無線ブログ集
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久しぶりに蕃山を歩いてみました。自宅を出て地下鉄、バスを乗り継ぎ40分かからず登山口に着いてしまう、それでいていろんなルートが取れる、ほんと有難い存在です。今回は、萱ヶ崎山から中尾根の展望地へ、そして南風蕃山Eルートを松倉口に下る、ざっくりそんなルートで歩きました。
梨野水神口付近
茂庭台4丁目バス停下車、梨野水神口より入山。数日前の雪が10cmほど残り、一部アイスバーンになって、立石神社からの急坂を慎重に登りました。山歩き自体が2カ月半ぶりなので、身体がなまってけっこうきついです。登り切ったところが太白山展望台。
緩い尾根道を進むと右手に南風蕃山Wルートを示す表示板があり、分岐の先に一人分の靴跡を見て通過、ほどなく萱ヶ崎山山頂に到着しました。天気快晴、一片の雲もかからない蔵王の白い稜線が目に飛びこんできました。今時期には珍しいです。
萱ヶ崎山へ
南風蕃山Wルート分岐
萱ヶ崎山山頂
山頂付近より
山頂を後に西風蕃山方向に西尾根を進むと登山道から外れた小ピークがあり、ここで短時間、無線運用することにしました。ID-52のGPSで標高378mを表示。萱ヶ崎山山頂が379mなので実際はもう少し低いと思います。145MHzで県内の2局と交信、JP7IEL局に430MHzDVにてお相手いただいた後、今回も福島県のD-STARレピーターにアクセスを試みたもののいずれもダウンリンクなし、ハンディ5W+3エレでは厳しいようです。
VUデュアル八木
白滝不動分岐を経て51番鉄塔方向に進み、中尾根の展望地へ。このルートはほとんど他の登山者と出会ったことはないのですが、途中2名とスライド。展望地からは蔵王熊野岳、雁戸山、山形神室、大東岳、面白山、船形山等々、これぞパノラマ、山中で県境の山々を南から北まで見渡せるのはここだけでは、と思います。
白滝不動分岐
いったん西尾根を進む
中尾根の展望地より
51番鉄塔を過ぎ、東方向に続く緩い尾根道を進み、展望地から20分ほどで南風蕃山山頂着。眺望はないものの、樹木の中にぼっかり空いた静かな小空間といった感じで、落ち着ける雰囲気があります。ここでも無線運用と思いましたが、下山のEルートに少し不安があり、小休止のみで早めに下ることにしました。
51番鉄塔から南風蕃山へ
南風蕃山山頂
山頂の手前に分岐があり、さらに10mほど先にEルート、Sルートの分岐があります。雪に靴跡はなく動物の足跡のみついていました。積雪後、両ルートとも登り下りした人はいないようです。分岐をEルートへ。Sルートに比べ道形は明瞭ながら勾配は急で、実際、一度転んでしまいました。途中、太白山や仙台中心部のビル群が見えていました。谷を挟んで右手はSルートの尾根、左手は開山堂あたり。わりと見通しの良い尾根です。
Eルート(直進) Sルート(右)分岐
Eルートを下る ↑ ↓
仙台市街地を遠望
太白山を見ながら下る
谷を挟んで開山堂の尾根
急坂を下りきると旧作業道のような平坦地となり、この辺りが不明瞭で、よく見ると赤布があり、いったん登り返し、再度下ると杉の植林地となって、ほどなく「Eルート」表示板のある荒れた林道に出ることができました。
平坦地に出る ↑ ↓
登り返し
痩せ尾根
植林地を下る
林道出合付近の表示板(松倉登山口の奥)
昨年も一度ここを下山していますが、平坦地に下りてから先がわかりにくい感じがあります。ほどほどに緊張しました。
この山域は、一部藪っぽい個所があるもののほぼすべての尾根に道が付けられ、沢を登るルートもあり、それでいてメインルート以外は行きあう人はほとんどなく、浅い山ながら静かな山歩きが愉しめ気に入っています。無線の方は期待せず、カタクリの咲く頃までときどき歩いてみます。