無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |



米国のアマチュア無線連盟であるARRL(American Radio Relay League)は2025年8月、100以上のエンティティー(ARRLが定めた国や地域などの分類。現時点で全世界に340のエンティティーがある)からQSLをコンファームすることで申請ができるアワード「DXCC(DX Century Club)」で、新たに電話(Phone)/電信(CW)/デジタル(FTx、RTTY、PSK、他)の3モードで少なくともそれぞれ100エンティティーと交信すると得られる「DXCCトライデント(プレート)アワード」の発行を始めることを発表した。申請はLoTWのみで紙のQSLカードのままでは受け付けない。3モードすべてで100エンティティーを達成した局のために、さらに各200エンティティー、各300エンティティー、オナーロールで達成すると、それぞれエンドースメントプレートを追加することができる。
2025年8月8日付の「ARRL NEWS」から、抜粋して機械抄訳で紹介しよう。
ARRLは「DXCCトライデントプレート」を発表しました。これは、電話、電信、デジタルの3つのモードそれぞれで、少なくとも100のARRL DXCCアワード対象局との交信を確認したアマチュア無線家の功績を称える新たな賞です。このプレートは、申請時に3つのモードすべてで該当レベルを達成した場合、200、300、およびオナーロールのレベルでの認定も可能です。
DXCCトライデントアワードを満たすQSOの確認は、ARRL DXCCプログラム内のクレジットを通じて「Logbook of The World(LoTW)」による標準プロセスでのみ行います。
アワードプレートの申請はQSLカードでの受け付けは認められません。LoTWにDXCCクレジットが表示されていない場合は、ARRLアワードデスクにクレジット統合をリクエストして、DXCCとLoTWのプロファイルをリンクする必要があります。
「DXCCトライデントプレート」は1976年11月1日以降のQSO分から申請できます。この日、RTTY(現在はすべてのデジタルQSOに含まれる)でのDXCCが導入された日になります。
(ARRLニュース8月8日 ※許可を受けて抄訳/(C)ARRL)
なお、ARRLでは今回紹介したアワードとは別に、「10バンドDXCCアワード」という新しいアワードの発行を計画しているようだ。160mバンドから6mバンドまで(60mバンドを除く)の10バンドでDXCCを達成した局に贈られる。難易度が高いアワードの1つに数えられることになるだろう。
●関連リンク:
・New ARRL DXCC Trident Plaque Honors 100
Confirmed Entities on Three Modes(ARRL NEWS)
・DXCC Trident Award(ARRL)
・DXCC(ARRL Web)
・DX Century Club(ウイキペディア)
The post <電話/電信/デジタルの3モードで少なくとも各100エンティティーと交信>米国・ARRLが新たに「DXCCトライデントアワード」の発行をスタート first appeared on hamlife.jp .