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link hamlife.jp hamlife.jp (2025/2/23 5:35:21)

feed <国際宇宙ステーション(ISS)が430MHz帯で初のSSTVミッション>日本時間の2月13日(木)夜から4日間にわたり437.55MHz(FM)/出力5WでSSTV画像を送信 (2025/2/11 12:05:17)

日本時間2025年2月13日(金)の夜(21時ごろ開始)から17日(月)夜までの4日間、国際宇宙ステーション(ISS)から430MHz帯で初となるSSTV(Slow Scan Television)画像送信ミッションが行われる。テーマは「宇宙からガガーリンについて」で、今回は2025年春に予定されている宇宙ミッション「Fram2」の、430MHz帯を使ったアマチュア無線トレーニング(実験的なコンテスト)「Fram2Ham」のシミュレーションを目的としているため、430MHz帯での運用となった模様だ。これまで行われてきた144MHz帯でのSSTV送信の出力は25Wだったが、今回は5Wに抑えて実施される。コールサインは「RS0ISS」が使われる。

 

 

 

 

 2025年春、北極と南極の極軌道上で、同時に初の有人宇宙飛行を行うミッション「Fram2」計画が進められている。そして、極軌道上の宇宙船「SpaceX Dragon」から初となるアマチュア無線の運用としてSSTV画像送信が行われる。使用するコールサインはLB9NJ(ノルウェー)とKD3AID(米国)を予定し、1日(最大延長で3日間)の限られた時間の中で、送信出力が小さいことやアンテナの向きがさまざまであること、SSTV運用に割り当てられる時間が限られているなど課題があるとしている。

 

 これら厳しい条件!?だが、高校生と大学生を対象に、宇宙船から送られてくるSSTV画像を受信するアマチュア無線トレーニング(実験的なコンテスト)「Fram2Ham」が実施される予定で、宇宙から送られてくるSSTV画像は「パズルピース」を模したもの。パズルを組み立てて極地の位置を特定し、その位置に関連する質問に答えるプログラムだとしている。

 

 

ARISS – Amateur Radio on the ISSではX(旧Twitter)で「FRAM2Hamイベントは、SSTV画像の送信のキャプチャとデコードに世界中の学生が協力することに重点を置いています。現在、FRAM2Hamのdiscord サーバーでチームを結成しています。リンクを見つけて参加してください: https://fram2ham.com」呼びかけている

 

 

 この「Fram2Ham」のシミュレーションを兼ねて、2月13日から17日までISSから初の430MHz帯によるSSTV画像送信(出力5W)が行われる。AMSAT-UKは以下の情報を伝えてきている(一部抜粋、機械翻訳)。

 

 


 

ISS Fram2Ham SSTVシミュレーション

 

 ARISS議長は、2月13日から17日まで、437.550MHz/FMで行われる国際宇宙ステーションの「Fram2Ham」スロースキャンTV(SSTV)シミュレーションの詳細を発表しました。

 

 2025年春に予定されているFram2ミッションでは、宇宙飛行士Rabea Rogge LB9NJ / KD3AIDが、高校生と大学生のコンテストの一環として、SpaceX Dragon宇宙船からアマチュア無線のSSTV画像を送信します。これらのSSTV画像は、彼女のミッション中に一般の人々も受信できるようになります。

 

SSTVシミュレーション(2月13~17日)の詳細

 

ハードウェア:
 ARISS Kenwood TM-D710GA送信機を低電力に設定(これまでのSSTVイベントの25Wに対して5W)。これはミッション飛行経路の一部で不利な姿勢になる可能性のあるDragonカプセル上の新しい無線システムの課題と未知の要素をシミュレートするためです。

 

運用周波数:
 437.550MHz。Fram2Ham用に計画されているSSTVのパブリック・ダウンリンク波を使用すると、地上ユーザーはより難しい70cmドップラー補正を練習できます。

 

SSTV モード:
 PD120。このシミュレーションでは、より長い画像キャプチャ(120秒、Fram2HamのRobot36 SSTVモードでは36秒)により、地上ユーザーは信号偏波切り替え(手動および電子的)と正確なアンテナ指向のスキルを磨くことができます。

 

運用期間:
 2025年2月13日(世界ラジオデー)から2月17日。週末にわたるこの長い期間により、ユーザーは複数回のパスを使用して練習し、教訓を学び、修正を行い、再試行することができます。

 

概要:
 送信電力が低い、アンテナの向きがさまざまです。「Fram2Ham」はミッション期間が3日間と短く、SSTV運用に割り当てられる時間が限られているなど、いくつかの課題があります。これらの課題を解決するには、運用の熟練度と、可能な限り最高の無線局の使用が必要であり、このシミュレーションではこれを実行できます。この課題に挑戦してみませんか?

