無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |



■固定はコレ1本
自宅のHFは1:9のUNUNを作り、それに接続したロングワイヤーアンテナ1本だけで遊んでいます。
これが意外と飛んでくれて、お高いカーボンアンテナ要らずと貧乏人にとっては助かってます。
■ふと思った
元々アンテナエレメントは同調していなくても問題は無いのですが、それをよくよく考えると、CBのハンディー機の様に周辺の影響でガラガラとマッチングが変わってしまう物にも使えるのでは?と。
▲本日の犠牲者はNCB-8
■87Rのアンテナ特性
まずはローディングコイル無し、基板付の状態でのアンテナ特性を見てみます。
これを見るとR49Ω-X286Ωとやはり波長に対しhigh-Zです。
それに対し、CBの終段出力インピーダンスは(Vcc-Vsat)^2/2Poでざっくり2.5Ω程と、やたらに低くなる作り辛い出力です。そこにhigh-Zのアンテナが付くので余り嬉しくはありません。
そこで、非同調でインピーダンスだけ変換してアンテナへ繋いでしまおうかと。
■実際にやってみた
単純に不平衡-不平衡のインピーダンス変換ですが、先程と同じ様に接続して見た所、R11Ω-X10Ωとグッと虚部が小さくなりインピーダンスが下がりました。
一番分かりやすく言うと、SWRは36(間違いでは無いです)→4へ下がりました。
■コレで様子見
試しに家の中で見てみました。
家庭内ノイズはいつも一定なのですが、先程の整合回路組込み前と比較するとノイズで振るSメーターレベルが上がっています。
ハイ受けでは無いのですが、ポン付けで何故か改善しました
■オマケ
今回はVNAでアンテナ特性を測定しました。
気を付けなければいけないのは、単純にピッグテールを引き出すのでは無く、写真の様なストラップが必要です。
また、校正端面補正も必要で、この同軸先端で校正する必要が有ります。
ちなみに今回は電気長のみ補正でショートとオープンで校正しました。気になる方は、終端も取るとFBです。
さて、突貫工事が終わりました。
今年のEsシーズンは、この仕様で見てみたいと思います。
execution time : 0.015 sec