無線ブログ集
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Eスポのコンディションいいですね。10mFMでも多くの局の声が聞こえています。ハンディー機にロッドアンテナでも楽しめそうです。
手持ちのほとんどの10mFM機は、スーパーナローFMに改造、調整していますが、そう言えばハンディー機はオリジナルのままでした。これでは他の局に迷惑を掛ける可能性があります。

実はハンディー機は開けてみたことがありません。パーツ、配線ぎっしりっていうイメージ。できれば開けたくないんですよね。というものの、頑張ってみましょう。

背面の3本のネジをはずす


上部のダイヤル、パネルを取ればパカッと・・・まではいかないけど、開きます。

チップ部品が沢山使われていますね。これは壊したらなかなかヘビーです。慎重に、慎重に。
幸い、この
AZ-11は回路図がメーカーサイトにアップ されています。

VR104がMICデビエーションの調整ですね。他にトーンのデビエーション調整がVR105となっています。

デビエーション調整の半固定ボリュームに印を付けました。
実際に送信しながら調整します。IC-7300でスーパーナローのFIL3に設定し、スケルチを深くかけ、マイクに大きな声や口笛を吹いてもスケルチがはずれないレベルまで下げます。


チャプターしたタイミングがあまりくよなかったかもしれませんが、IC-7300のバンドスコープはご覧の通り。左が調整前、右が調整後。幅が狭くなっているのがわかります。
さて、次に受信のフィルター交換ですね。回路図によると、CFWM455Eが使われているようです。このウラあたりにあるのかなぁ?

この反対側に辿り着くには、ちょっとやっかいな気がします。送信は他の方に迷惑をかけるから調整が必要でしたが、受信はそのままでも迷惑を掛けるわけではありません。大事なAZ-11です。今回は弱腰となり、送信デビエーション調整のみで終わります。
以前、QRP優先周波数として、29.00MHzが使われていたことがありますが、本来は、29.00MHzではFM送信ができません。ハンディ+ロッドアンテナのスタイルでオンエアする若い方も出てきています。どこか優先周波数を設けられないものでしょうか。
以前は10mは出力50WがMAXでしたが、最近は200W以上平気で出している局もいて、しかもそういう局に限って受信が悪いものですから、呼んでも呼んでもダメ、何だ10mFMはと嫌になる方もいるようです。仕方ないといえば仕方ないのでしょうけど、たったひとつ設けることでファンが増えるような気がしてなりません。そう、合法CB無線の8chように。
個人的には、思い切って29.520MHzはどうかと思います。国際バンドで、レピーターの入力周波数ですが、QRP+ロッドアンテナであれば、しかもDXオフシーズンですから、迷惑を掛けることは無いと考えます。