無線ブログ集
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アマチュア無線の交信データを簡単かつ効率的に管理できる機能を搭載した、iPhoneやiPadなどiOS対応機器で使える無料アプリ「HAM交信サポート」が人気を集めている。開発者のJL1BYR 柚春(ゆずは)リナさんによると、2024年9月の登場以来バージョンアップを重ね、現在までに700名以上がダウンロードしているという。開発者本人が「世界一使いやすいHAMアプリ」とPRする、その特徴を紹介しよう。
「HAM交信サポート」(通称:ハムサポ)は、iPhoneやiPadなどのiOS端末用に開発された、アマチュア無線の交信データ管理用アプリだ。利用は無料だが一部はアプリ内課金によるプレミアム機能になっている(2025年3月末現在)。2024年9月に初めてリリースされてから半年、現在もバージョンアップが精力的に行われ、新機能が次々と追加されている。
「HAM交信サポート」の特徴と、4月1日公開の最新版(バージョン1.6.3)に搭載されている代表的な機能は次のとおりだ。
「HAM交信サポート」について
日本のアマチュア無線局を簡単に検索し、交信ログの管理をスムーズに行うための「HAM交信サポート」は、アマチュア無線オペレーターのためのオールインワンアプリです。JARL(一般社団法人 日本アマチュア無線連盟)会員登録やQSLカード転送の可否を瞬時に確認でき、交信ログや無線機・アンテナ情報の管理もすべてこのアプリで完結します。
<代表的な機能>
★無線局検索機能(総務省DB・JARL会員名簿のデータを利用)。JARL会員名簿のデータ検索で、相手局へQSLカードが転送可能かを確認できる
★呼出符号のプリフィックスで国名判別
★完全オフラインの交信ログ作成/閲覧

新規のログ記録は「交信履歴」画面の右上にある「新規ログ記録+」をタップすることで始まる。最初はこの目立たない表示に戸惑った
★ログ作成中に相手の呼出符号で、総務省DB・JARL会員名簿のデータを確認し、総務省DBから相手のQTHが自動入力できる

新規ログ作成画面(開発者によるサンプル)。総務省DBによる相手局のQTH、JARL会員検索による結果、周波数入力に連動したバンドプラン表示などの機能がある。電波型式の選択はかなり下の方にある
★呼出符号で過去の交信を全てチェック可能
★周波数を入力すれば「バンドプラン」を即時表示
★相手のQTHを大まかに入力すれば、お互いの距離をkmや海里で表示し(要・プレミアム登録)、時差があれば時差も表示(相手局のQTHを地図で表示し距離計測が可能)
★過去の交信履歴から相手の名前は自動入力
★相手の名前と別途個別のフィールドにて和文通話表およびフォネティックコードへの変換機能
★GPSから取得した情報からグリッドロケータやQTHなどを自動入力

相手局QTHのマップ表示と推定距離、自局のグリッドロケーター(6桁)も表示。相手局の名前などには和文・欧文通話表による読み方も表記。初心者には嬉しい配慮だ(開発者によるサンプル)
★モードや周波数、使ったリグや送信出力などは直前ログの情報をそのまま引き継ぎ可能
★QSLカードの送付状況をリマインダーで確認可能

QSLカードの発行受領管理画面(開発者によるサンプル)
★過去の交信の距離や継続時間、回数などの統計を確認可能(一部の詳細統計は要・プレミアム登録)

登録した交信データから、さまざまな統計が表示可能(開発者によるサンプル)
★JCC/JCGリスト、および韓国のKDNリストも搭載(要・プレミアム登録)

JCC/JCGリストの検索も可能(開発者によるサンプル)。市郡区だけでなくTurboHAMLOGの「町村コード」にも対応してほしいところだ
★ログの表示設定から「UTC」と「デバイスの現地時刻」の切り替えが可能
★ADIFでの書き出しや、TurboHAMLOG、AirHAMLOGからの交信データ(CSV)インポートに対応

ADIFでの書き出しや、TurboHAMLOGやAirHAMLOGからの交信データ(CSV)インポートに対応(アプリ設定画面より)
★自分の呼出符号やリグ、アンテナを一覧で登録して管理可能
★コールサインブラックリストを登録して、新規ログ登録時にその呼出符号を入力すれば警告してくれる機能(要・プレミアム登録)
★zLogとの相互互換(zLog→HAM交信サポートや、HAM交信サポート→zLogへのインポートが可能。「コンテスト機能」をオンにしていると書き出す際にzLog互換フォーマットが選択可能)
<現在「プレミアム限定(有料)」になっている機能>
・相手局との距離計測
・相手のQTHの座標取得(住所から)
・統計機能の一部詳細
・相手の呼出符号のブラックリスト機能
・相手のコールサインのプリフィックスから国名を取得する機能
・天気情報やJCC/JCGの自動入力機能
・JCC/JCGおよびKDN一覧表
プレミアム登録料金:
1か月プラン:100円/月
1年プラン:500円/年
※いずれもアプリ内課金。アプリからキャンセル手続きを行うまで自動継続される
<互換性情報>
・互換性
iPhone:iOS 17.0以降が必要です
iPad:iPadOS 17.0以降が必要です
Mac:macOS 14.0以降とApple M1以降のチップを搭載したMacが必要です
Apple Vision:visionOS 1.0以降が必要です。
hamlife.jpスタッフもiPhoneで使用しているが、ハンディ機を持って外出した際に手軽に交信が記録でき、運用地点のグリッドロケータ(6桁)も自動取得してくれるのは便利だ。公開初期にあったバグも解消し、バージョンアップを重ねるたびに使いやすくなっている。4月1日公開の最新バージョン(v1.6.3)で、FT8などのデジタルモード交信時の「+01」や「-13」といったSNRリポートが記入できるようになり、SSTVやATVの交信ではリポート欄が「RSV」になるなど実運用に即した修正がなされている。

4月1日公開の最新バージョン(v1.6.3)の新規ログ作成画面。FT8などのSNRリポート表記などにも対応した
プレミアム登録をしなくても十分使えるアプリなので、iPhoneやiPadユーザーの無線家は、一度試してみてはいかがだろうか。また機能の改善や追加を希望する機能があれば開発者に要望してみると良いだろう。
●関連リンク:
・HAM交信サポート(App
Storeプレビュー)
・最強のアマチュア無線用iPhoneアプリの発展を見返る(喫茶シトラス/柚春リナBlog)
The post <半年で700名以上がダウンロード、iPhoneなどで使える!>便利な機能満載、アマチュア無線の交信データ管理用iOS系アプリ「HAM交信サポート」紹介 first appeared on hamlife.jp .