無線ブログ集
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今年の春先から自室で聞くラジオが欲しくなって、断続的にポチっていた。
3月に最初にポチったのはTivoliの「Model One
BT」(右下)で、良い音のラジオを「ダイヤルでチューニング」したくて買った。
実際に使ってみるとチューニングの感覚が昔のラジオと違うのだ。ダイヤルを左に回していった時に同調点を過ぎてしまうことはよくあるのだが、その過ぎた分だけ右に回したら良く聞こえるかといったら違うのだ。もう一度右回しで同調点を見つけなくてはならない。これは昔のラジオではなかったことだ。
よくよく調べてみるとこのラジオはDSPで構成されているらしく、昔の「コイルとバリコンで構成された同調回路」はないのだ。
そして昔ながらのダイヤル式も、複数の放送局を切り替えて聞こうとするとこのチューニングのしづらさも相まって結構不便であることに気づいた。ついでに言うとAMもFMも感度が今一つである。外部アンテナがないと良い音質では聞けない。
それで次に購入したのは、その上に乗っているSANGEANの「WR-305」。最近評判の良い台湾メーカーのラジオである。これはラジオ部はFM専用で回路もDSPなのだが、周波数がデジタル表示されるのでつまみを回してしかるべき周波数に合わせてやれば確実に受信できる。調べてみると今時のラジオはほぼすべてDSPなので、この辺で妥協したというわけである。感度の方はModel
One
BTより良いのではないかと思う。音はスピーカーが小さいので低音が弱い気がするがこの大きさのラジオとしては十分満足できる。
ただ、である。
このラジオにはAMが付いていない。NHKの「ラジオ深夜便」のような厚みのあるAMの音を聞きたいとも思う。
そこでメルカリで中古品を購入したのがAIWAのAR-MD20(左)である。
AR-MD20はアイワと言いつつ、実は中国のTECSUNのOEM製品であるらしい。でも日本語マニュアルがPDFで入手可能だし、評判もそれほど悪くない。そして短波放送も受信可能である。こちらも回路はDSPらしいが周波数表示はデジタル直読なので使い勝手はWR-305と同じだ。
感度の方は全然問題なく、AMはもちろんFMも良く聞こえる。AMは夜間なら地元の放送局以外に在京のTBSやニッポン放送も聞こえるから期待通り。NHKは第一も第二も安心できる音質で聞ける。短波の方は最近は日本語放送も減ってしまったようで確かめるのが難しいが日中のラジオNIKKEI(6055KHz)はきれいに聞こえた。他の放送局は放送時間と周波数を良く調べてまた試してみたいと思う