無線ブログ集
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あるフォーラムで2SC1815と2SA1015が話題になっていました。
「LZ1AQ possible changes」というスレッドです。
ドイツのあるフォーラムで、業界定番の「LZ1AQ型ループアンプは欠陥だらけ」という指摘がありましたが、どう思いますか・・・。と言うのがスタートでした。
私の第一印象は、 世の中には怖いもの知らずの人がいるものだ! でした。Hi
元ネタへのURL↓にアクセスしてみると
https://www.mikrocontroller.net/topic/523344?page=1#6790749
結局のところ、シミュレーション上の話で、作ったことも使ったことも無いようです。
ちょっとガッカリしましたが、他人様のことは笑えません。
ただ、途中で示されている回路で2SC1815と2SA1015が使われているのが、興味を引きました。
出典:<https://www.mikrocontroller.net/attachment/527516/LoopSchaltungen.png>
また、「2SC1815/2SA1015のfTが低すぎる」という指摘に「Icを流せば400/500MHzまで上がる」と返答していたのは、私たちの常識と符合しています。
実際に、2SA1015がHF帯でもローノイズなのは、東京ハイパワー HL-400Jの受信プリアンプで実績があります。
さっそく真似っこのシミュレーションをしてみました。
数式で理解できる人から見れば、私もきっとカーゴ・カルトの一員なんだろうな?と思って、つい苦笑が浮かんでしまいました。Hi
2SC1815/2SA1015差動型ループアンプ
特性は素直で悪くないようです
あれ、C11極性を間違えてますね。
オリジナルのLZ1AQも走らせてみました。
LZ1AQループアンプ (2N2222 x4)
高域がガクッと落ちるのは、入力の0.3uHと100pFによるLPFの所為です。
外して見ると・・・
LPFをパス
2SC1815/2SA1015アンプと似た特性です。
コンデンサや出力トランスの値を増やすとそっくりになります。
先日AD-370を見たこともあって、足のある部品で作ってみたくなりました。が、
いっぱい有ったはずのトランジスタが見つかりません。抵抗も足りません。orz
ついでがあったので、秋葉原に途中下車して仕入れてきました。
トランジスタは、念のため特性をチェックしてみました。
2SC1815は意外に揃っていましたが、2SA1015は幾つか飛び出していました。
見ておいて良かった
例によって、ARCADで配置を検討し
差動型アンプ
コンデンサは、2.2uFと1000pFを死ぬまで使いきれないほど持っているので、それで間に合わせます。
LZ1AQ型アンプ
トランジスタはPN2222を買うつもりでしたが、互換のBTN2222A3の方が少し丈夫そうなので使ってみました。
チョークのインダクタンスが小さいのは、ハンダ付けしている内に、出力側トランスのリンクで代替できるのでは?と思いついて、実験もかねて小さくしてみました。
昨日の午後、以前のアンプと交換しました。
手前がLZ1AQ、奥が2SC1815/2SA1015、真ん中の2N5109はお休み中。
平井の再開発でしょうか?工事中のタワービルが、靄か花粉でかかすんで見えます。
花粉症にはつらい時期になりました。
肝心の結果というよりは途中経過ですが、
今朝の、1663.5kHz USBの受信動画です。
直線で約50kmの東京マーチスはどちらのアンテナもハッキリ・クッキリで面白くないので、
約290km離れた伊勢湾マーチスにトライしてみました。
送信出力は、10Wだそうです。
2SC1815/2SA1015差動型アンプ
少しエコーが掛かっているのは、録画時の影響のようです。
なお、下限の周波数は40kHzのJJYがやっとの感じです。
例の68.5kHzのBPCやAlphaはかすりもしませんでした。
13時JST前後の、8MHz JG2XAのドップラーグラム
信号が強いため、違いが良く分かりませんが、LZ1AQのノイズ(赤)は、明らかに低いようです。これらの受信機、幾つかのチャンネルをKiwiとWeb-888で公開しています。
興味があるようでしたら聞いてみてください。
Small Loop (LZ1AQ)
http://ja7kbr.proxy.kiwisdr.com:8073/
Small Loop (2SC1815/2SA1015 Diff) http://ja7kbr2.proxy.kiwisdr.com:8073
Active Dipole (AD-370)
http://21344.proxy.kiwisdr.com:8073
Mini Whip (2SK2394 x2)
http://ja7kbr.proxy.rx-888.com:8073/
―・・・―
少し補足します。
はじめに差動型を作ったのですが、Kiwi に接続した瞬間、BC帯の強烈な混変調にガッカリしました。
電圧を絞ったりしている内、Kiwiが飽和しているのに気が付きました。
3dBのアッテネータでは足らず、現時点では、差動型・LZ1AQ型の両チームとも、バイアスTとKiwiの間に10dBのアッテネータを入れています。
AD-370チームは、Kiwi2内蔵の可変アッテネータを5dBにセットしています。
過大入力に強い、本式の受信機をつなげば別の景色が見えるかも知れません。