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アルインコ株式会社電子事業部は2025年7月18日、400MHz帯の特定小電力トランシーバーの “基地/車載型” として「DR-PM300SEFL」を200台限定発売することを公式SNSアカウントで発表した。プロユースに特化した2022年発売の既存モデル「DR-PM300SE」を交互通話・中継通話のみのシンプルモデルとし “お求めやすい価格” を実現。「ホビーユーザーの方に喜んでいただけるよう多彩な機能を搭載しております!」と案内している。価格や発売時期は未発表。同機種は7月19日~20日に大阪府池田市で行われる「第29回 関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM2025)」の同社ブースで展示される。

アルインコ電子事業部公式SNSアカウントで告知されたDR-PM300SEFL。無線機本体はアンテナと一体型。普通のモービル機(車載機)のように見える部分は操作部で、両者は専用ケーブル(同軸ケーブルではない)で接続されている。マイクは同社の一般的なハンドマイクになった
アルインコは2022年3月に、車載・基地局用として使える421/422/440MHz帯(全47ch)の特定小電力トランシーバー「DR-PM300SE」を発売した。
この製品は屋外に設置可能な “アンテナ一体型の無線部” と “車載無線機型の操作部” で構成し、長さ5mの専用ケーブルで両者を接続。さらにPTTロックや7段階のマイクゲイン調整が付いたスタンドマイクロホンやアンテナ取り付け用マグネットブラケットも付属。オプションの利用で操作部のフロントパネルもセパレートできるというものだ。

2022年に発売された「DR-PM300SE」の車載無線機型の操作部

2022年に発売された「DR-PM300SE」のアンテナを含む無線部
しかし搭載されている機能はプロユース志向のものであることに加え、オープン価格ながら無線ショップでの実勢価格は10万円を大きく超えていたため、ホビー(趣味)として特定小電力無線を楽しんでいるライセンスフリー無線ファンにはなかなか手が出せない製品になっていた。

2022年に発売された「DR-PM300SE」はスタンドマイク付きのプロユース志向で無線ショップの実勢価格もかなり高額だった
今回発表された「DR-PM300SEFL」は、その「DR-PM300SEのシンプルモデル」という位置付け。交互通話・中継通話(全47ch)のみに特化し、マイクロホンはモービル機でお馴染みのダイナミックマイクに変更。さらに「ホビーユーザーの方に喜んでいただけるよう多彩な機能を搭載」したという。型番末尾に付加した “FL” の2文字からも分かるとおり、ライセンスフリー無線ファンを意識した製品となるようだ。
発売台数は限定200台。本格的なモービル運用や基地局運用を楽しみたいライセンスフリー無線ファンにとっては気になる1台になりそうだ。
同機種は7月19日~20日に大阪府池田市で行われる「第29回 関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM2025)」の同社ブースで展示される予定なので、近くの方は実機を確認に行ってはいかがだろうか。
2022年発売「DR-PM300SE」については下記記事を参照↓
<“アンテナ一体型の無線部”と“車載無線機型の操作部”で構成>アルインコ、車載・基地局用の特定小電力トランシーバー「DR-PM300SE」新発売
●関連リンク:
・アルインコ電子事業部 公式Xアカウント
・アルインコ電子事業部 公式Instagramアカウント
The post <ホビーユーザー向けの多彩な機能を搭載>アルインコ、基地/車載型の特定小電力トランシーバー「DR-PM300SEFL」を200台限定発売 first appeared on hamlife.jp .