無線ブログ集
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岐阜県の「CQオーム」。言わずと知れたアマチュア無線機器やライセンスフリー無線機器の通販を手掛ける大手ショップだが、岐阜市にある実店舗では、毎月さまざまなイベントやセールを開催し2エリアを中心に多くの無線家で賑わっている。このほど同店が企画開発したオリジナル商品や各メーカーのモービルアンテナなどを来店者が自由に試せる「レンタルラボ」を店内に開設。3月15~16日に開かれた「八重洲フェア」に合わせて試験的な運用が行われた。その模様を紹介しよう。

通販大手のCQオームは、岐阜県岐阜市菅生3丁目に実店舗がある

実店舗における新たな試み「レンタルラボ」のロゴマーク
CQオームは各メーカーの無線機器やアンテナ、周辺機器などを販売するだけでなく、自社で企画開発した「オリジナル商品」や、各メーカーとのコラボレーションで実現した特別仕様の製品「コラボモデル」などの販売も行っている。これらの商品点数を合計すると実に500近くになるという。

オリジナル商品の一例、IC-705用のフレームシールド(衝撃防止のプロテクター)各色と放熱用ヒートシンク各種
CQオームではホームページやメールマガジン、カタログなどでそうした商品の特徴を紹介しPRに務めているが、細部のこだわりポイントも多いことから “実際に現物を見て、試してもらうのが一番わかりやすい” と考えている。

CQオームのオリジナル商品カタログ(全44ページ)。2024年版がPDFで入手できる。見ているだけでも楽しい内容だ
さらにメーカー製のモービルアンテナやアンテナ基台を選ぶ際に「自分の車にフィットするか?」「今使っているアンテナと比較して、性能はどの程度アップするか?」などを試してもらうことで、より満足度の高い買い物をしてもらいたいという考えから、このほど店内に「CQオーム レンタルラボ」の開設を計画。実店舗への集客を強化することになった。
★CQオーム レンタルラボの特徴
・対象商品: CQオームのオリジナル商品、各種アンテナなど
・試用が可能な場所:
①店舗内
②特設「レンタルラボ」スペース
③敷地内のお客様駐車場
・可能なこと:
対象商品の操作
持参した無線機などに接続しての動作チェック
自動車へのフィッティング確認
持ち込みカメラやスマホによる撮影(YouTubeやSNSへのアップも可。ただし他のお客様の顔や、商品値札の映り込みはNG)

レンタルラボの一角には利用者が自由に写真や動画が撮れる撮影スペース(照明付き)も用意
・費用: イベント開催時に当面無料開放(将来は有料化を検討)
・制限時間: 当面は無制限(店舗営業時間内に限る)
以上のレギュレーションで、3月15~16日の「八重洲フェア」開催に合わせて、店舗隣のイベントスペース(以前は倉庫だったコンテナハウスを改装)で、初めてのレンタルラボを開催した。

レンタルラボの内部
レンタルラボの壁面には、各社のモービルアンテナやCQオームのオリジナル商品など多数(おそらく100アイテム以上)が整然と並び、来場者は自由に触ったり、担当スタッフに声を掛けた上で、駐車場に停めた愛車や持参したハンディ機などで、それらを試すことができた。

各メーカーの主要なモービルアンテナや基台を、駐車場などで自由に試すことができるのはありがたい

レンタルラボの利用ルール
hamlife.jpスタッフもいくつか試用させてもらった。
★CAT-300Limited(コラボモデル)
1.8~60MHzをカバーする、耐電力300Wのマニュアルチューナー(クロスメーター式)として人気のコメット
CAT-300を、CQオームとのコラボレーションで「Limited仕様」にしたもの。
フロントパネルが反射を抑えたマットな質感で落ち着いた高級感のある3色のカラー(赤、緑、青)から選べるようになり、文字も大きく見やすくなった。調整用ツマミは二回り大きくなり、より精密なチューニングが可能に。メーターには帯電防止の保護フィルムを貼っている。周波数別でマッチングが取れるポジションを記載できる「調整表シール」付き。

コメットのCAT-300標準品(右)とCAT-300Limited(左)。Limitedは操作部の視認性が向上し、ツマミも大型になった

2回り大きくなったツマミでチューニングの微調整がしやすくなった
★IC-705 他無線機用オリジナルバッグ「OHM-705-CARRIER-V3」
移動運用が大好きなスタッフが、自分の欲しい機能を盛り込んで専門メーカーに発注して作ったバッグ。市販のカメラバッグとは違い、無線機を入れたまま前部と上部を開けて運用できる。IC-705は同店オリジナル商品のプロテクター(OHM-705-SHIELDなど)を取り付けたままの収納~運用に対応。
バッグの上面・側面と底面に硬い素材を使用し形崩れの心配がない。底面にはゴム足を装備。多数のポケットがあり小物類やオプションを入れることができる。ムダのないサイズで収納や運用のことがよく考えられている。

移動運用好きのスタッフが専門メーカーに特注したというオリジナルバッグ。随所に工夫が施されている

OHM-705-CARRIER-V3のアップ。インナーサイズは280W×150H×160Dmm
★「CAA-500Mark2/改」(コラボモデル)
コメットのアンテナアナライザー「CAA-500Mark2」に同店が改良を施したコラボレーションモデル。
大型アナログメーターは静電気に弱く、針が固まってしまうことがあるため、帯電防止用保護シールを貼り付け。電池交換蓋のネジは素手で回しやすいローレットネジに変更、ネジの頭が突起になって机に置くとガタつくことを防ぐためにゴム足を4つ取り付けるなど、痒いところに手が届く改良が加えられて使いやすさが向上している。

