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アマチュア無線家向けてユニークなオリジナルキット類を提供している「CRkits共同購入プロジェクト」は、手ごろな価格で愛用者も多い28MHz帯AM/FMトランシーバー「QYT28」を、この時期の“Eスポシーズンに合わせて”として特別価格19,800円(本体+リチウム電池版、PSEアダプター標準、徹底解説書)で提供すると発表した。そのほか、7MHz帯または10MHz帯のいずれかのバンド用クリスタルを選んで製作する小型CW送信機Mini-TXキットを1,800円(本体)で、ワイヤレス通信入門用キット「CR-123」をフルセット5,400円でそれぞれ有料頒布(別途送料が必要)する。なお、「QYT28」は一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)が実施している「基本保証」の対象機種となっている( 2024年6月13日記事 )。
「CRkits共同購入プロジェクト」は 中島潤一氏(JL1KRA)とその仲間がアマチュア無線の自作活性化を目指した非営利の頒布プロジェクトとして2011年スタートした。
これまでにワイヤーアンテナキット、ミニパドル、ストレート電鍵、トランシーバーキットなど、ユニークで手ごろな価格の製品をアマチュア無線家と自作ファンに提供。痒い所に手が届くキットや、入手の難しいアクセサリー類を積極的に開発・頒布してきた。
今回、同プロジェクトでは“Eスポシーズンに合わせて”として28MHz帯AM/FMトランシーバー「QYT28」を特別価格で提供するほか、小型CW送信機Mini-TXキットやワイヤレス通信入門キット「CR-123」を有料頒布を行う。
以下、CRkits共同購入プロジェクトの情報を紹介しよう。
●28MHz帯FM/AMハンディトランシーバー「QYT-28」トランシーバー
特別価格:19,800円(送料800円~1,200円)
「QYT28」は、同プロジェクトの横浜地区メンバーが福建省のQYT社(泉州電子機器)に働きかけて、日本仕様モデルとして実現した28MHz帯FM/AMハンディトランシーバーです。
この時期のEスポシーズン最盛期に合わせて「QYT28」の頒布を特別価格で行います。Eスポシーズンを利用すれば、このバンドで手軽に遠距離交信が楽しめるでしょう。
価格は1ドル120円当時には17,800円で頒布していたが、そのあと1ドル150円以上の高騰により20,800円に値上げしました。現在は1ドルが145円程度となったため、期間限定にて買いやすい19,800円に戻すものです。
また、今回の特別価格での頒布品には、遠距離交信の成功率を高めるためのグランドワイヤークリップもサービス品として添付します。
同モデルは、新スプリアス基準を満たしており、測定データなしでJARDが行っている保証認定が可能です。
●7MHz帯または10Mz帯の小型CW送信機Mini-TXキット
キット本体:1,800円(送料210円)
「Mini-TX」は2石500mWの送信機、7MHz帯または10Mz帯のいずれかのバンド用クリスタルを選んで製作する小型CW送信機キットです。
マイクロスイッチによる電鍵も基板上に設けられているため、簡単にオンエアーすることができ、スプリアスも50μW以下となっていて、このままで新スプリアス基準を満たします。
別途頒布している、ゆったりした基板サイズの3石送信機「QP-7C」を作った方が、2~3WクラスのQRPから、さらに低電力のQRPpの500mWに挑戦するのに最適なキットだと言えるでしょう。フルサイズのアンテナを使えば十分に国内QSO[が楽しめます。
送信機を製作したことがないアマチュア無線家も増える中、小さいな送信機でも、自分で作った送信機で電波を発射して交信できれば、感動はひとしおです。
なお、安価なキットでも、JARDの保証認定料は5,500円かかります。保証認定の流れなどは、CRkits共同購入プロジェクトのホームページで細かく解説しています。
●ワイヤレス通信入門キット「CR-123」
フルセットキット本体5,400円(レターパック送料430円)
本キットはRong氏(BD6CR/4)と、日本のアマチュア無線家が協力して、両国いずれでもワイヤレス教材として使えるようにして製品です。
「CR-123」は「CR-1(低周波モールス発振器))」「CR-2(FMトランスミッター)」「CR-3(FM放送バンド受信機)」の3種からなる送受信機キットをまとめたお得なセットです。「CR-1」と「CR-2」を組み合わせにより、電信送信機(F2モード)とし「CR-3」の受信機または手持ちのFMラジオで電波をキャッチしてワイヤレス通信を体験できます。
「CR-1」は金属スペーサーにより「CR-2」と基板間を連結。するとキーイングした波形がFMトランスミッタに接続されます。
「CR-123」は学校で体験実習に用い好評を得ているため、ぜひ夏休みなどに作って楽しんでみてはいかがでしょうか。アマチュア無線技士の資格を持つ方が「CR-1」をサイドトーン発振器として使ったり、「CR-2」をワイヤレスマイクにしたり、「CR-3」を使ってサイマルバンドのFM受信を楽しむこともできます。

免許不要で楽しめるワイヤレス通信入門キット「CR-123」。上から「CR-1(低周波モールス発振器))」「CR-2(FMトランスミッター)」「CR-3(FM放送バンド受信機)」の3種からなる送受信機キット(付属の電鍵やスピーカーは別売)
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●関連リンク:
・QYT-28トランシーバー(CRkits共同購入プロジェクト)
・7MHz帯または10Mz帯の小型CW送信機Mini-TXキット(CRkits共同購入プロジェクト)
・ワイヤレス通信入門キット「CR-123」(CRkits共同購入プロジェクト)
・CRkits共同購入プロジェクト
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