LCR機種IDをご登録いただいた局
  ホーム >> 無線ブログ集 >> <24時間運用&静岡県浜松市周辺をカバー>ご自由にご利用ください…、「静岡大学浜松キャンパス(海抜43m、地上高40m)」に特定小電力レピータ(10mW)を開設

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link hamlife.jp hamlife.jp (2025/5/23 10:05:34)

feed <24時間運用&静岡県浜松市周辺をカバー>ご自由にご利用ください…、「静岡大学浜松キャンパス(海抜43m、地上高40m)」に特定小電力レピータ(10mW)を開設 (2025/5/22 12:05:03)

浜松静岡大学D-STARレピータ(JP2YIC)管理団体は、同レピータ設置場所(静岡県浜松市中区城北)の余剰スペースを活用して、440/421MHz帯の特定小電力レピータ(10mW出力)を新たに設置して運用を開始した。2025年4月中旬に仮開局したのち、混信妨害などの調査を行い、問題がないことを確認後、5月21日(水)から24時間の運用に移行。ロケーションの良い場所(海抜43m、地上高40m)に設置していることから、カバーエリアは浜松市中央区のほぼ全域およびその周辺の磐田市や湖西市の一部、浜松市浜名区の一部など広域をカバーしている。「ライセンスフリー無線愛好家(通称“フリラー”)の皆さんをはじめとして、多くの方に利用してほしい」と案内している。関係者から新設された特定小電力レピータの設置や運用などの情報が届いたので紹介しよう。

 

 

静岡大学浜松キャンパス総合研究棟(10階建て)の上に特定小電力レピータのアンテナが飛び出している

特定小電力レピータが設置してある静岡大学浜松キャンパス。正面奥に写る総合研究棟(10階建て)の屋上から電波を発射している

 

 

 現在、浜松静岡大学D-STARレピータ管理団体では「JP2YICレピータ(439.11MHz/DV、10W)」の管理・運用を2013年3月から始め、2014年9月には同レピータのアンテナ(145/435MHz帯共用)の145MHz帯部分を活用して「JJ2YSH-2 APRSデジピータ(144.64MHz/9600bps、出力20W)」の運用も行ってる。

 

 どちらもロケーションが良い場所ということもあって、カバーエリアは浜松市全域はもちろん、静岡県西部も入るほどの広さで、多くのユーザーが利用し好評を得ている。そのカバーエリアの広さからほかのシステムの増設を望む声があったが、既存のD-STARレピータシステムへの影響(混信など)を考慮してなかなか踏み切れずにいたという。

 

 その中で、440/421MHz帯の特定小電力レピータの設置構想が浮き上がった。既存のD-STARレピータなどに影響はないことが確認できたことから、今回の設置と運用開始に至ったそうだ。

 

 フリラーの皆さんが運用する特定小電力レピータは、一般的に市販のハンディ機を用意して、防水などを施しレピータ仕様として高い場所へ設置している例が多く見られるが、アンテナ特性や高所に設置するため電波の打ち上げ角が低くなる方が良いなどの理由から、レピータ専用機でアンテナが長く打ち上げ角の問題解決にもなる、アルインコ製の「DJ-P102R」を選んだ。この機種は、手持ちのハンディ機から遠隔操作で設定を変えることができるリモコン機能がある。

 

 

「静岡大学浜松キャンパス(海抜43m)」総合研究棟エレベーター機械室屋上(12階相当・受水槽カバー付近・地上高40m)に設置した特定小電力レピータ

アンテナ設置場所のロケーション。10mW出力でも、広範囲をカバーできるのもうなずけるだろう

 

 D-STARレピータ(および共用しているAPRSシステム)用のアンテナは、同キャンパスで一番背が高い10階建ての「総合研究棟」の屋上にあるエレベーター機械室の、さらにその上の受水槽タンクの梯子を使って設置している(海抜43m、地上高40m)。特定小電力レピータは、そこから5mほど離して取り付けられた。

 

 早速カバーエリアをシミュレーションしてみたところ、人口が密集している浜松市中央区のほぼ全域や近隣市区の一部のエリアまでもがカバーエリアになっていた。この数値計算は「地形のデータ」のみを引用していて地上の建物の影響は無視しているため、実際には建物や地形の影響はあると思われる。

 

 出力も10mWと小さいことから、より多くの方に利用してもらい、カバーエリアの確認や使用感をリポートしてほしいと呼びかけている。今後は「静岡大学総合防災センター」との連携なども計画しているそうだ。

 

 

●静岡大学浜松キャンパス(海抜43m、地上高40m)特定小電力レピータの概要

 

周波数: アップリンク 440.3625MHz/ダウンリンク 421.9125MHz(レジャー用レピータ9ch)
チャンネル表示(メーカーにより表記が異なる):
 アルインコ→「3-A L18」
 八重洲無線→「中継 18」
 アイコム→「RPT 27」
 JVCケンウッド→「中継 h9」
グループ番号(トーンスケルチ番号): 「08」(アルインコ製特定小電力トランシーバーのグループトーク機能の場合)※アルインコ製の中継通話対応機種の場合は「3-A L18-08」または「L18-08」という表示にすればアクセスできる。

 

 

アルインコ製の屋外型交互通話中継器(レピータ)「DJ-P102R」

カバーエリアのシミュレーション。青いところが「強い」、オレンジ色のところが「弱いが利用可能」。レピータの出力10mW、地盤高さ海抜43m、アンテナ高さ地上40m。受信側地上1.5m、受信感度-125dBmのハンディ機などを想定して数値計算した。ただし、地上の建物による影響は考慮していない。 https://www.ve2dbe.com/ を利用(提供:静岡大学鈴木特任教授・JR2BEF)

 

 

 

●JP2YIC アンテナからの眺め(北西→西→南→南東・浜松駅方面)
※画面をクリックすると動画がスタートします。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<停電時にも使用可能、24時間運用開始>「スカイタワー西東京」(東京都西東京市)の151m地点に特小レピータ設置

 

<小型・高性能、防水力を高めて “屋外常設” が可能>アルインコ、421/440MHz帯の特定小電力コンパクトマルチレピーター(中継器)「DJ-P102R」を新発売

 

 

 

●関連リンク:
・静岡大学MOT鈴木研究室
・JP2YIC アンテナからの眺め(北西→北→東→南東・浜松駅方面)(Yasu YouTube)
・JP2YIC アンテナからの眺め(北西→西→南→南東・浜松駅方面)(Yasu YouTube)
・特定小電力無線 コンパクト マルチレピーター(中継器) 屋外型「DJ-P102R」(アルインコ)

 

 

 

The post <24時間運用&静岡県浜松市周辺をカバー>ご自由にご利用ください…、「静岡大学浜松キャンパス(海抜43m、地上高40m)」に特定小電力レピータ(10mW)を開設 first appeared on hamlife.jp .


execution time : 0.026 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
13 人のユーザが現在オンラインです。 (10 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 13

もっと...