CAA-500Mark2のメーターに帯電防止用保護シールを貼り付け、電池交換蓋のネジは素手で回せるローレットネジに変更(赤枠部分)、ネジの頭が突起になり、机に置くとガタつくことを防ぐため、ゴム足を4つ取り付け(黄枠部分)という、細部のブラッシュアップが使い勝手を向上させている
★JESVERTY製の安定化電源+「ワンパチくん」「バナパチくん」
日本メーカーの電源ユニットや電源装置もOEM生産しているJESVERTY社(Ningbo JiuYuan Electronic Co.,
LTD)の安定化電源の取り扱いを開始、軽量でノイズオフセット機能を搭載した50Aタイプや30Aタイプを買いやすい価格で販売している。
さらに無線機への電源ケーブルが複数あっても取り付けが容易にできる、CQオームオリジナルの電源ソケット「ワンパチくん」(先端はU字ラグ採用)と、先端にバナナクリップを採用した「バナパチくん」が登場。

定評あるJESVERTY社の30Aと50A安定化電源を輸入販売。メーターはアナログタイプとデジタルタイプがある

安定化電源に複数の電源コードを取り付けたいときに便利なオリジナル商品「バナパチくん」(左)と「ワンパチくん」(右)

バナパチくんとワンパチくん各シリーズの説明

バナパチくんの取り付け例
★ラジアルケーブルシリーズ
自宅のベランダなど使える約5m×5本のラジアルケーブル「OHM-CGW55A」(16φ圧着端子)と、全長は変わらずに移動運用のために
“ばらまきやすさ” と “撤収のしやすさ”
にこだわった、重量50%OFFのラジアルケーブルLITE「OHM-CGW55A-LITE」(モービルアンテナ向け、16φ圧着端子)、「OHM-CGW55M-LITE」(ATU用、5φ圧着端子)
の各バージョンがある。ラジアルケーブルは「CQOHM-CABLE」の文字入り特注品だ。

各種ケーブル類もお試し可能。ラジアルケーブルも種類が豊富だ

重量50% OFFで移動運用に便利なラジアルケーブルLITE。少し細くなったことでばら撒きと撤収が楽になった。よく見ると「CQOHM-CABLE」の文字が入っている
★釣り竿アンテナ用カーボンロッド2種
ATU用でマッチングを取る「釣り竿アンテナ」用の、オールブラック無地カーボンロッド(全長6.7m、収納寸法70cm、重量300g)「OHM-BCR-X」と、伸ばした時にふらふらしない構造に進化させ、全節無塗装(ボトムから給電可能)の「OHM-BCR-X-ADVANCE」(全長6.08m、収納寸法80cm、重量275g)がある。X-ADVANCEの進化ぶりには驚かされた

カーボンロッド従来品「OHM-BCR-X」(上)と改良型の「OHM-BCR-X-ADVANCE」(下)
その他、CQオームのオリジナル商品として著名な「CWパドルシリーズ」の打ち比べや、これから登場予定の製品も見ることができた。

V/UHF帯のオリジナルアンテナ類

ナガラ電子とのコラボによるHF帯垂直アンテナ「OHM-5501RV/W」の試作品。外部ATUを使えばワイドな周波数帯(3.5~50MHz帯)に対応、ATUなしの場合も7/14/21/28MHz帯で使える

IC-7300/9700/FT-991/FTDX10/FT-710の両側面に取り付けられるマルチサイドシールド「OHM-X-SHIELD」(上)。スタッフが自ら設計図面を作り、3Dプリンターで試作を重ねて納得のいくものができたという

FT-991AMにマルチサイドシールド「OHM-X-SHIELD」を取り付け、50W機対応のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー「OHM-PD-MONSTER-2」で給電中。外付けのGPSレシーバーもある
レンタルラボの担当者は「今後、お客様からの感想やご要望をいただきながら、レンタルラボをより便利で気軽に活用していただくように工夫を重ねていきます。当分の間は店頭でフェアやセールを行う際に無料で利用できるようにしますので、ぜひご来店の上で気になる商品を試してみてください」と案内していた。
なお次回のレンタルラボの開放は、4月19日(土)と20日(日)に店舗で開催される「アルインコフェア」当日を予定しているそうだ。

余談だが、最近のCQオームの店舗イベントでは軽食コーナーが登場することがある(保健所の許可をその都度取得している)。過去には「たこ焼き」や「焼きそば」「豚汁」などがふるまわれたが、今回は炒めた野菜がたっぷり入った「ホットドッグ」だった♪
●関連リンク:
・CQオーム
・CQオームオリジナルカタログ2024年度版(PDF)請求方法(※「お知らせメール」ボタンを押して必要事項を記載)
・CQオーム Facebookページ
・本記事内で紹介した製品へのリンク
OHM-705-SHIELD
OHM-DRAGON-FIN
CAT-300Limited
OHM-705-CARRIER-V3
JESVERTY安定化電源
ワンパチくん
バナパチくん
OHM-BCR-X
OHM-BCR-X-ADVANCE
OHM-5501RV/W
OHM-X-SHIELD
OHM-PD-MONSTER-2
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