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八重洲無線は米国フロリダ州で2025年2月7日から始まったアマチュア無線イベント(HamCation 2025)の会場で、C4FMデジタル搭載の最高級144/430MHz帯モービル機「FTM-500DR(日本向けの製品名:FTM-500D)」にスーパーDX機能とASP機能を搭載した新製品「FTM-510DR ASP」を発表した。同社の米国子会社であるYaesu USA, Inc.のサイトには製品情報も掲載されている。
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海外仕様の「FTM-510DR ASP」。ディスプレイには「ASP」の表示がある
Yaesu USA, Inc.のサイトに掲載されているFTM-510DR ASPの情報を抜粋(機械翻訳)で紹介する。
FTM-510DR ASP
新しい C4FMデジタル/FM 55W(VHF)/50W(UHF)デュアルバンドモバイルトランシーバー「FTM-510DR ASP」を紹介します。
FTM-510DR ASPは、現在のFTM-500DRと同じコア機能を有していますが、新しく「スーパーDX」と「ASP(オーディオ
デジタル信号プロセッサユニット)」を搭載しています。
★スーパーDX: 受信信号が弱い場合、C4FMデジタル/FMアナログの両モードでスーパーDX機能を有効にすることで、RFアンプの感度を上げることができます。
★ASP(オーディオデジタル信号プロセッサ): FMアナログモードでは、スーパーDXに加えてASPも有効にできます。受信したFMオーディオをデジタル処理してノイズを除去することで、弱い信号に対して信頼性が高く、快適なオーディオ品質を保証します。これにより、通信範囲が拡大します。
★ASP AUTOモード: このモードでは、トランシーバーがFMアナログモードで弱い信号を検出すると、ASPが自動的に起動します。
★直感的で簡単な操作のために、FTM-510DR ASPのPMGおよびMAG機能が改良されました。
・PMG(プライマリーメモリーグループ):
最大5つのVFOまたはメモリーチャンネルをPMGに割り当てて監視できます。PMGチャンネルの受信状況は、PMG画面にオレンジ/グレーのバーグラフで表示されます。信号が消えると、バーグラフの色がリアルタイムでオレンジからグレーに変わります。
FTM-510DR
ASPでは、グレーのバーグラフ(受信履歴信号)は、信号が失われてから2秒後に自動的にフェードアウトします。FTM-500DRでは、グレーのバーグラフは、DIALノブを押して手動でリセットするまで表示されます。
・AUTO モード:
PMGチャンネルがスキャンされ、信号のある最大2つのチャンネルが同時に受信および聴取されます。受信チャンネルで送信が自動的に実行されます。
・MANUAL モード
送信するために手動で選択されたPMGチャンネルは常にスキャンおよび受信されます。他のPMGチャンネルもスキャンされ、信号のあるチャンネルを同時に受信および聴取できます。送信チャンネルは、ダイヤル
ノブを回すか、PMG 画面で目的のチャンネルのバー グラフをタッチすることで選択できます。
・MAG(メモリー自動グループ化): 各バンドで呼び出すことができるメモリーチャンネルに加え、FTM-510DR ASPには、バンドに関係なく任意のメモリーチャンネルを選択できる新しい「マイグループ」機能があります。
※現在のFTM-500DRユーザーは、必要に応じてファームウェアを更新することで、更新されたPMG機能とMAG機能の「マイグループ」を利用できるようになります。該当するファームウェアは2025年2月末までにリリースされる予定です。
※FTM-510DR ASPには、内蔵Bluetooth ユニットは含まれていません。オプションのBluetoothユニット「BU-5」を取り付けることで、SSM-BT20または市販のBluetooth製品でハンズフリー操作が可能になります。
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米国Yaesu USA, Inc.のサイトには早くも製品情報が掲載されている
なお2月8日15時現在、このFTM-510DR ASPの日本向け仕様(「FTM-510D ASP」?)に関する発表は八重洲無線から行われていない。今後、日本向けの新機種が登場するかは今の段階で不明だが、無線ショップの中には「FTM-500D在庫僅少 まもなく受注停止」というアナウンスを行っているところもあるので、今後の動向に注意が必要だ。
次ページ には…JVCケンウッドの新製品情報を掲載!
The post <最高級モービル機に「スーパーDX」と「ASP」機能を新搭載>八重洲無線、米国で新モデル「FTM-510DR ASP」を発表 first appeared on hamlife.jp .