無線ブログ集
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今日は晴れちゃいますが、コンディションが上がってくれない日。
フィールド実験もしたいのですが、これじゃ熱中症になって終わりです。
発売当初からNTS-115は01よりもクセがある、なんて言われてました。個人的には「そんな事無いけど(まぁ、ちょっとはあるけど)いいリグだなぁ」と思ってます。
未だに「飛ば無くて、結局01なんだよなぁ」なんて言われると、私の天の邪鬼発動です。
■まずCBの規定と、その理由
日本におけるCBは
・アンテナは2m未満
→フルサイズ1/4λホイップの放射抵抗が約36Ω、それに対し2mにするとλ/5.55なので、放射抵抗は約15Ω。すると放射効率ηはフルサイズ約94%に対し損失にもよりますがηは50-80%まで低下します。実際には概ね50%低下します。
すると伝搬距離は、√ηに比例するので、√0.94=0.96が、√0.5=0.70まで低下します。
・アースは禁止
→これが強烈。理想的に接地されるアマチュア無線アンテナだと、放射効率ηは94%。これからアースを奪うと急激に放射抵抗が低下します。
放射抵抗が概ね3Ω、損失10%とすると放射効率は23%。実に-71.8%も低下してしまいます。
伝搬距離にすると約半分、Sメーターでは2-3つ低下します。
これが、多くの方が実感している「ルーフ上に置いたポータブル機とハンディー機が生み出す差分」です。
要は概ね理想状態に比べて伝搬距離が1/4となる様に、決められていると言うことです。
■ウンチク長過ぎたので、本題
さて、アースを取っちゃダメだけどアースが超大事と言うのは分かりました。
そこでアースを直接取っちゃダメなら、周りの環境で取ろう、と考えたのが今回の試作品。