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2025年3月28日、国際宇宙ステーション(ISS)滞在中の宇宙飛行士と、3月末で “閉校” となる山形県米沢市立第五中学校(8N7Y5JH)の生徒15名がアマチュア無線で交信する「ARISSスクールコンタクト」が行われたが、残念ながら交信は不成立に終わってしまった( 別記事内の追記参照 )。関係者からの情報によると、このスクールコンタクトの “再チャレンジ” が2025年5月の最終週に行われることが決定したという。

3月28日の交信会場風景(関係者提供写真)
2025年3月28日(金)の18時56分JSTから、米沢市立第五中学校の生徒15名が「8N7Y5JH」のコールサイン(協力する米沢アマチュア無線クラブが免許を取得)で、ISS(OR4ISS)のドナルド・ペティット宇宙飛行士との交信に臨んだ。しかしISS側は8N7Y5JHからの呼び掛けには応答せず、米沢アマチュア無線クラブの本来のコールサインである「JE7ZCT」をずっと呼び続け、双方の意思疎通が図れないまま時間切れ(LOS)を迎えてしまった。
3月末で閉校となる米沢市立第五中学校の生徒たちの “最後の思い出作り” として計画されたスクールコンタクトだっただけに、なんとも言えない後味の悪さが残ってしまったが、関係者によるとNASAと交渉・調整の結果、再チャレンジが5月の最終週(5/26~)に実施できることが、このほど決定したという。

8N7Y5JHからISSとの交信に挑戦した、米沢市立第五中学校の生徒たち(関係者提供写真)
米沢アマチュア無線クラブ スクールコンタクト実行委員会の代表である玉橋博幸氏(JE7ROY)はJARL山形県支部のホームページで、3月の交信不成立と再チャレンジについてを報告し、「生徒たちも“再挑戦”に意欲十分で、宇宙飛行士との交信を楽しみにしています。米沢五中が閉校となったため、新たな実施会場を選定する必要があります。次回は多くの方々にご来場いただけるように会場や運営を検討してまいります。今後も温かいご支援とご協力をお願いいたします」と述べている。

JARL山形県支部のホームページより
hamlife.jpでは、このARISSスクールコンタクトの具体的な交信日程が確定した段階で、改めて告知記事を掲載する予定だ。
●関連リンク:
・米沢五中スクールコンタクトは残念ながら交信不成立。再チャレンジを5月の最終週に実施することが決定(JARL山形県支部)
・【動画入りニュース】ISSと米沢市立第五中学校の交信ならずも生徒の貴重な経験に(米沢新聞デジタル 3月29日)
・【3月28日の交信会場ライブ配信】米沢五中 スクールコンタクト(YouTube)
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