無線ブログ集
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FTX-1ネタの連投で申し訳ないです。
バンドスタッキングレジスタとアンテナ選択が連動しているのに気づきました。
私、バンドスタッキングレジスタをよく使います。
7MHzでCWを聴き、すぐにSSBを聴きたい時など、モードを切り替えてダイヤル回して周波数を変えて、なんてやっていると大変ですよね。
CWでワッチしていた周波数やモード、SSBをワッチしていた周波数やモードを一旦記憶しておいてくれれば、すぐに戻れて便利なわけで、その機能がバンドスタッキングレジスタです。
過去A-VFOとB-VFOを使い分ける(スプリットでもやらなければそれでも十分ですが)方法でよくやっていたのですが、アイコムのリグはこれがかなり前から実装されていて、バンドのボタン、例えば7を押すたびに先程受信していた周波数とモードを呼び戻してくれます。これが2つ切り替えではなくて、3つある。
なので、50MHzだと、SSB、AM、FMとか、SSB、FT8、AMに使い分けたり出来るわけです。
7MHzも、CW、お稼ぎSSB、ゆったりSSBに割り当てたりして使います。
バンドボタンが常にパネルにある無線機はこれが便利。マイクにテンキーがついていればそれが使えるのでそれでも便利。
IC705もこの機能があるのですが、パネルにバンド切り替えスイッチが無いのとマイクにもテンキーが無いのでサッと使えないのが残念。周波数をタッチして、出た表示で再びタッチです。なので、2つ先のを呼ぶのに4回タッチが必要です。ちょっと残念でした。
で、このFTX-1。アイコムのお家芸だったので無いと思っていたのですがありました。
操作方法は、
・バンドボタン長押し
・今運用しているバンドのバンド選択ボタンを押す(画面上で)
で切り替わります。
サッとは出来ませんね。長押しが痛いです。
で、で、驚いたのがこの3つの記憶の中に、アンテナ1、2までがちゃんと記憶されているんです。
アンテナ切り替えってバンドに連動している場合が多いのですが、これ、バンドスタッキングレジスタに記憶されているんですね。
この無線機、パネルのみの時はHF~50MHzのアンテナは1本しか繋がりませんが、後ろにリニア本体を付けるとアンテナHF~50MHz用のアンテナは2本つながり、切り替えできる仕様になっています。
FT-817もアンテナ2本切り替えできて、なにげに便利(あれ聞こえない!の原因でもありましたが)でしたよね。
この無線機、総じてパネル操作の反応が遅いです。オンにしようと押してもしばらく画面はオフのまま、ちょっと待つとオンに変わる、このあたりはかなり出来が悪いと思いました。そのうち早くなるかも知れませんが。
CWのメッセージ送信時に止めようとしてもすぐ止まらないとか(アイコムならすぐ止まる)、なんか鈍いんです。
この無線機はメガヘルツの数字に触れるとメガヘルツがメインダイヤルで変えられるのですが、あまりこれを使うことは無いのでメガヘルツの数字に触れるとバンド選択になってくれると良いなぁ。変えられないかな。
SSBの受信音はいいですね。本体小さい割に聴きやすいです。八重洲の無線機って感じです。