 

 

民間宇宙飛行士Rabea Rogge LB9NJ / KD3AIDが、高校生と大学生のコンテストの一環として、SpaceX Dragon宇宙船からアマチュア無線のSSTV画像を送信する(AMSAT-UKから)

アマチュア無線トレーニング(実験的なコンテスト)「Fram2Ham」のときに、宇宙船「SpaceX Dragon」から送られてくるSSTV画像は「パズルピース」を模したもので、パズルを組み立てて極地の位置を特定し、その位置に関連する質問に答えるとしている(FRAM2 HAMから)

 


 

 

<参考>運用期間中、日本各地のISS飛来時刻
(時刻はJST、JAMSAT公表のデータから)

 

※2025年2月10日時点のデータです。ISSの軌道修正などのため、飛来日までに日数がある場合の予測データは実際の飛来時刻とずれが生じることがあります。受信前に最新のデータをご確認ください。
※ロケーションやアンテナにもよりますが「仰角30度以上」がSSTV画像の良好な受信の目安です(下表では特に良好に受信できると予測されるピーク時の仰角に「※」を付記しています)。

 

 

 

 使用される周波数は437.550MHz(ドップラーシフトによる5kHz前後の偏差あり)で、FMモードにSSTV信号(PD120)を載せて送信される。ISSの軌道はインターネット上で公開されているほか、「ISSディテクター」「SSTV Slow Scan TV」など便利なスマホアプリもある。

 

 受信方法などは、下記関連リンク「ISS/国際宇宙ステーションのSSTVをSDR#+RX-SSTVで受信してみましょう。(Plus RTL-SDR)」などが詳しい。また、最新のスケジュールは関連リンクの「ARISS-SSTV images」で確認できる。

 

 地上で受信できた画像は、オンラインで投稿(画像アップロード)でき、「ARISS SSTVギャラリー」で閲覧ができる。過去に実施されたISSから送信されたSSTV画像は多くの局が受信に成功し、TwitterやFacebookなどで受信画像がアップされている。

 

 

↓この記事もチェック!

 

<437.80MHzを受信してみよう>国際宇宙ステーション(ISS)に次世代のアマチュア無線システム設置、144/430MHz帯のクロスバンドレピータが運用開始

 

<特別仕様「TM-D710GA」が欧州実験棟に>JVCケンウッド「当社製アマチュア無線機の国際宇宙ステーションへの搭載が決定」と発表

 

 

 

 

●関連リンク:
・ISS Fram2Ham SSTV Simulation(AMSAT-UK)
・Fram2Ham SSTV Simulation on ISS(ISS FAN CLUB)
・С борта МКС с 13 февраля 2025 года по 17 февраля 2025 года ожидается передача изображений по протоколу SSTV(R4UAB)
・ARISS – Amateur Radio on the ISS(X/旧Twitter)
・FRAM2 HAM/An amateur radio competition for the Fram2 space mission
・ARISS is proud to support the upcoming Fram2 polar mission’s ham radio competition and SSTV event(Fram2-ARISS)
・Fram2Hamガイドブック(PDF形式)
・ISSステーションの現状 – ARISS
・ISS/国際宇宙ステーションのSSTVをSDR#+RX-SSTVで受信してみましょう。(Plus RTL-SDR)
・SSTV通信ソフト MMSSTV
・日本各地の衛星通過時刻の予報(JAMSAT/日本アマチュア衛星通信協会)
・#きぼうを見よう(KIBO宇宙放送局)
・ISSディテクター(Google Play)
・TM-D710E Caracteristiques(KENWOOD France)

 

 

 

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