無線ブログ集
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大昔にヤフオクで安く仕入れて、仕舞い込んだまま放置していた
プログラマブル・スイッチャー Noah's Ark PTBS-1
を久々に引っ張り出してきて使ってみた。
- 最大 5 Loop の切替を 5 BANK x 5 PGM = 25 種類プログラミングでき、マニュアル・モードで個別切替もできる。
- 設定変更や記憶をしゃがまなくても立ったまま出来る、シンプルで取説無しでも分かりやすい UI。
- 奥行 約 75 mm と余り場所を取らない。
- LOOP 5 はスイッチでループではなくアンプなどのコントロールに使用できる。
などの良い点もあるのですが
- GND の引き回しが良くないのかリレー切替動作時のノイズがクリック音として信号線に少し載ってしまう。
- 各 LOOP の SEND/RETURN JACK の GND は繋がったままなので、エフェクターへの接続ケーブルとの間で、小さいけど GND ループが出来てハムを拾ってしまう可能性アリ。
- 各 LOOP が単純な直列で、独立 LOOP が無いのでアンプの SEND/RETURN と組み合わせようとすると LOOP が一つつぶれて 4 LOOP スイッチャーにするしかない。
- ON/OFF できるバッファがあるのだが、一番頭にしか入れる事しかできず途中や最後には置けない。
- このバッファの音質劣化も気になる。
- バッファを OFF しても、TUNER OUT 用にバッファの入力がぶら下ったままで気になる。
- 電源の端子が、一般的な 9V DC エフェクターとは違い 12 V, センター+ なのに普通の 2.1 mm DC JACK なので間違えて差してしまうと事故る。
- ループ増設や MIDI 出力に変換用の To EXP 端子があるのだが動作仕様が不明。
などと色々なところが気になってきた。
外装だけをそのまま利用して、中身をごっそり作り変える事も考えたけど。
ちょっと大掛かりになりすぎるので、なんとか改造できないか検討してみる事に。
そこで、手始めに
裏蓋を外して
基板を取り出し
パターンを追いながら、回路図を起こしてみた。
最近の機器のように4層や6層じゃなく2層両面パターンで、
表面実装部品じゃなかったからさほど苦労せず。
CPU は
PIC16F873A がソケットで載せられている。
自分でプログラミングし直すのも簡単そうですね。
さてこれから、どう改造するか考えよう。
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