無線ブログ集
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■結局は…
我が家の1号車、10アルファードハイブリッド。
新車で買って22年、当初は10年で乗り換えるつもりがここ迄来ちゃいました。
こうなったら壊れるまで乗ってみるか?
■車検整備とは別メニュー
さて、およそ32万km走ったこの車ですが、車検には直接関わらない部分を整備していきます。
一つはハイブリッドベルト。
このベルトはタイミングベルトではないものの、切れると走行不能になる為、10万毎に交換します。
今回このベルトはあろう事か17万km程使ってしまい、ヒビと痩せが出てきたので交換します。
15,000円くらいとちょっと高いのが難点です。
ちなみに、テンショナーも同時交換出来ればその方が良いです。
今回は異音やガタも無く再使用です。
もう一つはエンジンマウント類。
下に2つ、上に揺れ止があります。下のマウントはかなり丈夫に出来てますが、融雪剤などで錆びが出やすいので、必ず現物を見て交換するか否か判断します。
揺れ止めは32万km無交換品でも切れ等は見られませんでした。硬くなってはいると思いますが、今回これは再使用です。
■10万km毎に交換すべき大事な部品
アルファード等、この頃のFFのリア足回りはトレーリングアーム式を使っている車が多くありました。
この方式は軽量ですが、横の応力に弱く操安性や直安性に悪さをします。
その為、各社ブッシュの構造をかなり工夫し、改善をしています。
トヨタのトレーリングアームブッシュもそれに漏れず、横風等で横応力がかかった時には風上方向へリアがステアする様にブッシュを変形させる特殊な形状をしています。
それ故に、このブッシュは積極的に動き、劣化も早くなります。
▼古いブッシュ。小さな亀裂〜大きな亀裂まで沢山入ってます
▼形も圧縮されてイビツに
▼こんな感じで、かなり特殊な構造
交換目安は10年10万kmのどちらから早い方と言うのが、個人的意見です。
ブッシュはだんだんと劣化するので、劣化している事に気付き難いです。それ故、距離や年数を目安に交換するのが良いです。
ちなみに、このブッシュは形状が特殊なので、抜くのも入れるのも一苦労するのが難点です。
古いモノから新しいモノへ交換した挙動の変化は、殆どの方が気付ける程ハッキリと分かります。
特に高速を走ると修整舵を当てなくて良いので、疲れにくくなります。
中整備くらいの一仕事ですが、アルファード、エスティマの10系、20系に乗られている方は、点検と交換をされる事をお勧めします。
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