無線ブログ集
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ユネスコの世界遺産に登録されているスウェーデンの「グリメトン無線局」、通称「ヴァールベリの無線局」が、1925年7月2日、当時のスウェーデン国王グスタフ5世をはじめ、同無線局の巨大な6基タワー群からなるアンテナ群や200kW送信機などを設計したエルンスト・FW・アレクサンダーソン氏ほか、著名なゲストを招いて行われた正式開局を祝う開局式典から2025年7月2日に100周年を迎えることから、日本時間の2025年7月2日(水)の18時~と23時~の2回、電信で記念メッセージの送信が行われる。コールサイン「SAQ」、周波数は長波17.2kHzだが、遠く離れた日本から直接信号を聞くことは難しいため、オランダの「Universiteit Twente(トゥウェンテ大学)」が開設している「SDRラジオ(WEBラジオ)」を利用してインターネット経由でメッセージを聞くことができるだろう。当日はYouTubeでのライブ配信を実施されるので、こちらもチェックしよう。
The Alexander association(アレクサンダー協会)が公表した内容の一部を機械翻訳で紹介しよう。
1925年7月2日、グリメトン無線局が正式に開局しました。ラジオ放送は前年の12月1日に既に始まっていましたが、この日に公式式典のときを迎えました。
スウェーデン国王グスタフ5世、200kW送信機と巨大な6基タワー群からなるアンテナを作ったエルンスト・FW・アレクサンダーソン、そしてラジオ・コーポレーション・オブ・アメリカの副社長デビッド・サーノフ。そのほか数名の著名なゲストが出席しました。
送信機へ通電され、アメリカ大統領カルビン・クーリッジ宛てのメッセージが、ニューヨーク州ロングアイランドのリバーヘッド受信局に送信され、「この新しいラジオ設備はスウェーデンとアメリカの関係にとって極めて重要である」と、アメリカ大統領は語りました。
2025年7月2日(水)にスウェーデンのグリムトン長波海岸局において100周年記念イベントを開催します。会場は無料で開放されており、終日盛りだくさんなプログラムを用意しています。
イベント当日は、アレクサンダーソン社製(1924年製造)送信機(コールサイン:SAQ)を用いて、VLF(超長波)17.2kHz CWで2回のメッセージ送信を予定しています。建物内ホールで送信する様子をご覧になるためにはチケットが必要です。
※スウェーデン語のプログラム(PDF形式)が用意されている。記事下の「関連リンク」からダウンロードできる。
●テストトランスミッション
7月1日13:00~16:00(中央ヨーロッパ夏時間)に、予備的な試験放送を行う予定です。試験放送中は、試験と測定を行うため、SAQの放送時間が短縮されます。
●SAQへのQSLレポート
SAQへのQSL報告は 大歓迎です!
E-QSLの確実な受信をご希望の方は、オンラインフォームからご報告ください。メール、郵送、ビューローによる報告の確認は保証いたしかねます。送信された2局分のQSLを1つのレポートとしてご提出ください。オンラインフォームは7月2日から7月27日までご利用いただけます。
●アマチュア無線局 SK6SAQ
アマチュア無線局「SK6SAQ」は以下の周波数で日中にQRVします。
3.517.2kHz/CW
7.017.2kHz/CW
14.017.2kHz/CW
3.755kHz/SSB
7.140kHz/SSB
●7月2日(水)1回目の100周年記念SAQメッセージ送信(電信)スケジュール(日本時間)
17時20分:YouTubeでのライブストリーム配信を開始
17時30分:SAQ機器類の起動とチューニング作業
18時00分:全世界に向けてメッセージ送信(電信)
●1回目のイベントの様子はYouTubeチャンネルでライブ中継される
(日本時間の2025年7月2日17時20分から)
●7月2日(水)2回目の100周年記念SAQメッセージ送信(電信)スケジュール(日本時間)
21時20分:YouTubeでのライブストリーム配信を開始
21時30分:SAQ機器類の起動とチューニング作業
22時00分:全世界に向けてメッセージ送信(電信)
●2回目のイベントの様子はYouTubeチャンネルでライブ中継される
(日本時間の2025年7月2日21時20分から)
↓ヨーロッパにあるSDRラジオ(Software Defined Radio=ソフトウェアラジオ)で「SAQ」を聞いてみよう!
●パソコン版
http://websdr.ewi.utwente.nl:8901/
●スマホ版
https://t.co/i6YLkY3QeK
※オランダの「Universiteit Twente(トゥウェンテ大学)」が開設しているSDRラジオで、日本からの遠隔操作受信が可能です。周波数を「17.2kHz」に入力して、モードは「CW」を選択。「ZOOM IN」とかある箇所を「MAX IN」に設定してください。「Audio recording start」で録音もできます。録音データのDownloadもOKです。なお、あらかじめインタネット閲覧ソフトにJAVAソフトウェアのインストール(プラグイン)が必要です。
●世界遺産に登録されている、通称「ヴァールベリの無線局」
↓この記事もチェック!
グリムトン長波海岸局(SAQ)の超長波17.2kHz記念運用、世界中から多くの受信報告が届く
●関連リンク:
・SAQ to air at 100th anniversary on July 2nd
2025/SAQは100周年記念送信を2025年7月2日に予定(The Alexander association/SAQ)
・Be part of the anniversary
year!/アニバーサリーイヤーに参加しよう!(Grimeton100周年記念通信)
・Anniversary Day at Grimeton Radio
Station/グリムトンラジオ局の記念日(The Alexander association/SAQ)
・100周年記念日のコンセプトプログラム(PDF形式/スウェーデン語)
・100 year Anniversary Transmission from SAQ Grimeton VLF transmitter – 08:20 UTC on July 2nd
2025(YouTube)
・100 year Anniversary Transmission from SAQ Grimeton VLF transmitter – 12:20 UTC on July 2nd
2025(YouTube)
・
ヴァールベリの無線局 (ウィキペディア)
・アーンスト・アレキサンダーソン(ウィキペディア)
The post <日本時間の7月2日(水)18時~と23時~の2回>ネット回線でも聞ける! 100周年を迎える世界遺産の「グリメトン無線局(SAQ)」が世界に向け超長波17.2kHzで記念送信 first appeared on hamlife.jp .