむDXerを中心に、“無料で貴重な資料が読める”とアマチュア無線家の間で反響を呼んでいる。詳しくは記事下の「関連リンク」から確認してほしい。
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<1986年に月刊誌として創刊>DX愛好者のための専門誌「電子版ファイブナイン」、2014年9月号をもって休刊へ
●関連リンク:
・月刊ファイブナイン誌のWEB限定公開(月刊ファイブナイン)
・Fivenine Memorial 1985-2914(月刊ファイブナイン)
・アマチュア無線のDX愛好者の為の専門誌「電子版 ファイブナイン」
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